2016年2月24日発売
記者たちの熱意、それだけに徹した三百六十七ページ。--宮部みゆき(読売新聞4/17刊)入魂の書である。--星野智幸(朝日新聞4/10刊)面白さも完成度も『クライマーズハイ』に匹敵する傑作。--北上次郎(「読楽」3月刊)誤報を打ち飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。さいたま支局の豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、独自に取材を開始する。 記者たちの熱意、それだけに徹した三百六十七ページ。--宮部みゆき(読売新聞4/17刊) 入魂の書である。--星野智幸(朝日新聞4/10刊) 面白さも完成度も『クライマーズハイ』に匹敵する傑作。--北上次郎(「読楽」3月刊) 熱気がある、ユーモアがある、独特の軽快さがある。今年の本命作登場だ。--温水ゆかり( 「GINGER」4月号) マスコミ不信、警察不信が声高に叫ばれる今こそ読まれるべき、正義と情熱の物語。本城雅人は、この一冊を書くために作家になった。--吉田大助 「被害者女児死亡」--世紀の大誤報を打ち、飛ばされた3人の記者。その七年後、児童連続誘拐事件が発生。さいたま支局の関口豪太郎はかつての事件との関連性を疑い、東京本社の藤瀬祐里は豪太郎の応援に合流し、整理部員となった松本博史は二人を静観する。間違っているのかもしれない。無意味なのかもしれない。しかし豪太郎は諦めない。タネを撒き、ネタに育て、真実を獲得するため、今日も真夜中に動き出す。 特別な結果を出すのは、いつだって、本気の人間だ。
2070年、かつて難民の少女として日本に逃れてきた〈厚安〉捜査官の真守滄は、〈帰望の会〉によるテロ事件の捜査にあたるがーー。
1820年代アメリカ。罠猟遠征隊に参加したヒュー・グラスは、森で熊に襲われ瀕死の重傷を負う。彼の世話をするために残ったはずの2人の仲間は、一切の持ち物を奪ったうえグラスを荒野に置き去りにする。何とか命を取り留めたグラスは復讐を誓い、怒りをエネルギーに変えて過酷な自然や先住民の襲撃と戦いながら裏切り者たちを追い始める…。実話を基にしたサバイバル・ドラマ。L・ディカプリオ主演の同名映画原案。
白の魔使いに追われるネイサンは、魔力を得たがそれを制御できないでいた。なんとか愛する少女を助け出したものの、黒と白の魔使いの危険な闘いに巻き込まれて……。究極のファンタジイ第二弾!
白の魔使いに追われるネイサンは、魔力を得たがそれを制御できないでいた。なんとか愛する少女を助け出したものの、黒と白の魔使いの危険な闘いに巻き込まれて……。究極のファンタジイ第二弾!
兄の死以来、人が死ぬ小説ばかりを読んで過ごす亮太。けれど高校最後の体育祭をきっかけに付き合い始めた天真爛漫な小春と過ごすうち、亮太の時間が動きはじめる。やがて家族となった二人。毎日一緒に美味しいごはんを食べ、幸せな未来を思い描いた矢先、小春の身に異変が。「神様は乗り越えられる試練しか与えない」亮太は小春を励ますが……。
「ボカロを探して2000年」女子高生ゆあの前に妙な男が机の引き出しから現れた!「底辺Pのぼくが文豪になるまで」ボカロPのはしくれの僕、突然ボカロ小説を出すことになりました。「ボカロは衰退しました。」場末のスナックに懐かしいあの娘がいましたー。「オワコン先輩」細くて狭い通りで偶然、先輩に会いましたが…。ボカロ愛に満ちあふれた作家・石沢克宜が紡ぐ渾身の4編!!
激動の20世紀を舞台としたシリーズの最終巻となる本作では、第二次大戦後、1961年のベルリンの壁、アメリカ公民権運動などを軸に物語が展開する。家族と別れ、壁の向こうの自由を求める姉弟、差別と闘い続ける黒人青年、モスクワで地下活動を行う美人ジャーナリスト、そしてその家族と友人たちの人間ドラマが、史実と密接に関わりながら濃密に紡がれていく極上のエンタテインメント小説。 アメリカでは公民権運動がかつてない高まりを見せ、黒人の自由と平等のために全身全霊を捧げてきたジョージの夢がかなう日が近づいていた。しかしそれを目前にケネディ大統領が凶弾に倒れ、アメリカはふたたび混沌の渦中へ! 一方、モスクワでクーデターが勃発、ディムカが側近を務める第一書記が失脚し、体制が一転する。より良い社会を築くために苦闘してきたディムカは失意の日々に。そしてターニャは、友人で政治犯の囚人の手記を西側諸国で出版しようと密かに計略をめぐらせていた……。
職を失ったディムカに、彼の手腕を見込んだ改革派の議長から声がかかる。新たな社会実現に向けてディムカはふたたび政治の道を歩みはじめた。一方、ターニャが出版に暗躍した囚人の手記は西欧でベストセラーとなり、ソヴィエトの現実が世界に明かされようとしていた。そしてアメリカでは、ジョージが政治の中枢に躍進、真の改革が始まろうとしていた…!東西対立からベルリンの壁崩壊まで、各国で怒濤の時代を生き抜く人々の運命が絡み合う。『巨人たちの落日』『凍てつく世界』に続く畢生の大作“百年三部作”ついに完結。