2016年3月16日発売
現代中国を代表する作家・巴金(1904-2005)。その到達点を示す長編小説。病に冒され、ゆきづまった生活を送る無力なインテリ。その妻と母親の間には嫁姑の対立がある。誰が悪いわけでもない。だが各人にはどうすることもできない自我とこだわりがある。そこから生まれてしまう感情のせめぎ合い。苛烈な人生のドラマが胸を打つ。
凡 例 主な登場人物 地 図 アメリカ合衆国 南部連合の一一州 ジョージア州 南北戦争主要戦闘地 アトランタ周辺図 第五巻のあらすじ 第五〇章 第五一章 第五二章 第五三章 第五四章 第五五章 第五六章 第五七章 第五八章 第五九章 第六〇章 第六一章 第六二章 第六三章 訳者解説㈥ アメリカン・サーガ──永遠の歴史ロマン『風と共に去りぬ』 『風と共に去りぬ』関連略年表(ジョージア州と南北戦争) 注
韓国船が沈没し、251名が亡くなった。その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、御子柴は弁護人に名乗り出る。稲見は本当に殺人を犯したのか? 改めて問われる「贖罪」の意味とはーー。圧倒的迫力のリーガルサスペンス! またしても止まらない「どんでん返し」!! 悪辣弁護士・御子柴礼司、医療少年院の恩師・稲見が殺人で逮捕されたーー 圧倒的迫力のリーガル・サスペンス! またしても止まらない「どんでん返し」!! 「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチ」などで話題沸騰! 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』シリーズ最新作!! 改めて問われる「贖罪」の意味とはーー 韓国船が沈没し、251名が亡くなった。 その事故で、女性から救命胴衣を奪った日本人男性が暴行罪で裁判となったが、 刑法の「緊急避難」が適用され無罪となった。 一方、医療少年院時代の恩師・稲見が殺人容疑で逮捕されたため、 御子柴は弁護人に名乗り出る。 稲見は本当に殺人を犯したのか? 書店員さんコメント 人間を突き動かす想いの強さと法の力の限界を 痛感させられる第一級のエンタメ作品だ! 三省堂書店営業企画室 内田 剛さん この裁判員のひとりだったら苦悩するだろう。 人が人を裁く難しさを思い知った。 文教堂書店西葛西店 水野知博さん かつての恩師を助けるため、心が揺れる御子柴がとても人間くさく魅力的でした。 MARUZEN 名古屋本店 竹腰香里様さん 一気読み間違いなし。どんでん返しの連続です! 書泉グランデ 近藤茂樹さん 第一章 被告人の従順 第二章 被害者の悪徳 第三章 証人の怯懦 第四章 弁護人の悩乱
大学2年生の新城は、親友に誘われて見た「南部芸能事務所」のお笑いライブに魅了され、その日のうちに芸人を志す。漫才の相方探しをするうちに、女芸人の津田ちゃんから、同じ大学に通う溝口を推薦されるが……。弱小お笑いプロダクションを巡る愛すべき人々を、誰にも書けない筆致で紡ぐシリーズ第1弾! コンビ ラブドール 中間地点 グレープフルーツジュース 歯車 クリスマスツリー サンパチ
かつて、世界の秘境を旅するテレビ番組で一躍脚光を浴びた、「ネイチャリング・フォトグラファー」の立花浩樹。バブル崩壊で全てを失ってから15年、事務所の社長に負わされた借金を返すためだけに生きてきた。必死に完済し、気付けば四十代。夢も恋人もなく、母親の家からパチンコに通う日々。ある日、母親の友人・静枝に写真を撮ってほしいと頼まれた立花は、ずっと忘れていたカメラを構える喜びを思い出す。もう一度やり直そうと上京して住み始めたシェアハウスには、同じように人生に敗れた者たちが集まり…。一度は人生に敗れた男女の再び歩み出す姿が胸を打つ、感動の物語。
美人で頼りがいのある椿店長。「乙女」なイケメン立花さん。元ヤン人妻大学生の桜井さん。そして、食べるの大好きアンちゃん。『みつ屋』のみんなに、また会えます。 未来に迷う女子にも、夢に押し潰されそうな男子にも、和菓子はそっと寄りそいます。 ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう──
大学四年生の武島遼平は、卒業旅行として、ニュージーランド南島を訪れた。現地でトレッキング中に道に迷った遼平は、銃を抱えた中学生ぐらいの少女と、その父親に出会う。農場の飼料畑を食い荒らす野生化したウサギや山羊、ポッサムを狩りながら暮らしている彼らの生活は、遼平にとって、想像もつかないほど自由で、過酷で、逞しいものだったー高峰に抱かれ、荒々しくも美しい自然のなか、生き物の命が身近に感じられた。爽やかな読後感が胸に迫る傑作。
反省しない殺人者には、死ぬより辛い苦痛が。虐待を受けた者には、復讐のチャンスが。そして、愛する者を失った人のもとには、幸せな奇跡がー。天上界から“神様の子”が見た、1話3分で読める42の物語。
1923年、キリスト教伝道師として妹らと女性3人でロンドンからトルキスタン・カシュガルへと赴いたエヴァンジェリン・イングリシュは、到着早々に行きあわせたショッキングな事件のために漢人の提督によって軟禁下におかれてしまう。異教徒との対立や仲間との溝、妹の秘密ーーいろいろなことが明るみに出るにしたがって、薄紅の砂に覆われた酷暑の地は徐々に緊張を高めていく。次第に孤立していくエヴァを支えたのは、現地の若い娘が遺した幼子アイリェンを守らねばという思いと、帰国後に出版予定で構想を練っている「女性のためのカシュガル案内」の草稿だった。 一方、時は現代ロンドンーー。中東研究のシンクタンクに勤めるフリーダは、ある雨の夜、アパートの廊下で眠るイエメン人タイーブと出会う。同じころ、聞き覚えのない人物の最近親者として死亡通知を受け取ったフリーダは、タイーブの力を借りて謎の人物と自分との関係を探るうち、自分を捨てて出て行った母親と再会することに…。 ままならぬ現実にもがき悩みながらも自らの人生を追い求め、愛の意味を探りながら生きた女たち。舞台も時も越えさまざまな愛の連鎖がつながるとき、壮大な物語が広がってゆくーー。