2017年12月6日発売
大人気コミック「みせコド」映画ノベライズ 累計1000万部突破の「今日、恋をはじめます」など大人気少女漫画を世に送り出してきた水波風南が次に生み出した物語は高校生秘密の新婚ラブストーリー。ラブラブ甘々な物語と思いきや、新婚だというのにヒロイン香琳は、夫の尚に片思い。結婚式を終えて一緒に暮らし始めたとたん、尚に「おまえのことは大嫌い」と言われ、いきなり家庭内別居を余儀なくされたのだ。ただただ親元から離れて暮らしたかった尚と、本当に尚のことが好きな香琳。そんな二人の同居生活、香琳の思いは尚に届いてラブラブになれる日は訪れるのか? 出演・中島健人、平祐奈、知念侑李による、この冬一番のラブストーリーが東宝系で全国ロードショー。映画脚本をもとにしたノベライズ。
青春小説の旗手デビュー作、待望の文庫化! 深作日都子は小学5年生の時、教師から金魚を殺した濡れ衣を着せられ、熾烈ないじめの対象となった。そのときから日都子は、誰にも心を閉ざし、「みんな」には加わらない「ヒトリコ」として生きていく決心をする。 田舎の小学校の生徒達はそのまま中学校へ持ち上がる。ヒトリコの心の支えは、ピアノとピアノを教えてくれる偏屈なキューばあちゃんだけ。合唱の盛んな中学では生徒の間にカースト制度が生まれ、激しいいじめや陰口が横行する。「みんな」に属している限り生徒間の闘いは続く・・・。 地元の高校の入学式。小5で転校した冬希の姿がそこにあった。モンスターペアレントの母親との暮らしに疲れ切った冬希は、母親を棄て、父親の地元に戻ってきたのだった。何も変わらぬ故郷、仲間。ただ、一人だけ全く変わってしまった日都子の姿に冬希は驚く。そしてその原因が自分が飼い、置いてきた金魚と知り・・・。 誰もの心に突き刺さる、青春の残酷さ、閉塞感・・・・・・。絶望的な孤独の末に見えてくるうっすらとした光。必ず誰もの心の奥の奥に入り込み、内側からあなたの心を揺さぶる、苦くて新しい青春小説です。 【編集担当からのおすすめ情報】 額賀澪さんの鮮烈なデビュー作が待望の文庫化。今回、この文庫化のために巻末には<文庫特別番外編>として、本編エンディングから約10ヶ月後の日都子と冬希の特別エピソードを書き下ろしていただきました。 高校一年生の最後、3月の修学旅行。そこでの、心がほっこりする珠玉の短編です。その後の日都子がどんな高校生活を送っているのか、冬希はどうなったのか。どうぞ、お楽しみください。 目次 1 ヒトリコと『アメイジング・グレイス』 2 ヒトリコと『心の瞳』 3 ヒトリコと『遺作』 4 ヒトリコと『怪獣のバラード』 <文庫特別番外編>ヒトリコと『想い出がいっぱい』
パンデミックの恐怖を描く傑作長編スリラー テロにより妻子を奪われた天才技師が、復讐のため開発したコンピュータ・ウィルス「モナ」。ストックホルムの科学者エリックが善意で作った、脳波によってコンピュータを操作するシステム「マインドサーフ」を通し、実験台となった妻のハンナは未知のウィルス「モナ」に感染し死の淵をさまよった。 北欧ミステリ界の新星によるSFスリラーの傑作『モナ 聖なる感染』。その後編である本作は、いよいよ「モナ」が世界各地で暴れ出すところから幕を開ける。「唯一の生還者」であるハンナの血液からワクチンを製造しパンデミックを阻止しようとする者たちと、それを使って世界征服を企む者たち。さらに愛する妹をさらわれ奪還に命をかけるモサドの女諜報員、収監され厳しい尋問を受けながらも口を割らないスパイ「シノン」……。様々な思惑を巻き込み、物語は驚愕のラストへ。 アメリカ版『ゴジラ』脚本家による映画化が進む、スウェーデン発ノンストップSFスリラー、堂々の完結!
シリーズ50万部!警察学校小説、最新作! ●第一話 創傷(そうしょう) 初任科第百期短期課程の桐沢篤は、風間教場に編入された不運を呪っていた。医師から警察官に転職した桐沢は、ゴールデンウイーク明けに最初の洗礼を受ける。 ●第二話 心眼 風間教場では、備品の盗難が相次いでいた。盗まれたのは、PCのマウス、ファーストミット、マレット(木琴を叩く枹)。単独では使い道のないものばかりだ。 ●第三話 罰則 津木田卓は、プールでの救助訓練が嫌でたまらなかった。教官の貞方は屈強な体格のスパルタ教師で、特に潜水の練習はきつい。本気で殺されると思ってしまうほどだ。 ●第四話 敬慕 菱沼羽津希は、自分のことを初任科第百期短期課程のなかでも特別な存在だと思っている。広告塔として白羽の矢が立つのは、容姿に秀でている自分なのだ。 ●第五話 机上 仁志川鴻は、将来の配属先として刑事課強行犯係を強く希望している。元刑事だという教官の風間には、殺人捜査の模擬実習を提案しているところだ。 ●第六話 奉職 警察学校時代の成績は、昇進や昇級、人事異動等ことあるごとに参照される。美浦亮真は、同期で親友の桐沢篤が総代候補と目されるなか、大きな試練に直面していた。 【編集担当からのおすすめ情報】 シリーズ50万部突破! 週刊文春「2013年ミステリーベスト10」国内部門 第1位『教場』続編! 警察小説に新機軸を打ち出したベストセラー! 白髪隻眼の鬼教官・風間公親は、今作でも健在!
女衒に手込めにされ逃げ出した志乃は、江戸に出て松助と名乗り、首斬り役人として名高い山田浅右衛門の下で男として中間奉公をしていた。ある日、山田家にとって大切な罪人の胆を夜盗に奪われてしまい、家に迷惑をかけるのを恐れて中間奉公を辞した。針売りになった志乃だったが、憧れていた壮太が同じ長屋に越してくる。普通の幸せを諦めかけていた志乃も、壮太と気持ちを確かめ合い夫婦になる。しかし、壮太にも隠された過去があった!人に言えない秘密を持つ者同士が、互いを支えて懸命に生きる姿を描いた、感動の人情時代小説!
大阪の日売TVで百人一首の第一人者と対談予定だった毛利小五郎。収録直前、局の爆破予告があったと警察から避難指示が出る。犯人がTV局を狙った動機がわからない中、江戸川コナンと服部平次は平次の婚約者と名乗る女の子と出会う。彼女の名は大岡紅葉、百人一首高校生チャンピオンだった。そんな折、収録に来る筈だった男性が死体で発見される。彼も紅葉と同じ会所属の百人一首チャンピオンで…。興行収入六八・八億円を記録した『名探偵コナン から紅の恋歌』の脚本最終稿をノーカットでオリジナル小説化!
元シークレット・サーヴィスの捜査官で今は写真家のジョー・ラブラバは、かつての銀幕のスター、ジーン・ショーと知り合った。少年の頃の彼が夢中になった女優だ。だが、ジーンの周囲にはたちの悪い男たちが……。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作
恵一たち長距離偵察戦闘艦隊は、第一段階として、銀河系とアンドロメダ銀河の中間地点である矮小不規則銀河へと転移するが……!? 設定協力◎銅大
現代日本SF誕生から60周年を記念して、第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第3弾は眉村卓。収録作は「下級アイデアマン」「悪夢と移民」「正接曲線」「使節」ほか。
私立探偵フィリップ・マーロウは、香水会社の社長から行方知れずの妻の安否を確認してほしいと頼まれる。妻が最後に滞在していた湖畔の町を訪れるが、そこでは別の女の死体が見つかるのだった。マーロウが探している女と何か関係が? 旧題『湖中の女』新訳版
アメリカ南部の農園で、苦しい生活を送る奴隷の少女コーラ。あるとき、仲間の少年に誘われて、意を決して逃亡を試みる。地下をひそかに走る鉄道に乗り、ひとに助けられ、また裏切られながら、自由が待つという北をめざすーー。世界的ベストセラーついに刊行!
小山ハルはどこにでもいる普通の女子高生。ある日、同級生の冴えない男子・千葉とともに交通事故に巻き込まれーー気づいたときには異世界に転生していた。生活のために娼館で働くことになったハルは持ち前の前向きな性格を武器に、夜の異世界を生き抜いていく
月の地下交通トンネル、火星の与圧ドーム、水星の射出軌条、木星の浮遊工場…太陽系の開発現場で前例のない事故が起こるとき、最悪の危機を回避するために知恵と勇気で立ち向かう現場の技術者たち。驚愕のラストが待つ、宇宙土木シリーズ全七編。表題作で第45回星雲賞日本短編部門を受賞。
「英語ができると後でいいことがある」幼い頃から繰り返し母親に、テレビに、先生に、広告によって刷り込まれた言葉。そう、英語は彼女を違う世界に連れて行ってくれる「魔法」のはずだった…わたしたちはこんなにも奇妙な世界に住んでいる!社会に溢れた「幻想」に溺れる私たちに一縷の希望を照らす話題作、待望の文庫化!
作家の津野田が入院した病室に幽霊が出るという。役人の横領・心中事件でかつぎ込まれた女性のそれだという。そこから汚職事件の謎が浮かび上がり、石毛警部は捜査の足を東北・北海道にまで伸ばす。地道な捜査、豊富なトリック。事件の背後の“闇”に田名網警部らは辿り着けるのか。楠田匡介の本格ミステリの最高傑作、初の文庫化!