小説むすび | 2017年発売

2017年発売

小さなエンジェル小さなエンジェル

愛は人の心を壊すと彼が言うなら、 壊れた心を癒すのが愛だと伝えたい。 病院で働くティナは、姉とその3人の幼子と暮らしている。 姉は浮気性の夫に金品を持ち出されたうえに借金まで背負わされ、 産後鬱を患っているので、ティナが支えなければならなかった。 とはいえ、彼女自身も学費を返済中で生活に困窮しているため、 子守りも雇えずやむなく生後5週間の姪を職場へ連れていった。 すると、ハンサムで優秀と評判の産科医ジョックに見咎められ、 未婚の母であることを隠して不正に職を得たといわれなき非難を浴びる。 あまりに一方的な言葉に、怒りと悲しみに打ち震えたティナは、 彼の頬に平手打ちをくらわせ、その場で仕事を辞めてしまうが……。 苦労人と呼ぶにふさわしいヒロインと、不幸な生い立ちがもとで愛を信じないヒーローの切ない物語をお贈りします。悲喜こもごものエピソードのあとには、じんわりと心に染み入る感涙の結末が待ち受けていて……。かわいらしい子供たちにもぜひご注目ください!

秘密を宿したダイヤモンド秘密を宿したダイヤモンド

今夜だけ、彼は私のもの。 明日からは、思い出を胸に生きていく。 パーティ会場で、シャンパンのグラスを手に近づいてくる長身の男性から デジは目が離せなかった。なんてゴージャスな人なのかしら。 たくましく広い肩、魅力的な笑みをたたえたセクシーな口もと。 危険な光を放つエメラルド色の瞳に見つめられ、心臓が激しく打ちだす。 ニックと名乗った彼にダンスに誘われ、気づくとデジは唇を奪われていた。 そして抗い難い衝動に突き動かされるまま、ニックと一夜を共にするが、 情熱のあまりの激しさに怖くなり、翌朝早く彼の屋敷を逃げ出した。 もう二度とニックとは会わず、思い出だけを胸に生きていくつもりで。 やがて妊娠に気づいたデジは彼が億万長者のニック・デュランドだと知る。 彼に知られてはならない。あの夜、赤ちゃんを授かったことは……。 D-1708『億万長者の非情な提案』の関連作をお楽しみください。MIRA文庫『5つの恋と夢の時間』収録の刺激的な官能ロマンス「深紅のドレスと真珠のプレイ」で注目を集めたトレイシー・ウルフ。今作も、冒頭から引きこまれるセクシーな作品です

もてあそばれた純情もてあそばれた純情

もてあそばれた心はまだ痛むのに、 思わぬ再会に胸が震える……。 母亡きあと、サリーは横暴な父との暮らしに耐えてきた。 異様に厳重な警備に囲まれた黄金の鳥籠のような生活の中で、 唯一の心の支えは、彼女の身辺を守る元FBIのポールだった。 いつしかサリーはたくましい年上の彼に惹かれ、熱い想いをぶつけた。 だが、ポールは彼女に甘いキスを浴びせておきながら、 さよならも告げずに、ある日忽然と姿を消してしまった。 ショックと悲しみに沈むサリーに追いうちをかけるように、 彼には妻子がいると父から聞かされ、彼女は打ちのめされた。 それからずっと、サリーの心は死んだままだったーー 3年後、あの日と変わらぬ魅力的な彼の姿をふたたび目にするまで。 北米ロマンス界の最重鎮ダイアナ・パーマーの長編をお届けします。超人気シリーズ〈テキサスの恋〉の舞台をメインに展開する本作は、まさに“ダイアナワールド全開”のロマンス。年上ヒーローとうぶなヒロインのもどかしくて切ない恋の行方にご注目ください!

黄泉坂案内人 少女たちの選挙戦黄泉坂案内人 少女たちの選挙戦

出版社

KADOKAWA

発売日

2017年6月17日 発売

この世とあの世の狭間の入日村で、迷える魂を救う仕事をしている、元タクシー運転手の速人と少女・彩葉。 「マヨイダマ」となった死者の心残りを彼らなりに解決していく日々のなか、「新しい村長」候補として、やよいという少女が現れる。 やよいは、今までとは異なる効率的なやり方で「マヨイダマ」に対応していくと主張し、彩葉とどちらが村長としてふさわしいか、選挙を行うと言い出した。 これまでにない新たな環境に変わっていく入日村だが、それでも日々、迷える魂は助けを求めている。 無念を抱えた武将とサッカー少年、 夫の介護の末「心中」した夫婦が本当に思っていたこと、 お互いを思う心が妖を生んでいた母子、 入日村と速人になくてはならないクラシックカー・デューセンバーグに隠された歴史……。 死者の魂を送る「黄泉坂」に向き合う二人の少女がたどりついた結論とは? やよいは何故この村に現れたのか? そして、東北の地で起きた大災害により多くの魂が村を訪れて……。 ※本書は、「黄泉坂案内人」シリーズ第2弾『黄泉坂の娘たち』を、文庫化にあたり改題し、大幅に改稿したものです。 解説漫画=とよ田みのる(「最近の赤さん」) 装画=トミイマサコ  序  彼岸からの来訪者 第一話 残念さん 第二話 妻恋 第三話 べとべとさん 第四話 植える人 最終話 川の向こう

クマのプー(1)クマのプー(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2017年6月17日 発売

ジャンル

百エーカーの森で暮らすプーは、ハチミツが大好物。風船でうかんで、雨雲に扮してハチミツをとろうとしたり、仲良しのコブタと謎の動物を追跡したり、仕切り屋のラビットたと、カンガとルー親子をだまそうとしたり……。ヒースの原っぱやハリエニシダの茂み、小川など、イギリスの古き良き美しい田園風景を舞台に、大好きなクリストファー・ロビンや森の楽しい仲間たちと繰り広げる冒険の数々に、心が温かくなる世界的名作。 【もくじ】  まえがき  1章 ウィニー・ザ・プーと、ミツバチたちが登場して、物語がはじまります  2章 プーが、ラビットの家をたずねて、はまってしまいます  3章 プーとコブタが狩りをして、グッチャーリーを追いつめます  4章 イーヨーがしっぽをなくして、プーが見つけだします  5章 コブタが、アブリガドーに遭遇します  6章 イーヨーが、お誕生日に、ふたつのプレゼントをもらいます  7章 カンガとベイビー・ルーが、森にあらわれて、コブタがおふろに入ります  8章 クリストファー・ロビンが、北極(ノース・ポール)のたんてんに、乗りだします  9章 コブタが、すっかり、水にかこまれてしまいます  10章 クリストファー・ロビンが、プーのためにパーティーを開いて、みんなでお別れをします  訳者あとがき  解 説  安達まみ

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