2018年3月30日発売
忍者と芭蕉の故郷、三重県伊賀市の高校に通う伊賀ももと上野あおは、地元の謎解きイベントで殺人事件に巻き込まれる。 探偵好きの二人はこれ幸いと、ももの直観力とあおの論理力を生かし事件を推理していくが!?
捜査のためなら、俺は外道にでもなる。 所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。 警察vsヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。
効率的かつ公平な取り調べを目的とする“特殊取調対策班”。この部署に所属する新米刑事・新妻友紀と天才数学者・御子柴岳人は、連続放火事件への捜査協力を依頼される。これまでに7件の放火事件が発生し、最初の火災で住民が焼死、3件目では消防士が殉職していた。御子柴は7つの事件現場の情報を解析し、容疑者の特定を目指すがー。「サークル仮説ですぐ解ける!さっさと資料を寄越せ!」毒舌なイケメン天才数学者が連続放火事件の真相に迫る!取り調べエンタテインメント最新作!
およそ十年に一度、遙か彼方の新大陸を目指し、海を渡る古龍達。「古龍渡り」と呼ばれる、この奇妙な現象を解明するため、ギルドは「新大陸古龍調査団」を結成し、数度に渡り新大陸へと調査団を派遣した。そして五回目の派遣である今回。第五期調査団は過去最大の規模を誇ると言われていた。そんな第五期調査団に一般採用枠の、それも補欠として参加することになった若きハンター、セアック。やる気だけはどのハンターにも劣らない彼が、未知なる新大陸で繰り広げる狩猟と冒険の日々を描く『モンスターハンター:ワールド』公式小説、ついに登場!
あらゆるものがダンジョンモンスターからドロップされる世界に転移した佐藤亮太。レベルは1だが全てのドロップステータスがSというユニークスキルを使い、魔法使い・セレストや謎のバニー・イヴ、モンスター遣い・アリスらの仲間とともにダンジョンモンスターを倒し稼ぐ日々を送っていた。しかし、シクロにあるダンジョンからドロップアイテムが消えてしまう。理由を探してほしいという頼みで調べた亮太が発見したのはーー!? あらゆるものがダンジョンモンスターからドロップされる世界に転移した佐藤亮太。 レベルは1だが全てのドロップステータスがSというユニークスキルを使い、 魔法使い・セレストや謎のバニー・イヴ、モンスター遣い・アリスらの 仲間とともにダンジョンモンスターを倒し稼ぐ日々を送っていた。 しかし、住んでいる街・シクロにあるダンジョンからドロップアイテムが消えてしまう。 理由を探してほしいという頼みで調べた亮太が発見したのはーー!? 小説家になろう 日間・週間・月間・四半期1位獲得、 コミカライズも決定のシリーズ第3巻!
どんな夜にも光はあるし、どんな小さな窓からでも、その光は入ってくるのだからーー。真夜中、解体されゆく家に入りこんだわたしに、女たちの失われた時がやってくる。三月の死、愛おしい生のきらめき、ほんとうの名前、めぐりあう記憶……。人生のエピファニーを鮮やかに掬いあげた著者の最高傑作。
それぞれに無限の輝きを放つ、15の小さな場所。待望の短篇集。ふきのとう。ヒヒ。彼岸花。どじょう。葦。鶴。おたまじゃくし。ままならない日々を生きる人間のすぐそばで、虫や草花や動物たちが織り成す、息をのむような不可思議な世界。暮らしの中にある不条理と喜びを鮮やかに捉え、風景が静かに決定的に姿を変える瞬間を克明に描き出す、15篇の物語。芥川賞受賞後初著書となる作品集。
ねえ、いつまで残業するつもり? 新時代を告げるお仕事小説、ここに誕生! 絶対に残業しないと心に決めている会社員の結衣。時には批判されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事が最優先の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人。様々な社員に囲まれて働く結衣の前に、無茶な仕事を振って部下を潰すという噂のブラックな上司が現れてーー 。
10代から60代まで、10歳ずつ年の違う男たちを主人公に、彼らの父母、祖父母までさかのぼるそれぞれの人生を、戦前から平成の終わりへと向かう日本の軌跡のなかに描きだす。敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災。みな懸命に生きながらも親と子はつねに断絶を抱え、夫婦はしばしば離婚する。人生はつねに、思い描いたことの外にあるーごくふつうのリアルな日本人の心の100年を描いて、読者をさまざまな記憶でつよく揺さぶりながら、戦後日本の行き着いた先としての現代のありようを根底から問い返す、橋本治、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。
あの秘密の裏道を通って、わたしは本当の人生を漕ぎはじめる。一九二四年春、メイドに許された年に一度の里帰りの日曜日(マザリング・サンデー)に、ジェーンは生涯忘れられない悦びと喪失を味わう。孤児院で育ち、帰る家のない彼女は、自転車を漕いで屋敷を離れ、人目を憚らず恋人に逢い、書斎で好きなだけ本を読む。そこに悲報がーー。のちに著名な小説家となった彼女の、人生を一変させた美しき日をブッカー賞作家が熟練の筆で描く。
ボクことセリーヌ王国第二王子ジルクス。 ある日、突然前世の記憶(なんとアラサー女子!)が蘇ってからは、チートなスキル&魔力で、自由気ままに生きてくことに決めました! そんなボクも気づけば成人の歳に。愛しのミアとの婚約も決まり、まさに順風満帆と言ってもいいよねぇ。 でも、それだけじゃダメだ。もっと、この国のことを知りたい。 だから……お忍びで領地の視察旅行に行ってきま〜す! もちろんミアと一緒にね♪ てなワケで、護衛の召喚天使(!?)も引き連れて、未知の世界へいざ出発! 転生王子×侯爵令嬢の異世界フリーダムライフ新展開!
ある女性を観察してほしいのですー無職の中年男、新屋敷第六の元に舞い込んだアルバイトの依頼。しかし、真の狙いは第六のサイコ・パワーだった。どうする、第六!?十五歳の夏の夜、ある出来事をさかいに、頭に霧がかかったようになってしまった。インスタント・コーヒーに大量の砂糖をぶち込み、今日も市中徘徊と読書に精を出す。第六の魂はいつ漂流を終えるのか。