2018年4月発売
田舎町のお屋敷付き運転手、P・モーランは通信教育の探偵講座を受講中。気分はすっかり名探偵で、学習した探偵術を試してみたくてたまらない。ところが尾行術の練習相手がたまたま本物の犯罪者だったり、強盗事件に巻き込まれたりと、毎回なぜか大騒ぎに。シロウト迷探偵の活躍を描くユーモアミステリ連作集。新訳「P・モーランの観察術」を追加収録した完全版。
実直な刑事の徳持が捜査に出たきり行方不明になった。捜査係は総力をあげて事件の解決に乗りだすが、彼とやくざについての噂が同僚のあいだに疑念を呼び起こす。そんな中、徳持はホテルで扼殺死体となって見つかる(『夜の終る時』)。二部構成の鮮やかさと乾いた筆致で描かれる警察組織の歪みのリアルさは今なお色あせない。日本推理作家協会賞を受賞した警察小説の金字塔に4作の傑作短篇を増補。
異世界の弱小貴族の三男に転生したクリス。辺境の地でのんびりスローライフを送るはずが、兄の家督放棄により突如、領主となってしまう。周囲を見渡せば、強力な大貴族ばかり。襲いかかるさまざまなトラブルを、どSのメイド長ユリスと共に無事乗り越えられるのか!?異世界に転生した弱小貴族の奮闘記が、いま始まる!
帝国でのAクラス試験も終わり、平穏な日々がやってくるかと思いきや、帝国内ではアルフォンスを潰すための作戦が練られていた。それを知ったアルフォンスは、大切なものを守るために、帝国との全面戦争を決意する。いっぽう、ケモミミ幼稚園には新たなトラブルメーカーがやってきてー。新兵器を手に入れた昭和のおっさん、帝国と全面戦争!
迷宮国の謎の鍵である秘神アリアドネとの邂逅を果たし、八番区の序列一位となった元社畜のアリヒト。謎の万能後衛職『後衛』の力を活用し、上がりすぎる仲間たちの好感度に戸惑いながらも、仲間たちに一人の犠牲者も出すことなく七番区への挑戦権を得た彼の前に、ギルドから緊急の依頼が舞い込む。スタンピードー増えすぎた魔物による襲撃から、アリヒトたちは街を守れるのか!?最強の見守り系支援職の冒険譚、待望の第二巻!
皆の協力で作物の栽培が軌道にのり、なんとかマズメシ生活を脱した主人公。もっと色々な食材があればさらにおいしいごはんを食べられるはず!そのためにまずは人の行き来を増やすべく、召喚した人外娘達と協力して交易路の確保、スケートリンクの運営やフリマ開催などで村おこしを始める。その評判は広がり、なんとお姫様がお忍びでやってくることに。粗相がないよう、村の特産物や体験型アトラクションー人外娘達との絆の集大成でおもてなしをするが!?
チート能力が戻り、無事に嫁達の元へ帰れたタイシ。再会を喜ぶも、侵攻された勇魔連邦は問題が山積みで!?ひとまず敵を撃退したタイシは、捕虜達の宿舎を作ったり、周辺国へ食料支援を要請したりして、嫁達とともに自国の立て直しを進める。そして、この騒動の締めに、元凶・ゲッペルス王国を粛清すべく、どんなに斬りつけても痛いだけで死なない魔剣を振り回し、城も破壊したりしつつカチコミをかけに行き…!?
領地を救い、エリザとともに行方不明になったクルリ。しかし、とある街で二人は目を覚ます。が、彼らは記憶を失っており…。「伝説の職人にあやかって、クルリ…と名乗ろうかな」「私はエリーなんてどうかしら?」と仮の名前を決めたクルリ達。直感的に「剣が打てそうな気がする」と思ったクルリは『エリーとクルリの鍛冶屋』をオープンさせる!一方、アーク王子達はクルリ捜索に奔走していてー。果たして、クルリ達はかつての友人と再会が出来るのか!?
宿屋大繁盛を目指して大忙しのルカはある日、迷宮に出入りする荷物持ちの孤児・ユッテと出会う。そしてユッテから迷宮の話を聞くうちにーー閃いた! 今までの商売の常識を覆す、転生者ならではのサービスを……!
二度のイベントを経て、ゲーム運営が頭を抱えるほどの最強プレイヤーとなったメイプル。そんなことは露知らず、メイプルはギルド“楓の木”を設立。相棒のサリーや、凄腕職人のイズ、冒険の中で知り合った強豪プレイヤーのクロム、カスミ達をギルドメンバーに勧誘し、後に他のプレイヤー達から「人外魔境」「魔界」と恐れられる、最凶ギルドは産声を上げる!最強無敵の要塞型新人のノーダメージ冒険譚、今回もメイプルは、人間をやめたり神になったり大活躍!?
昭和24年春、真吾の通う高校は女学校と合併して共学となった。意外なことに高校三年生の真吾の心をとらえたのは、女生徒ではなく新任女教師の香原美津だった。ある日の放課後、野道で偶然出会った美津と真吾は、急速に接近していく。美津とは互いに“遊び”と割り切った関係でスタートしたが、大学出のインテリ女性の知的な雰囲気や成熟しきった女の魅力、そしてあからさまな積極性に真吾はのめり込んでいく。