小説むすび | 2018年4月発売

2018年4月発売

ソサノヲと出雲の女神たち ホツマツタヱよりソサノヲと出雲の女神たち ホツマツタヱより

日本人のアイデンティティーは縄文時代から既に存在していたことを明らかにし、 これまでの歴史観を180度変えてしまう注目の古代書《ホツマツタヱ》。 古事記や日本書紀で神々として扱われる存在はすべて実在し我々と同じような生活をしていたこと、 神社に祀られる存在が我々の先祖だったことが詳らかになり、私たちはなぜ神社へ行くのかが理解できる。 《ホツマツタヱ》は、中国の歴史よりも古い5000年前の縄文後期の日本人の暮らし・文化を、 全40章12万文字&和歌のような五七調の文体で綴られた、いわば縄文時代の史実の圧縮ファイル。 本書は、五七調のため様々な解釈が可能である神々のエピソードから、 ホツマ研究の第一人者いときょう氏の監修のもと、 イザナギ・イザナミが生んだ子ソサノヲ(スサノオ)にスポットを当てた。 乱暴だったソサノヲがいかに赦され、そして愛され、国の発展のために尽くすようになるのかを、 まるで童話のような親しみの持てる文章を通して味わいながら、 ホツマ全体もうかがい知れる《ホツマツタヱ入門》の一冊として最適の書。 ◎生まれる前の約束 ◎ソサノヲ誕生 ◎イサナミ母さまの愛 ◎ソサノヲの悲しみ ◎ワカ姫、あわ歌を教える ◎アマテルカミのお妃たち ◎クラキネの受難 ◎ソサノヲ、女心に巻きこまれる ◎ふたさすら姫 ◎ソサノヲご乱心 ◎八股のオロチ ◎九頭オロチ ◎ソサノヲ、原点に帰る ◎ハタレの乱 ◎ソサノヲの悔恨 ◎チャンス到来 ◎ソサノヲ、赦される ◎ソサノヲと琴のお話 ◎ソサノヲの恩人イフキヌシ ◎ソサノヲの生まれ変わりヤマトタケ(日本武尊)の遺言 (*本書より一部抜粋)

女人追憶 3女人追憶 3

出版社

小学館

発売日

2018年4月10日 発売

女教師・美津と過ごす妖しい放課後の秘め事 昭和24年の春、真吾の通う高校は女学校と合併して共学になった。高校3年生となり、翌春に控えた卒業と大学入試が最重要事項ではあるものの、多くの男子学生と同様に、女生徒と縁ができることに仄かな期待も抱いていた。だが思いがけず、真吾の心をとらえたのは、女生徒ではなく新任教師の香原美津だった。ある日の放課後、野の道で偶然出会った美津と真吾は、急速に接近していく。社会人になった恋人・妙子への愛に変わりはなく、美津とは互いに“遊び”と割り切った関係ではあったが、これまでに出会った女性たちにはない、大学出のインテリ女性ならではの知的な雰囲気、成熟しきった女の魅力、そして欲望のままに肉体をぶつけてくる大胆さに、真吾はのめり込んでいく。教師と生徒であり、絶対に誰にも知られてはならないというスリルを味わいながら、二人は逢瀬を重ねる。一方、共学となった校内では、いくつもの恋の物語が生まれていた。秋も深まった頃、真吾はかつて一度だけ関係した女学生・安希子から意外な話を聞かされる。

女人追憶 4女人追憶 4

出版社

小学館

発売日

2018年4月10日 発売

舞台は東京へーー都会で始まる新しい出会い 大学進学を機に上京した真吾は、賄い付き下宿・金沢荘に入居する。下宿先には一人娘で高校三年生のアキがいたが、真吾は高校の先輩で同室の小松原から、アキに気をつけるよう助言される。天性の好色女で、これまでに何人の下宿人と関係したかわからないのだという。案の定、真吾は誘惑されるが、冒険心から誘われるままにアキの部屋を訪ねるようになる。真吾に恋人がいることも承知しているアキは、プライドが高く自分を美化している向きもあったが、多くの東京の女学生にはない、あどけなさや幼稚さを残している少女でもあった。大学の講義への興味を失いはじめていた真吾は、アキに魅力を感じるようになっていく。アキのほうも夢中になり、他の男との関係を断つまでに。だが、金沢荘の古株で粗暴な今重がふたりの仲に疑いを持ったことから、事件が勃発する。一方で、金沢荘の下宿人たちの性生活は様々であった。とにかく一人を好む者、学生の特権を活かして女子大生に声をかけ下宿に連れ帰る者、娼婦にのめり込む者などなど。彼らから聞く体験談は、真吾にとって大層刺激的なものであった。

風のベーコンサンド 高原カフェ日誌風のベーコンサンド 高原カフェ日誌

出版社

文藝春秋

発売日

2018年4月10日 発売

心の痛みに効く、とびっきりのカフェご飯! 東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。 かつてペンションブームに沸いたが、今はやや寂びれ気味の高原にやってきたのは、離婚を承諾しないモラハラの夫に耐えかね、自分の生活を変えるためだった。 そんな背水の陣ではじめた奈穂のカフェには、さまざまな人が訪れる──。 離れた娘を思う父、農家の嫁に疲れた女性、昔の恋に思いを残した経済アドバイザー……。 「ひよこ牧場」のバターやソーセージ、「あおぞらベーカリー」の天然酵母のパンや地元の有機野菜など、滋味溢れる食材で作られた美味しいご飯は、そんな人々に、悩みや痛みに立ち向かう力を与えれくれる。 奈穂のご飯が奇跡を起こす6つの物語。 ジューシーなチキンのコンフィとモミジイチゴをのせたベビーリーフサラダ/ 高原野菜と鶏肉のチーズクリームシチュー/特製さくさくベーコンサンド /“男前な口どけ”のイチゴ入り泡雪羹/5種類のお豆のカレー/ 蕪と水菜と胡桃のサラダ/百合根のポタージュ/薔薇のシロップに漬けたくずきり…etc. 女性を主人公に多くのベストセラーを輩出してきた著者が、自らレシピを試して「絶対においしいものだけ」がぎっしり詰まった連作集は、読者に栄養をたっぷり届けます。 解説は漫画家の野間美由紀さん。 ──人間の心の機微の中にはいつも謎が隠れている。そんな謎を優しい目線で描いたこの小説も、紛れもなく上質なミステリーなのである。(解説より) 料理研究家の高山かづえさんが作る高原カフェレシピも特別収録!

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