小説むすび | 2018年5月発売

2018年5月発売

OVER DRIVEOVER DRIVE

著者

橘もも

出版社

講談社

発売日

2018年5月15日 発売

生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返す。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。 公道を走行して区間タイムの速さや運転の正確さを競う自動車競技ラリーの世界が舞台。世界最高峰の『世界ラリー選手権』へのステップアップを目指すチーム「スピカレーシングファクトリー」とライバルチームとの優勝争いを描く。 生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して、無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返し、チームにも険悪なムードが漂い、年間チャンピオンが危うい事態になっていた。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、ラリーの知識がまったくない場違いなエージェント遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、スピード感のある迫力の描写、筆致でおくる、圧倒的なスペクタクル作品。男たちの決して諦めない心の強さ。若さ故にもがき、葛藤し、一流を目指して成長していく主人公たちの姿が胸を打つ。

変愛小説集 日本作家編変愛小説集 日本作家編

変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。人気作家勢揃い! ●川上弘美●多和田葉子●本谷有希子●村田沙耶香 ●吉田知子●深堀 骨●安藤桃子●吉田篤●小池昌代●星野智幸●津島佑子 気鋭の翻訳家、岸本佐知子氏が「変な愛」を描いた小説ばかりを集め訳したアンソロジー。翻訳アンソロジーとしては異例の人気シリーズとなった、前作に続く日本版。 「変愛は純愛。日本の作品にも、すばらしい変愛小説がたくさんあることに気がつき」、「ここ日本こそが世界のヘンアイの首都であると思え」たという岸本氏が選んだ、現代の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。 「形見」 川上弘美 「韋駄天どこまでも」 多和田葉子 「藁の夫」 本谷有希子 「トリプル」 村田沙耶香 「ほくろ毛」 吉田知子 「逆毛のトメ」 深堀 骨 「カウンターイルミネーション」 安藤桃子 「梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる」 吉田篤弘 「男鹿」 小池昌代 「クエルボ」 星野智幸 「ニューヨーク、ニューヨーク」 津島佑子 形見 川上弘美 韋駄天どこまでも 多和田葉子 藁の夫 本谷有希子 トリプル 村田沙耶香 ほくろ毛 吉田知子 逆毛のトメ 深堀 骨 カウンターイルミネーション 安藤桃子 梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる 吉田篤弘 男鹿 小池昌代 クエルボ 星野智幸 ニューヨーク、ニューヨーク 津島佑子

星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き

出版社

講談社

発売日

2018年5月15日 発売

星ヶ丘高校料理部、いまは廃部寸前の部に友だちに誘われてうっかり入部した皐月。ある日、学外見学で訪れた、葡萄農園の野々村から不思議な話を聞く。第二次大戦最中、ワイン醸造も行っている野々村の醸造所から、一夜にしてワインが消えたのだという……!? 真相を解明するため、部員たちの美味しい謎解きが始まる! 目玉焼き、ケーキ、焼きそばにカレー、読んで楽しく、料理まで上手になる、最高の料理ミステリ小説集です。 私立星ヶ丘高校理部、歴史ある部だが、いまは廃部寸前。そんな料理部に友だちの藤野に誘われてうっかり入部した篠原皐月。顧問の沢木先生と謎多きイケメン部長の内海。 入部テストに沢木から出された課題は<目玉焼き>。聞けば、目玉焼きをを上手につくれれば、大半の料理は上手くなるのだという!? 料理をしたことがほとんどない皐月だが、藤野、内海と共にだんだんと料理の奥深さに引き込まれていく。 そんなある日、学外見学で訪れた、葡萄農園の野々村から不思議な話を聞く。第二次大戦最中、ワイン醸造も行っている野々村の醸造所から、一夜にしてワインが消えたのだという……!? その真相を解明するために料理部員たちの美味しい謎解きが始まる!  目玉焼き、ケーキ造り、焼きそばにカレーまで、読んで楽しく、料理まで上手になる、最高の料理ミステリ小説集です。

パンと野いちごパンと野いちご

出版社

勁草書房

発売日

2018年5月15日 発売

ジャンル

戦時下で、難民状況の中で、人びとは何を食べていたのか。セルビアに住む著者が友から聞きとった食べ物と戦争の記憶。レシピつき。 卵と生クリームなしのマーブル戦争ケーキ。停電で溶けだした冷凍庫の肉で銃弾に怯えながら催すバーベキュー大会。第一次、第二次大戦、ユーゴスラビア内戦、コソボ紛争……戦争の絶えないバルカン半島に長年住む著者が戦下のレシピを集めた。食べ物とは思い出のこと。そして甦りのこと。繰り返される歴史のなかの、繰り返しのない一人ひとりの人生の記憶と記録。 2019年9月 第29回紫式部文学賞受賞 はじめに  小さな歴史手帖 語りの声に耳をすますまえに  ジェネリカの青い実 1 第二次世界大戦の子供たち  パンの話─ユディッタ・ティモティエビッチ  僕はスマートだった─ゴイコ・スボティッチ  トランク一つの旅─アレクサンドラ=セーカ・ミトロビッチ  橋と子供─ラドミラ 2 料理とは、甦りのこと  ジャガイモと薬─ドラゴスラバ・ラタイ  母の手紙─ブラード・オバド  魚と野獣─ダルコ・ラドゥーロビッチ  パンと牛乳─リュビツァ・ミリチェビッチ 3 嵐の記憶  私は市場に─ゴルダナ・ボギーチェビッチ  僕は元気だ─スラビツァ・ブルダシュ  小鳥が木の実をついばむように─ゴルダナ=ゴガ・ケツマノビッチ  マルメロとイラクサ─ベリスラブ・ブラゴエビッチ 4 馬の涙 コソボ・メトヒヤの女声たち  五月のある晴れた日に  小さな家、大きな食卓─ドゥシカ・ヤーショビッチ  火酒とピストル─ラトカ  逃げていく日─ミーラ、リーリャ、ビリャナ、ドゥシカ  赤く染めた卵─スターナ  雨、雨、雨だった─ふたたび、リーリャ  パンを焼く、生きていく─スラビツァ  魂の香り─コソボ・メトヒヤの女声たち  人生でいちばん大切なこと─ふたたびコソボ・メトヒヤの女声たち  右の手、左の手─ミルカ、スラビツァ、スネジャナ 5 野いちごの森へ  梨と猫  時刻表にない列車─ソフィア・ヤクシッチ  山羊と子供─ペタル・マラビッチ  チーズとジャガイモ─デサンカ・ラブナイッチ  見えないパン─ナランチャ・マラビッチ  朝の牛乳─スミリャ・エデル  ああ、あの子たち─イェレナ・スタルツ=ヤンチッチ  手紙を書いてくれ─シェキッチ村ピオニールの少年たち  パルチザン第七病院─ペタル・ラドイチッチ  大きな胡桃の木の下で─ミルカ・ラドゥーロビッチ  花と爆弾─スルジャン・ブケリッチ  サンドイッチと空き瓶─ジュルジッツァ・オストイッチ  雪と少年─シーモ・トミッチ 6 飢餓ゆえの戦争、戦争ゆえの飢餓  小さなパン─バネ・カラノビッチ  鳩と白い花─ドラガナ・ゴレタ  食べ物という喜び─ベドラ・アルシッチ 7 小さな料理手帖  グーラッシュ  玉ねぎしきつめ肉団子  イラクサのスープ  肉詰めパプリカ  ジャガイモ詰めパプリカ  豆スープ  肉のサルマ  セルビア・サラダ  バニラ・クッキー  マーブル戦争ケーキ  ラミザ風ユーロクリーム  セルビア料理の道具 結びにかえて 旅は終わらない

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