2018年5月発売
2031年の「翔龍クライシス」以降、激変した世界。TVアニメ本編に至るまでに対B.R.A.I特殊組織「パンドーラ」の面々が辿った道を描くサイドストーリー!
二人を引き裂く危機、鬼と少女の究極愛。傑作学園恋愛伝奇、感涙の完結巻! 神無の思いが通じ華鬼は隠れ家の別荘から鬼ヶ里に戻ったが、依然としてお互いに相手への感情を整理できない。ぎこちない共同生活を続けるふたりに幸せの気配が訪れた矢先、鬼と花嫁の結婚決定権を持つ選定委員が現れ、華鬼への闘争心を燃やす響は神無の白肌に求愛の印を刻み込む。書き下ろし番外編「神無と桃子」「そして、未来へ」2編を収録! 二人を引き裂く危機、鬼と少女の究極愛。傑作学園恋愛伝奇、感涙の完結巻! 神無の思いが通じ華鬼は隠れ家の別荘から鬼ヶ里に戻ったが、依然としてお互いに相手への感情を整理できない。ぎこちない共同生活を続けるふたりに幸せの気配が訪れた矢先、鬼と花嫁の結婚決定権を持つ選定委員が現れ、華鬼への闘争心を燃やす響は神無の白肌に求愛の印を刻み込む。文庫化記念書き下ろし番外編「神無と桃子」「そして、未来へ」の2編を収録!
幽霊が見える太一郎。幽霊を信じない連助。騙されてばかりの庄三郎。非力な放蕩息子円九郎…曰く品だらけの皆塵堂ゆかりの連中は変わり者ばかり。そして親の借金を抱えた若い娘おきみが、子猫の予知夢を見せる根付を持ってきた。主・伊平次の策は、おきみを救えるか!?怪談と猫で大人気の「皆塵堂」、大団円!
「押し込みをやる悪い奴らの情報がある」食い詰めて、見届け人になりたいとだるま屋を訪ねた大店の息子・巳之助。生き別れの母との再会を願い、紙問屋で下働きする巳之助は、伊織が探索する、世間を震撼させた悪党一味につながっていた。伊織、けじめの「見届け」と母子の悲縁を描く、感涙のシリーズ完結巻。
結婚を男が切り出せないでいる理由。それは「祖母が殺人犯だったから」。曾祖父を殺した祖母の真意を探る芦沢央「許されようとは思いません」。十年前、一方的にフラれた彼女から、レストランに呼び出された売れっ子作家。甘い夜を期待する作家に鉄槌が下る東野圭吾「十年目のバレンタインデー」ほか全6編。
中部事業部長となった高橋伝治は、以前店長をしていた堀内百貨店が閉店の危機にあることを知る。古巣のピンチに自ら乗り込んだ伝治だが、何でも「気合い」で乗り切ってきたバブル部長を若手店員たちは煙たがる。伝治は彼らと旨いお店で腹を割りつつ、お祭り復興に取り組む地元店主たちとも知り合って…。
「古いビールは捨ててしまえ」 スーパードライを誕生させた男を描き、10万部突破! 住友銀行から夕日ビールと蔑まれたアサヒビール。その銀行から乗り込んだ樋口廣太郎は、次々と業界のタブーに挑む。 本当の決断力を学ぶ、全ビジネスマン必読の一冊!
京都大学ミステリ研究室から始まった、推理小説マニア垂涎の蒐集本上に大便が置かれるという“うんこ事件”の謎。実名で登場するのは綾辻行人、笠井潔、法月綸太郎、麻耶雄嵩etc.並行して語られる麻生家連続殺人事件というミステリ。混迷する眩暈と戦慄の物語。これは「新本格ミステリ」シーンの二次創作なのか!?
本の上に“排泄物”を残していく“うんこ事件”が、山口雅也、新保博久、笠井潔らの家で次々と発生する。法月、綾辻、麻耶、有名作家が物語中に突如原稿を混入し謎は深まる一方。竹本の周辺に頻繁に現れる杉田朋江は何者なのか?交錯する麻生邸ミステリその行方は?世界は擾乱され朦朧胡乱の淵に転落する。
生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返す。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。 公道を走行して区間タイムの速さや運転の正確さを競う自動車競技ラリーの世界が舞台。世界最高峰の『世界ラリー選手権』へのステップアップを目指すチーム「スピカレーシングファクトリー」とライバルチームとの優勝争いを描く。 生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して、無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返し、チームにも険悪なムードが漂い、年間チャンピオンが危うい事態になっていた。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、ラリーの知識がまったくない場違いなエージェント遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、スピード感のある迫力の描写、筆致でおくる、圧倒的なスペクタクル作品。男たちの決して諦めない心の強さ。若さ故にもがき、葛藤し、一流を目指して成長していく主人公たちの姿が胸を打つ。
父の咎により、武士ながら農作業をせねばならない風倉平九郎は、学問への欲求を募らせていた。松下村塾に連れられた平九郎は、吉田松陰と会う。国禁を破り、長州藩から処罰された松陰に平九郎はためらうが、国を憂う松陰の熱き想いに触れ、傾倒する。激動の幕末、信じる道を駆け抜けた志士たちの青春小説!
芳香剤のメーカーで働く地味な会社員、豆子は、自身の結婚式を機に、金銭感覚が人生と共に変化していくことの面白さを発見する。決して「モテ」を追求することなく、社会人としての魅力をアップしていきたい。退職して、「香りのビジネス」を友人と起こそうと画策する。香水に、セクシーではなく、経済力という魅力を! 仕事と経済、カップルでいること……をみずみずしい筆で紡ぐ、新感覚小説! 仕事と経済、カップルでいること……をみずみずしい筆で紡ぐ、新感覚小説! 芳香剤のメーカーで働く地味な会社員、豆子は、自身の結婚式を機に、金銭感覚が人生と共に変化していくことの面白さを発見する。 決して「モテ」を追求することなく、社会人としての魅力をアップしていきたい。 退職して、「香りのビジネス」を友人と起こそうと画策する。 香水に、セクシーではなく、経済力という魅力を!
深夜のオーディション番組が幕を開けた。出演する三組の芸人にとっては“売れる”ための貴重なチャンス。だが、努力が実るかわからず、ネットや番組スタッフの評判に振り回される日々は、予想以上に辛いものだった。支えてくれる人達のため、相方や仲間を信じ、勝ち残るのはどの組だ!好評シリーズ第4弾!
幕末京都のいちばん長い夜、池田屋騒動。福岡祐次郎、北添佶摩、宮部鼎蔵、吉田稔麿…松陰や龍馬の周囲で懸命に生き、日本を変えようとした男たちは、志半ばで散ってしまうのか。そして生き延びた明治の元勲・木戸孝允こと桂小五郎が語る真実とは。注目の歴史作家が熱く、多面的にあの夜を描ききった!
変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。人気作家勢揃い! ●川上弘美●多和田葉子●本谷有希子●村田沙耶香 ●吉田知子●深堀 骨●安藤桃子●吉田篤●小池昌代●星野智幸●津島佑子 気鋭の翻訳家、岸本佐知子氏が「変な愛」を描いた小説ばかりを集め訳したアンソロジー。翻訳アンソロジーとしては異例の人気シリーズとなった、前作に続く日本版。 「変愛は純愛。日本の作品にも、すばらしい変愛小説がたくさんあることに気がつき」、「ここ日本こそが世界のヘンアイの首都であると思え」たという岸本氏が選んだ、現代の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。 「形見」 川上弘美 「韋駄天どこまでも」 多和田葉子 「藁の夫」 本谷有希子 「トリプル」 村田沙耶香 「ほくろ毛」 吉田知子 「逆毛のトメ」 深堀 骨 「カウンターイルミネーション」 安藤桃子 「梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる」 吉田篤弘 「男鹿」 小池昌代 「クエルボ」 星野智幸 「ニューヨーク、ニューヨーク」 津島佑子 形見 川上弘美 韋駄天どこまでも 多和田葉子 藁の夫 本谷有希子 トリプル 村田沙耶香 ほくろ毛 吉田知子 逆毛のトメ 深堀 骨 カウンターイルミネーション 安藤桃子 梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる 吉田篤弘 男鹿 小池昌代 クエルボ 星野智幸 ニューヨーク、ニューヨーク 津島佑子
正義など、どうでもいい。俺はただ、可愛い嫁から幸せを奪う可能性を、迷わず排除するだけだ。明日も明後日も。県警本部捜査一課の番場は、二回りも年の離れた身重の妻コヨリを愛し、日々捜査を続けるベテラン刑事。周囲は賞賛と若干の揶揄を込めて彼のことを呼ぶーー現場の番場。ルーキーの船越とともに難事件の捜査に取り組む中で、番場は自らの「正義」を見失っていくーー。江戸川乱歩賞作家が描く、新世代の連作警察小説。 正義など、どうでもいい。 俺はただ、可愛い嫁から幸せを奪う可能性を、迷わず排除するだけだ。明日も明後日も。 県警本部捜査一課の番場は、二回りも年の離れた身重の妻コヨリを愛し、日々捜査を続けるベテラン刑事。周囲の人間は賞賛と若干の揶揄を込めて彼のことを呼ぶーー現場の番場。 ルーキー刑事の船越とともに難事件の捜査に取り組む中で、番場は自らの「正義」を見失っていくーー。 江戸川乱歩賞作家が描く、新世代の連作警察小説。 「月に吠える兎」 「真夜中の放物線」 「沈黙の終着駅」 「かくれんぼ」 「蜃気楼の犬」
宝亀九年(七七八)、三十四歳となった伊治鮮麻呂は、蝦夷でありながら国府多賀城の役人として蝦夷の反乱を鎮める役目を担っていた。陸奥を守るため、朝廷と蝦夷が戦にならぬよう苦心してきた鮮麻呂だったが、陸奥守の横暴、蝦夷を獣とみなす帝の勅に、ついに決起する!著者会心の大河ロマン、堂々の完結篇。
星ヶ丘高校料理部、いまは廃部寸前の部に友だちに誘われてうっかり入部した皐月。ある日、学外見学で訪れた、葡萄農園の野々村から不思議な話を聞く。第二次大戦最中、ワイン醸造も行っている野々村の醸造所から、一夜にしてワインが消えたのだという……!? 真相を解明するため、部員たちの美味しい謎解きが始まる! 目玉焼き、ケーキ、焼きそばにカレー、読んで楽しく、料理まで上手になる、最高の料理ミステリ小説集です。 私立星ヶ丘高校理部、歴史ある部だが、いまは廃部寸前。そんな料理部に友だちの藤野に誘われてうっかり入部した篠原皐月。顧問の沢木先生と謎多きイケメン部長の内海。 入部テストに沢木から出された課題は<目玉焼き>。聞けば、目玉焼きをを上手につくれれば、大半の料理は上手くなるのだという!? 料理をしたことがほとんどない皐月だが、藤野、内海と共にだんだんと料理の奥深さに引き込まれていく。 そんなある日、学外見学で訪れた、葡萄農園の野々村から不思議な話を聞く。第二次大戦最中、ワイン醸造も行っている野々村の醸造所から、一夜にしてワインが消えたのだという……!? その真相を解明するために料理部員たちの美味しい謎解きが始まる! 目玉焼き、ケーキ造り、焼きそばにカレーまで、読んで楽しく、料理まで上手になる、最高の料理ミステリ小説集です。
訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死…どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する“賃貸ミステリ”短編集。
戦時下で、難民状況の中で、人びとは何を食べていたのか。セルビアに住む著者が友から聞きとった食べ物と戦争の記憶。レシピつき。 卵と生クリームなしのマーブル戦争ケーキ。停電で溶けだした冷凍庫の肉で銃弾に怯えながら催すバーベキュー大会。第一次、第二次大戦、ユーゴスラビア内戦、コソボ紛争……戦争の絶えないバルカン半島に長年住む著者が戦下のレシピを集めた。食べ物とは思い出のこと。そして甦りのこと。繰り返される歴史のなかの、繰り返しのない一人ひとりの人生の記憶と記録。 2019年9月 第29回紫式部文学賞受賞 はじめに 小さな歴史手帖 語りの声に耳をすますまえに ジェネリカの青い実 1 第二次世界大戦の子供たち パンの話─ユディッタ・ティモティエビッチ 僕はスマートだった─ゴイコ・スボティッチ トランク一つの旅─アレクサンドラ=セーカ・ミトロビッチ 橋と子供─ラドミラ 2 料理とは、甦りのこと ジャガイモと薬─ドラゴスラバ・ラタイ 母の手紙─ブラード・オバド 魚と野獣─ダルコ・ラドゥーロビッチ パンと牛乳─リュビツァ・ミリチェビッチ 3 嵐の記憶 私は市場に─ゴルダナ・ボギーチェビッチ 僕は元気だ─スラビツァ・ブルダシュ 小鳥が木の実をついばむように─ゴルダナ=ゴガ・ケツマノビッチ マルメロとイラクサ─ベリスラブ・ブラゴエビッチ 4 馬の涙 コソボ・メトヒヤの女声たち 五月のある晴れた日に 小さな家、大きな食卓─ドゥシカ・ヤーショビッチ 火酒とピストル─ラトカ 逃げていく日─ミーラ、リーリャ、ビリャナ、ドゥシカ 赤く染めた卵─スターナ 雨、雨、雨だった─ふたたび、リーリャ パンを焼く、生きていく─スラビツァ 魂の香り─コソボ・メトヒヤの女声たち 人生でいちばん大切なこと─ふたたびコソボ・メトヒヤの女声たち 右の手、左の手─ミルカ、スラビツァ、スネジャナ 5 野いちごの森へ 梨と猫 時刻表にない列車─ソフィア・ヤクシッチ 山羊と子供─ペタル・マラビッチ チーズとジャガイモ─デサンカ・ラブナイッチ 見えないパン─ナランチャ・マラビッチ 朝の牛乳─スミリャ・エデル ああ、あの子たち─イェレナ・スタルツ=ヤンチッチ 手紙を書いてくれ─シェキッチ村ピオニールの少年たち パルチザン第七病院─ペタル・ラドイチッチ 大きな胡桃の木の下で─ミルカ・ラドゥーロビッチ 花と爆弾─スルジャン・ブケリッチ サンドイッチと空き瓶─ジュルジッツァ・オストイッチ 雪と少年─シーモ・トミッチ 6 飢餓ゆえの戦争、戦争ゆえの飢餓 小さなパン─バネ・カラノビッチ 鳩と白い花─ドラガナ・ゴレタ 食べ物という喜び─ベドラ・アルシッチ 7 小さな料理手帖 グーラッシュ 玉ねぎしきつめ肉団子 イラクサのスープ 肉詰めパプリカ ジャガイモ詰めパプリカ 豆スープ 肉のサルマ セルビア・サラダ バニラ・クッキー マーブル戦争ケーキ ラミザ風ユーロクリーム セルビア料理の道具 結びにかえて 旅は終わらない