2018年7月10日発売
莫大な力でレストラン運営と凶悪ダンジョン建設を順調に進めまくる渥目。好立地と見込んで二号店を開いてみればそこはギャングの蔓延る街だった!そこで戦力増強のため、新しく召喚したのはパワー系の狼男・ウスル。彼があっさりギャングの一団を従えてしまったことで、渥目は思いがけず首領に!?二号店に街の人々は夢中になったが、裏社会では店を巡る争いが勃発、それは国中の犯罪社会を揺るがすものでー。
大国の竜の世話を一手に引き受けていたドルトは、愚王から突如クビにされる!まあゆったり農業でもするかー。そんな彼に、なんと竜姫と称される他国の王女からスカウトの声が!ブラックな古巣で培った竜師の技は、一人で国力を左右するほどの常識外れなレベルに達していたのだ。ドルトに「個人的な関心」が強くて何かと頬を染めがちな王女、気の良い女騎士たち、癖はあるが真摯な後輩竜師らとともに、気ままだが頼られまくる新生活が始まる!
アクスベル王国騎士団の団長エイスは、最強の男だった。そんなエイスにも深刻な悩みが…。それはー亡くなった姉の娘である双子の姪と一緒に過ごす時間がない事!そんな時、姫様との婚約が持ち上がるが、そんな事になれば姪達とは離れ離れに!?「そうだ、それならいっそ、地位も名誉も捨ててあの子達と家族旅行に出よう!」と思い立ち…。可愛い娘達と楽しい思い出を作りながら新たな日々を満喫する、最強騎士のほのぼの旅行記スタート!!
夏といえばバーベキュー!漬けダレ肉、肉のタタキに焼きおにぎり!精霊や妖精も巻き込んでお祭り騒ぎをし、夏を満喫する茜とひよりたちだったが、日本の食材が底を尽きそうになってしまう。その状況を悲しんでいるのは茜たちだけじゃなくて…?茜に胃袋を掴まれた精霊たちの仕業で、茜はジェイドと一緒に日本に飛ばされてしまった!?数日間の思わぬ帰郷。せっかくだからご飯も観光も満喫しちゃえ…!
鬼くんとのバトルでなぜか糸を出せるようになった「私」。魔王達と共に魔族領に腰を据え、来る日も来る日も糸出しマシンとして働いていたら、ひょんなことが切っ掛けで完全復活を遂げてしまった。案外ヨユーだったぜひゃっほい!神化した「私」のとっておきは転移能力。この世界の外にも出られるほどの力だと言われ、ひらめいた。それってつまり、「私」を勝手に蜘蛛にしやがってくれた世界の管理者、「D」にも会いに行けるんじゃ…!?
「階層の主」を倒したサトゥー一行に盛り上がる迷宮都市。その凱旋パーティーの最中、サトゥーは迷宮都市を訪れたゼナと再会を果たす。さらにカリナも来訪!二人に街を案内したり、お茶会に呼ばれたりと賑やかな日々を過ごすことに。だがそんな時、軍務で迷宮に潜ったゼナが怪物に攫われたとの急報が飛び込む!彼女がいるのは迷宮の奥深くー救助に向かったサトゥーが見たのは、地下に広がる大帝国で!?ほのぼの異世界観光記、待望の第十四巻!
無事、探索者となりダンジョンである塔(自分の家)を攻略し始めた錬金術師のバーナード。順調に攻略を進めるものの、新たなホムンクルスの作製や仲間の強化などやることは山積み。そんなとき、目標の一つでもあった「近代錬金術の復興」に大きな進展が…!領主に錬金術を教えたり、ワケあり女子とお見合いをさせられそうになったり、暗殺者と戦闘になったりしながらも、自宅に帰るため最上階を目指して突き進む!!
異世界で魔術師となった元・女子高生の遙。男装し臨んだ戦場で、美貌の騎士・リカルドの命を救う。主従の契約を結び、その絆は確かなものに思えた。しかし“英雄”を貶めようとする卑劣な罠が容赦なく遙に襲い掛かる。そして遙はリカルドの前から姿を消したー。
『精霊の招き人』という特別な存在として異世界に召喚されたアラサー女子、マーガレット。けれど大層なお役目もなく、田舎町ミーセリーで憧れのスローライフをま〜ったり満喫中!そんなある日、マーガレットの声が伝わる方法を発見。さらには王太后様が突然お越しになり、『招き人』について驚きの事実が明らかになって…!?だけどこんな時でも大丈夫!美味しいご飯があれば万事解決!!今日も豊かで満腹なスローライフ、はじめましょう!
小藤次は、久慈屋昌右衛門との伊勢道中で知り合った三吉と再会したが、彼は酒飲みで乱暴者の父親のもとで苦労していた。職人になりたいという三吉に力を貸そうとするそんな折、父親が殺された。下手人は三吉を我が物にしようとする「強葉木谷の精霊」一味。敵は人か物の怪か、三吉を守るため小藤次は死闘を繰り広げるー。
漢王朝を作った劉邦を雄渾に描く中国歴史長篇第一巻。秦始皇帝は、東南に自らを脅かす「天子の気」を観る。この「五彩の気」を持つ者こそ、一地方官吏に過ぎない劉邦その人であった。始皇帝陵建設の夫役へ向かう途上で職をなげうち山に籠った劉邦は、陳勝・呉広が叛乱を起こし戦雲が覆う中、秦の圧政打倒のため挙兵を決意する。
挙兵した劉邦は、民衆の絶大な支持を受け沛公と称され、自らの勢力範囲を拡大していく。人の才を見抜き、その才を用いる名人である劉邦のもとに、稀代の軍師・張良をはじめ、名臣たちが続々と集結する。やがて劉邦たちの前に、南方の呉で挙兵した項梁・その甥項羽の軍があらわれる。劉邦を雄渾に描く、中国歴史長篇第二巻!
捜査中にミスを犯した宮澤は、捜査一課から警視庁公安部外事三課へ異動させられた。上司の椿は、将来の警察庁長官候補だったが離婚を機に言動がおかしくなり、周囲に腫れ物扱いされる公安の“アンタッチャブル”。宮澤は椿とともに、北朝鮮工作員らしき女の追跡を始めるが…。黒い笑いに満ちた著者の新境地。
小説家の千紘は、編集者の柴田に翻弄され苦しんだ末、ある日、パーティ会場で彼の手にフォークを突き立てる。休養のため、祖父の残した鎌倉の古民家で、蔵書を裁断し「自炊」をする。四季それぞれに現れる男たちとの交流を通し、抱えた苦悩から解放され、変化していく女性を描く。書き下ろし三篇を加えた文庫オリジナル。
季節のお菓子でにぎわい、日々評判が高まる藍千堂。店を切り盛りする“菓子馬鹿”で職人気質の兄・晴太郎にもいよいよ春が?と思いきや、惚れた相手の元夫は、奉行所を牛耳る大悪党だった!前途多難な恋の行方に不穏な影が忍び寄る。著者オリジナルの和菓子にも思わずほっこりさせられる、江戸人情時代小説第2弾。
24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。宿泊客の今宮葉月は未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか?こんどは何が食えるのか?文庫書き下ろし人気シリーズ第5作!
部員の私的な不祥事で廃部寸前の樽大野球部。名ばかり主将の森、「しょせん私たちは…」が口癖のマネージャー苗穂、お人好しの恵山、加齢なる36歳新人砂原ら残党部員に突き付けられた部存続の条件は、名門・道大とのカレー作り対決?!ヤル気も希望もゼロの4人が一念発起?!読めば腹ペコな青春小説!庫書き下ろし。