2018年発売
"赤坂宿で土地のやくざの抗争に駆り出されそうになるもなんとか逃げ出した巳之吉は、赤坂から遠ざかるべく先を急ぐが、橋の袂で下りた河原でお峰という女と知り合い、岡崎宿まで同道することに。奉公の年季が明けて生まれ在所に帰る途中だというお峰だが、思わぬ事実を打ち明け、巳之吉にある願いを託してくるーー。愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中! 時代劇界の超大物脚本家が贈る人気シリーズ第三弾!!"
算術家として身を立てるため、「天文方」の採用試験を受けることを決意した柏木新助。与えられた課題は、ひと月後に起こるとされる月蝕の正確な予測だった。偶然再会した旧友の俊芥とともに、課題に挑むことにした新助は、北城家の庭に小屋を建てて観測機器を持ち込み、さっそく月の観測を始めるが、ボヤ騒ぎが起こるなど、何者かに妨害されてしまう。静かな感動を呼ぶ、大朝目の新鋭のシリーズ第二弾!
ぽっちゃり体型のせいで自分に自信を持てない由紀のもとに、お見合い話が舞い込む。気乗りせずに向かった先には、お気に入りのスイーツビュッフェで出会ったイケメン御曹司・篠宮の姿が!「由紀は俺のものだから」と一途に愛情を向けられ、胸はドキドキしっぱなし。だけど、異性とのつき合いになれない由紀は、篠宮との釣り合いに悩んでしまい…!?
添乗員派遣会社「プリティーズ」を立ち上げた女社長・搭子。未経験の人妻たちばかりで、業績は悪化していた。会社の評判をよくしようと23歳の新妻・朱里は、とあるツアー幹事のリクエストで超ミニスカコスプレ姿でおもてなしすることに。朱里の豊満な胸とむっちりとしたヒップラインに酒の入った男たちは釘づけ。車内はカラオケで盛り上がり、その勢いのまま旅館の宴会場へ。ツアー客とコンパニオンの野球拳が佳境に入ると最後の対戦相手に朱里が指名される。負けが続き1枚ずつ脱ぎ、裸に近づくにつれて、宴会場の男たちのボルテージが上がってゆきー!?さまざまな人妻と旅行客の欲望が交差する「おもてなしツアー」がいま出発!!
大学卒業前に恋人をつくろうと奮闘する童貞の香介。入学したときから密かに思い続けていたラーメン好きの小池梨菜に近づけないか叔母の葉子に恋愛相談をすることに。しかし、アドバイスをくれる葉子はなぜか泥酔していた。しだいに悪酔いしてゆく葉子はいきなり香介に「どこまで大人になったのか見せなさい」と要求し、香介のモノを弄び、勃起させ、射精へと導く。彼の放つ白汁の香りと味に身体が疼き昂奮した葉子は…。じつは、彼の白汁は女性たちを欲情させる媚薬の性質を持つ伝説の“神の滴”だった。自身の白汁の性質を知った香介は、梨菜に近づくため、あることを思いつき…?
「どれほど簡単なことなのか。希望がないと言うことは。 この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。」 ーーファン・ジョンウン 国家とは、人間とは、人間の言葉とは何かーー。 韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、思想家たちが、セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。 〈傾いた船、降りられない乗客たち〉 「私たちは、生まれながらに傾いていなければならなかった国民だ。 傾いた船で生涯を過ごしてきた人間にとって、この傾きは安定したものだった。」 ーーパク・ミンギュ 「みんな本当は知っているのに知らないふりをしていたり、知りたくなくて頑なに知らずにきたことが、セウォルという出来事によって、ぽっかりと口を開けて露わになってしまったのだ」 ーーファン・ジョンウン 「私たちが思う存分憐れみを感じられるのは、苦痛を受ける人たちの状況に私たち自身が何の責任もないと思うときだけだ。」 ーーチン・ウニョン 「「理解」とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。」 ーーキム・エラン ◎中島京子氏評「2018年の「この3冊」」(「毎日新聞」2018年12月16日) 《傾いた船に乗って沈もうとしているのは私たちだと感じている昨今、その苦しみを噛みしめながら書かれた言葉に打たれる。》 ◎武田砂鉄氏評「今日拾った言葉たち」(「暮しの手帖」2018年8-9月号) ◎武田砂鉄氏評「リレー読書日記」(「週刊現代」2018年6月16日号) ◎武田砂鉄氏評「心を開放する本。」(「ブルータス」2018年10月15日号) ◎武田砂鉄氏推薦「この夏おすすめする一冊 2018」(青山ブックセンター本店) ◎「セウォル号以後文学」の原点 2014年4月16日に起きたセウォル号事件。修学旅行の高校生をはじめ、助けられたはずの多くの命が置き去りにされ、失われていく光景は韓国社会に強烈な衝撃を与えました。 私たちの社会は何を間違えてこのような事態を引き起こしたのか。本書は、セウォル号事件で露わになった「社会の傾き」を前に、現代韓国を代表する小説家、詩人、思想家ら12人が思索を重ね、言葉を紡ぎ出した思想・評論エッセイ集です。 本書に寄稿している作家たちの文学作品は、近年、日本でも広く翻訳出版され、多くの読者を獲得するようになりました。それら新世代の作家が深く沈潜した場所から発した研ぎ澄まされた言葉の数々は、揺るぎない普遍性を獲得し、「震災後」の世界を生きる日本の私たちの心の奥深くに届くものであると確信しています。 《本書は韓国で増刷を重ね、多くの人に読まれてきました。キム・エラン作『外は夏』に代表される韓国の「セウォル号以後文学」の原点といえる本書を通して、韓国の作家たちが喪失と悲しみにどう向き合ったのかを知っていただければと願っています。》
『淵に立つ』でカンヌ映画祭ほか内外の絶賛を浴びた深田晃司監督が、ディーン・フジオカ主演の最新映画(5月公開)を自ら小説化しました。インドネシア、バンダ・アチェの浜辺に打ち上げられた、日本人らしき謎の男。彼の正体を探る周りの人間たちの間に、波紋が広がっていく……。2004年のスマトラ島大津波と、2011年の東日本大震災。そして、第二次大戦中は日本の軍政下に置かれ、オランダからの独立戦争においては日本人義勇兵が支援した、インドネシアと日本の歴史上の因縁。さまざまな要素が織り込まれ、映画のストーリーをさらに発展させた力作です。
平和な暮らしを営んでいた紐結びの魔道師リクエンシス。そんな彼のもとに隣国イスリル襲来の知らせが。イスリル軍といえば、魔道師軍団。下手に逆らわぬほうがいいと、リクエンシスは慣れ親しんだ館を捨てて逃げ出す。ほとぼりが冷めるまでどこかに身を寄せていればいい。だが悪意に満ちたイスリルの魔道師が、館の庭に眠る邪悪な魂を呼び覚ました……。シリーズ屈指の人気者リクエンシスが自らの運命と対峙する、激動の三部作開幕!
「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」そう宣言しているミステリ作家のシャンクス。しかし実際は、彼はいくつもの謎や事件に遭遇して、推理を披露し見事解決に導いているのだ。取材を受けているときに犯罪の発生を見抜いたり、逮捕された作家仲間のため真相を探ったり、犯人当てイベントで起きた『マルタの鷹』初版本盗難事件に挑んだり、講演を頼まれた大学で殺人事件に巻き込まれたり……。図書館司書の著者が贈る連作短編集!
目黒区柿の木坂の空き家で放火が発生し、東京消防庁の火災調査官・東は現場に向かう。消火活動にあたったのは、東の高校時代の先輩であり、現在は目黒消防署八雲出張所のポンプ車小隊長を務める白木だった。そこで東は、犯人の遺留物と思しき、ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』の一部を模写した笑う天使の絵を見せられる。そしてその事件を皮切りに、都内で同じ手口の放火事件が頻発。現場にはなぜか同じ絵が残されていた……。有能だが本心では炎の美しさに執着している火災調査官と、正義感あふれるポンプ車小隊長が事件を追う渾身の長編ミステリ。
調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。不運が重なり思いがけなく時間ができた彼女は、あてもないまま瀬戸内の小島にふらり旅行することに。そこで待っていたのは、気まぐれで営業する風変わりな食堂。食堂を通じて様々な経験をしていくうちに、実果はすこしずつ自分の夢と向き合っていく。豊かな自然、美味しい料理、島の人との交流(ときどき猫)--元気と癒しを与えてくれる、夏休みのような小説。
誰も愛さず、誰からも愛されない人生。天使に出会うまで、 それが彼の運命だったーーベストセラー作家クレンツの珠玉作! 山間の小さな町で育ったセレニティ。町の助けとなる事業を立ち上げるべく、 敏腕コンサルタントとして名高いケイレブのもとを訪れる。容赦ない手腕で大 金を動かす彼は生きる世界も価値観もセレニティのそれとはまったく違うーー それなのに、彼女は男らしくハンサムなケイレブに一瞬で心を奪われた。そし てセレニティを見つめる彼の目にも、隠しきれない情熱の炎が揺らめいていた。 だがある日、セレニティに届いた一通の脅迫状が二人の関係を一変させる。ケ イレブは人が変わったような眼差しで彼女を見やると、冷たく突き放したのだ。
ここはいったいどこ?蝋燭のともる見慣れぬ豪奢な部屋。目を覚ましたヘレンは腕を縄で縛られていることに気づき、愕然とした。「ようやく目が覚めたね」声の主は放蕩侯爵ピアース。彼女は父が作った借金のかたに売られてしまったのだ。レースのナイトガウンから透ける柔肌を慌てて隠そうとしたとき、侯爵が言った。「清純ぶるな」不遇な乙女の初夜に待っていたのは、世にも甘美な調教だった。ヒストリカル・エロティカの名手リン・シリバーが描く『放蕩侯爵に調教されて』他、5篇を収録。衝撃のエロティック・ロマンス!
怒り傷つき、生き残ったことを悔いるあなたの目に、 私が映る日は来るのーー? レジェンド作家の貴重な復刻! 人の苦痛を取り除く能力を持つジニーは、両親に利用されてつらい少女時代を 過ごし、あげく事故で杖なしでは歩けない体になってしまった。やがて美しく 成長した彼女はある日、浜辺に打ち上げられた瀕死の男性サム・ダンディーを 助ける。ハンサムな麻薬捜査官は任務中に撃たれたのだが、仲間を失った罪悪 感に苛まれ、感謝もせずに去っていった。ジニーの胸に、ある切望を残して。 6年後、ジニーの能力を狙う狂信者が現れ、ボディガードがつけられる。現れ たのはサムだった。だが彼は「借りを返しに来ただけだ」と冷ややかで……。
ベサニーは人類学者の父が異国で死亡したという知らせを受けた。 生存を信じる彼女は、研究先である砂漠の国ベイラルに向かう。 現地に降り立ち、猛禽をうやうやしく運ぶ行列に出合ったとき、 そばにつき添う黒マントの美しい男が鋭い視線で彼女を捕らえた。 獲物を追うはやぶさに似た彼こそが、この国の首長ーー ザッカー・サディクだった。女一人では危険だと諭されるが、 ベサニーは自分で父親を見つけだす意志を崩さなかった。 それがザッカーの支配欲を刺激したのか、ベサニーは、 彼のベッドの囚われびととなってしまう……。
客室乗務員のティファニー・ニコルズは恋人と別れたばかり。 結婚まで考えていたのに、彼が求めていたのは体だけだったのだ。 しかし、つねに彼女の幸せを願っているおばとの電話で、 恋人と別れたとはどうしても言いだせず、 つい、近々結婚することになった、と口走ってしまう。 おばは大喜びし、相手の名前をしつこく訊いてきた。 さっき叱られた、有能だが厳しいパイロットが頭に浮かぶ。 ティファニーは思わず言った。「ベン・マックスウェル機長よ」 数日後、はからずもそのことが機長本人の耳に入ってしまい……。
最強の傭兵団をクビになった凄腕獣人のリグドは、元傭兵の若い奥さんと一緒に昔からの念願だった酒場を始める。 おっさんの出す酒や料理は瞬く間に町の噂となり、連日大盛況。 街の魔物退治をしたことがきっかけで、リグドを倒して名声を手に入れようとする招かれざる客も増えてしまう。 おっさんと若い奥さんに平穏な日々は訪れるのか!?
アラフォーおっさんがネット通販スキルで異世界生活を満喫するファンタジー小説。 山菜採りに行った山中で異世界に転移してしまったアラフォー独身男のケンイチは、転移の際に授かったネット通販能力によって危険な山中を無事脱出する。 買い取り機能を利用して異世界の物を換金し、現代日本の商品を購入。それを市場で売り始めると、たちまち人気商品として完売してしまった。 このまま店を大きくしていくこともできたが、ケンイチの目的はあくまでもスローライフを送ること。街外れで自給自足の生活を開始するが、次々にトラブルが発生しーー。 おっさんの異世界通販生活が今はじまる!