小説むすび | 2018年発売

2018年発売

ドラキュラ紀元一八八八ドラキュラ紀元一八八八

海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、 一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書。 特別配本として、 キム・ニューマンによる伝説のシリーズ 《ドラキュラ紀元》の完全版を刊行開始! 吸血鬼ドラキュラ、大英帝国に君臨す! ヴィクトリア女王と結婚し、大英帝国を手中に収めたドラキュラ。 だが、人間とヴァンパイアが共存する社会は、わずか三年ののち、 ヴァンパイアの女だけを狙う切り裂き魔〈銀ナイフ〉の凶行に揺らぎだした。 政府の秘密機関〈闇内閣〉の命を受けた諜報員ボウルガードは、 五百歳の美少女ジュヌヴィエーヴとともに切り裂き魔を追うーー ===== *本編に加え、  世界観を追補する短編「死者ははやく駆ける」や  「もうひとつの結末」等、  初訳資料も完全収録! 《付録目次》(※=本邦初訳)   著者による付記 ※   謝辞   あとがき(2010年版)   もうひとつの結末(原形中編より) ※   映画『ドラキュラ紀元一八八八』より(シナリオ抜粋) ※   ドラク・ザ・リッパー(切り裂きジャック論考) ※   死者ははやく駆ける(正典と本編を結ぶ短編) ※   登場人物事典(改訂版)   現実の切り裂きジャック事件 (本書と関係のある出来事を中心に)   参考文献   訳者あとがき

群像短篇名作選 2000〜2014群像短篇名作選 2000〜2014

雑誌『群像』は1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えました。これを記念し、永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され、大きな話題を呼びました。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします。第三弾は「平成」改元から10年、そして21世紀に入ってからの日本文学の諸相を示す18篇。 1946年10月号を創刊号とし、2016年10月号で創刊70年を迎えた文芸誌「群像」。 創刊70周年記念に永久保存版と銘打って発売された号には戦後を代表する短篇として54作品が収録され大きな話題を呼び、即完売となった。このたびそれを文庫三分冊とし、さらに多くの読者にお届けいたします第三弾は「平成」改元から10年、そして21世紀に入ってからの日本文学の諸相を示す18篇。 辻原 登「父、断章」 黒井千次「丸の内」 村田喜代子「鯉浄土」 角田光代「ロック母」 古井由吉「白暗淵」 小川洋子「ひよこトラック」 竹西寛子「五十鈴川の鴨」 堀江敏幸「方向指示」 町田 康 「ホワイトハッピー・ご覧のスポン」 松浦寿輝「川」 本谷有希子「アウトサイド」 川上未映子「お花畑自身」 長野まゆみ「45°」 筒井康隆「大盗庶幾」 津村記久子「台所の停戦」 滝口悠生「かまち」 藤野可織「アイデンティティ」 川上弘美「形見」

OVER DRIVEOVER DRIVE

著者

橘もも

出版社

講談社

発売日

2018年5月15日 発売

生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返す。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。 公道を走行して区間タイムの速さや運転の正確さを競う自動車競技ラリーの世界が舞台。世界最高峰の『世界ラリー選手権』へのステップアップを目指すチーム「スピカレーシングファクトリー」とライバルチームとの優勝争いを描く。 生真面目で寡黙だが、確かな技術で信頼されているメカニックの兄・檜山篤洋と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指している天才的ドライバーの弟・檜山直純。篤洋のアドバイスを無視して、無謀で危険なレースをする直純はレースの度に篤洋と衝突を繰り返し、チームにも険悪なムードが漂い、年間チャンピオンが危うい事態になっていた。ある日、直純の新しいマネジメント担当として、ラリーの知識がまったくない場違いなエージェント遠藤ひかるがやってくる。彼女を待ち受けていたのは檜山兄弟の確執に秘められた過去、チーム全体を巻き込む試練だった。プロフェッショナルの世界で生きるチームメンバーたちが繰り広げる濃厚な人間ドラマを、スピード感のある迫力の描写、筆致でおくる、圧倒的なスペクタクル作品。男たちの決して諦めない心の強さ。若さ故にもがき、葛藤し、一流を目指して成長していく主人公たちの姿が胸を打つ。

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