2019年11月20日発売
時価2億のヴァイオリンが消えた。 二重に警備されたパーティ会場、特殊電子錠つきのケースから、ヴァイオリンの名器《ミモザ》が消失! パトロンのマダム、実直なヴァイオリン職人、ヨーロッパ貴族、才媛の秘書嬢、イケメンコーディネーター……誰にも不可能で、誰もが怪しい。……えっ、私も!? アラフォー地味美人×天才(?)高校生コンビに このトリックは解けるのか!? 装画に『坂道のアポロン』の小玉ユキ。 『カラマーゾフの妹』の江戸川乱歩賞作家が満を持して贈る、 オーケストラ・ミステリー! *** 音羽光子 42歳独身彼氏なし。 ヴァイオリン歴30年のベテランながら、自他ともに認める、いまひとつ華がない演奏者。 小林拓人 クラシック知らずの高校一年生だが、ヴァイオリンに関しては無自覚に天才的。 突然アマチュア・オーケストラにスカウトされ……。
「Cocoon」シリーズ2作目! 最高級遊女・花魁でありながら、夜になれば鬼退治に奔走する瑠璃。人ならざる彼女の孤独を唯一理解してくれていた朋輩・津笠が鬼になり、瑠璃に斬られてから1年が経った。時間は流れたが、瑠璃の心の傷は癒えない。そんな中、五人衆の一人・錠吉が不自然に瑠璃を避け始め……。
失業したて坂井寛生のもとに派遣されてきた「一緒に飯が食える気楽な仲間」は夕ご飯の時は人間の青年の姿をしているが、その正体は神社の猫…! 食いしん坊な「猫」が、ごはんを旨そうにたいらげ、愉快にお喋りをして帰っていく、そんな穏やかでちょっと不思議な無職の日々を送る坂井だったが、 ある出来事をきっかけに親しくなった沖守さんという老婦人の営む小さな茶房「山猫軒」で働くことに。 雇われマスターとして懸命に楽しく働いていた。 そんなある日、「山猫軒」からの帰り道、坂井と猫は体調を崩して道端で蹲る若者に出逢い…? 夏から冬へ、めぐる季節と泣いて笑ってごはんの日々。 肉球と、紅葉と、ブッシュドノエル。 じんわり美味しい幸せを「僕」と「猫」と一緒に。
異世界の湯屋・高天原に連れてこられたまま、下働きを続けている凛子。 この湯屋の主である狗神の京之介との婚姻関係も継続中ということになる。 はじめは離縁するつもりで手切れ金を貯めていた凛子だが、この世界での暮らしは心地良く、元の世界に戻らなければならない理由もそういえばないのだった。 何より、夫である京之介への気持ちが恋なのか、自分でもよくわからなくて…。 そんな凛子のところに、人間の娘だという七緒が預けられた。彼女は死んだ恋人の子を身ごもっているのだが、それ以外の記憶をなぜか失っていて…? 行方知れずだった京之介の弟の登場により、湯屋・高天原に存続の危機が!? 凛子はこの世界に残るかどうか、決断を迫られることにーー!
「いただきます」を君と一緒に。 優しすぎる男と壊れかかった女たち。 心と身体に愛の滋養、じんと沁みる、金沢ごはん物語…! 金沢にある家具工房「ときわ」の職人・楡崎の作るテーブルに一目惚れをし、飛び込みで弟子入りをし、修行に励んでいた倉木相馬。 良い家具を作るには人生経験を積み、人間について深く理解していなくてはならないと考える師匠に、家具職人以外の仕事を体験するよう言われ、女友達こうめの営む「茶房こうめ」で働くことに。 母子家庭で育ち、もともと料理が得意だった相馬は、こうめと料理人見習いの純平とともに厨房に立ち、お客さんの笑顔を引き出すことに喜びを見出し始める。 そんなある日、部屋に帰ると、研究室帰りの恋人・沙希が相馬の帰りを待って倒れていた。 お腹すいて死にそうなの、という彼女に、相馬はとり野菜鍋を作って…。
神庭の裔が暮らす花の郷の少女・日奈は、鉄をつくり世に金気の穢れを撒き散らす黒金の大王のもとへ、輿入れすることを命じられた。 花の郷の王・異花王の妹の身代わりとしての輿入れ。 しかもそれは、裏で大王毒殺の密命を帯びたものだった。 霊力によって高い身体能力を持つ日奈だが、花の郷の外に出れば金気に蝕まれ力を発揮できなくなってしまう。 それでも異花王の命を受け、輿入れのため川で身を清めていると、川彦と名乗る怪しい男が声をかけてきた。 日奈が王の命令で輿入れすると聞いた川彦は、なぜ自分の意思のない結婚などするのだと問い詰め、それ以降たびたび日奈の前に現れるようになるのだが……? まだ神の世と人の世が未分明だった世界を舞台にした、壮大な古代和風ファンタジー!
妖怪、怪異、化け物、あやかし。 この世に存在する、徒人には見えぬもの、触れえぬもの。 それを見て、触れて、それらと交渉したり、ときに人間のために彼らを排除したりするーーそれが昔から続く真魚寺の家業だ。 そんな裔である千歳には、古い付き合いのある小説家がいる。青原灯ーー着流し姿に整った顔立ちをした青年だ。 表向き、灯は千歳の従兄となっているが、それは真っ赤な嘘。灯は従兄でも何でもなく、幼い日に千歳が契約を結んだ妖怪なのだ。 千歳の命が尽きるまで千歳を守り、その対価として、千歳の精気を少しずつ貰い受けるという契約だ。 表面的には気安く親しい関係であっても、ヒトと怪異という存在は違う。 異なる時の流れと世界で生きるふたりの絆は、やがて変質し始めてしまうもので……?
美貌の青年・藍沢結人は、ひとつの街ではひとつの恋しかしないと決めていた。 なぜなら、恋をした相手の首に縄をかけ吊るすことを最大の愛情表現だと考えているから。 このあかつき町でも、ひとりの劇団員の女性を自殺にみせかけて吊るしたので、別の街へ移ろうと考えていた。 だが、殺人現場に財布を落としてしまったことに気付いてしまった。 一方、劇作家の青年・化野夕真は、朝目が覚めると見知らぬ財布を持っていた事を疑問に思い、交番に持って行こうとしたが、途中で藍沢結人と出会う。 ふたりは次第に親しくなっていくのだが……? 連続殺人者と犯罪被害者家族たちが入り乱れ、誰もが傷つけ、傷つけられる復讐の因果が回り始める。
願いが叶えば叶うほど、2人のキョリは遠くなるーー。 キュンとせつない、泣ける恋物語。 高1のひまりは、片想い中の陸斗に告白することに。 けれど、事故にあった陸斗は、約束の時間にあらわれなかった。 その日、ひまりは不思議なお店に迷いこむ。“思い出とひきかえに願いを1つ叶えてくれる"という。 陸斗を助けるため、彼との思い出を売るひまり。しかし、2人にとって大事な出来事の記憶まで失い、陸斗とすれちがっていく…!? ・・・あの日、かわした言葉も、君がむけてくれた笑顔も、わずかにふれた指先のぬくもりも。 君とすごしたすべての一瞬は、大切な宝物。どの思い出も、手ばなしたくない。 でも、君のためなら、それさえもーー。
明治三十年代、女学生・塔子は、気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた。道中、松岡と田山と名乗る二人の男と出会う。彼らは、ある幻の書店を探しているという。古今東西の凡百書物が揃い、迷える人々が探し求める本を引き合わせる“書楼弔堂"--。一人の女学生と詩人の松岡國男(柳田國男)を中心に、田山花袋、添田唖蝉坊、福来友吉、平塚らいてう等の実在する多くの著名人が交わり、激動の明治時代を生きる人々の姿、文化模様を浮かび上がらせる。待望のシリーズ第二弾。 【著者略歴】 京極 夏彦(キョウゴク ナツヒコ) 1963年北海道小樽市生まれ。94年『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。 96年『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞(長編部門)、97年『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞受賞。 2003年『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で第130回直木賞受賞、11年『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞受賞。16年遠野文化賞受賞。
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。 欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。 変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。 【著者着歴】 窪美澄(くぼ・みすみ) 1965年東京生まれ。フリーの編集ライターを経て、2009年「ミクマリ」で女による女のためのR18文学賞大賞を受賞。受賞作を所収したデビュー作『ふがいない僕は空を見た』で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞。他の著書に『さよならニルヴァーナ』『アカガミ』『すみなれたからだで』『トリニティ』『いるいないみらい』など。
それは地元出身のアイドル・キリモエが一日署長を務めるというイベント当日。賀江出署副署長の脇坂に思いも寄らぬ報告が上がった。 病欠していた若い巡査部長・鈴本が、事故現場から逃走した……? ただでさえマスコミの注目が集まる大事な一日。そんな日に、あってはならぬ身内の不祥事か、それとも……? 収拾を一任された脇坂だが、捜査を進める内に、誰も予想し得ない事態に次々と直面する。 一方で、脇坂自身の家庭内でも、前夜から妻と息子の双方に不可解な行動があり、それに気付いた娘・由希子から想定外の連絡が続いていた。 職場も家庭も、どちらを見ても謎ばかり。同時多発する出来事に、休む間も無くひとり立ち向かわざるを得ない脇坂。 生粋の警察官として職務を全うする脇坂が最後に辿り着く、複雑極まりない事の真相とは……? 緻密にして奇想溢れる、唯一無二の真保裕一ワールド。読み始めると止まらない、分刻みノンストップ・ミステリー! ! 【著者略歴】 真保裕一(しんぽ ゆういち) 1961年生まれ。アニメーション製作に携わった後、91年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。96年『ホワイトアウト』で第17回吉川英治文学新人賞、97年『奪取』で第10回山本周五郎賞と第50回日本推理作家協会賞、2006年『灰色の北壁』で第25回新田次郎文学賞を受賞。ミステリーを書き続ける一方、『覇王の番人』『天魔ゆく空』『猫背の虎 動乱始末』などの歴史時代小説も執筆し、読者層を広げる。近著は『レオナルドの扉』『赤毛のアンナ』などがある。
「運命の出会い」を求め、夜の平安京をお忍びで歩くのが帝の息抜き。病気の上司にかわり、今夜は夏樹がお供を務めた。見事な藤の花が咲く家で人違いの招きを受けた帝は、夏樹の制止も聞かずに応じてしまう。そこで出逢ったのが藤香姫だった。翌日、その家は藤の木もろとも消えてしまい、夏樹は藤香を捜して都中をさまよう羽目に…。そして、春の柔らかな朧月の下、ひとりでに動き回る牛車を目撃。その直後、一条にも負けない美少年・馨が夜盗に襲われているのを助けるがー。 見事な藤の花が咲く家で帝が出会った美貌の姫君の正体とはーー。 美しくも哀しい、平安怪異譚シリーズ第5弾。 【著者略歴】 瀬川 貴次(セガワ タカツグ) 1964年生まれ。91年にスーパーファンタジー文庫よりデビュー。陰陽師もの、オカルトものを得意とし、『聖霊狩り』シリーズ、『闇に歌えば』シリーズなどコバルト文庫に著書多数。他に『怪奇編集部「トワイライト」』シリーズ (集英社オレンジ文庫)。また、瀬川ことび名義で角川ホラー文庫、トクマノベルスでも活躍。他社近刊に『化け芭蕉』(角川ホラー文庫)、「百鬼一歌」シリーズ(講談社タイガ)。
テロ、移民、スラム化した東京、菌糸の生物兵器… 2026年の“未来の歴史"を幻視せよ。 舞台は2026年東京。 放射能汚染によって隔離された被災地「島」からやってきた、天才的騎手・喜多村ヤソウ。 東京オリンピック後、スラムと化した“鷺ノ宮"を偵察する「島」生まれの喜多村サイコ。 先天性の心臓病を患う少女・谷崎ウラン。 17歳と19歳と18歳の三人が出会うとき、東京を揺るがす事態が巻き起こるーー。 日本、フランス、メキシコ、そして「島」。 遥かな未来になけなしの希望を託す、近未来長編。 【著者略歴】 古川 日出男(フルカワ ヒデオ) 1966年福島県郡山市生まれ。98年『13』でデビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で、第55回日本推理作家協会賞と第23回日本SF大賞をダブル受賞。06年『LOVE』で三島由紀夫賞受賞。他の作品に『ベルカ、吠えないのか?』『サウンドトラック』『gift』『聖家族』『MUSIC』『ドッグマザー』『女たち三百人裏切りの書』などがある。
鉱物の魅力が満載、少年の繊細な心を鉱物の美しさになぞらえて描くシリーズ第3弾。祖父、クラスメート、そしてパートナーである石精……相手を思う心が感動を呼ぶ3話構成。 「黄鉄鉱の輝き」クラスメートの山下さんは、お祖父さんが鉱山で働いていたという。祖父との思い出の金属鉱物を大事にしたいが、黄鉄鉱は環境の変化にもろく、徐々に変質してしまう……。「瑠璃の空」樹と雫が祖父の遺品を整理していると、絵画が出て来た。そこに描かれた空は非常に印象的な青色をたたえていて……。一方、校内で出会った美術部の1年生は、進路についての夢と現実に悩んでいた。「仮晶の夢」今回土蔵から見つかったのは祖父の日記。厳粛だった祖父が自分たちにあたたかい視線を注いでくれていたことを知り、樹は改めて祖父を失った悲しみを感じる。なぐさめようとする雫だったが……。繊細な少年の心を描く、青春小説。 【著者略歴】 蒼月 海里(あおつき・かいり) 宮城県生まれ。2014年、文庫書き下ろしの『幽落町おばけ駄菓子屋』でデビュー。同シリーズのほか「華舞鬼町おばけ写真館」「幻想古書店で珈琲を」シリーズなどを次々と刊行。他の著書に『水上博物館アケローンの夜』など。
国土交通省「幽冥推進課」--国土開発の妨げになっている地縛霊などを立ち退かせる、不思議な部署。自分以外は全員妖怪、という環境のなか、臨時採用職員として日々奮闘中の夕霞。バイパス候補地に現れる地縛霊の説得に赴くことになった夕霞だが、その土地の問題は、地縛霊の存在だけでなく、「幽霊土地」……相続手続きを所有者が怠ったため、所有者が不明になっている土地であることで!?(「ちゃんともらってくださいね」)1巻発売時に毛利事務次官(当時)から直々に調査依頼をいただいた「幽霊土地」問題をはじめ、この国に暮らす人々が遺した想いを描く、笑えて泣ける心霊お仕事コメディ第4弾! 【著者略歴】 竹林 七草(タケバヤシ ナナクサ) 2012年に第6回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞し、『猫にはなれないご職業』(ガガガ文庫刊)にて作家デビューする。他の著書に『お伽鬼譚 亡者と鬼哭の怪異譚』。
江戸で人材派遣業を営む口入屋の九代目を継いだばかりの長兵衛。江戸に集まってくる人々に職を斡旋して面倒見がいいと評判だった先代のような店主を目指している。ある日、長兵衛の店で中間の世話をした友蔵が、旗本の中間部屋で賭場を開き、荒稼ぎしていると噂を耳にする。その賭場の博打で負けたと三次が店にやってきて新しい奉公先を見つけたいというが……。中間部屋を渡り歩く友蔵の裏になにかあると睨んだ長兵衛は探索に乗り出す。粋でいなせな口入屋長兵衛の活躍。文庫書き下ろし時代小説の新シリーズ。 【著者略歴】 小杉 健治(コスギ ケンジ) 1947年東京墨田区生まれ。データベース会社に勤務の傍ら執筆した『原島弁護士の処置』で第22回オール讀物推理小説新人賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回推理作家協会賞を受賞。つねに社会的弱者や虐げられている人々の立場に立ち、正義感と人情味に満ちた作品を発表。ミステリーの他、時代小説の分野でも活躍。作品多数。代表作に『絆』『検察者』『宿敵』『黙秘』『贖罪』など。
魂を数値化する巨大監視ネットワーク・シビュラシステムが人々の治安を維持している近未来。変わりゆく世界で、犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、犯罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。 2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』の第三期シリーズとなる本作は、ふたりの新人監視官の物語。慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフは、厚生省公安局の刑事となり、変わりゆく世界で真実を求めていく。 カバーイラストはキャラクターデザイン担当の天野明が描き下ろし。 アニメはフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で2019年10月17日から放送。 【著者略歴】 吉上 亮(ヨシガミ リョウ) 2013年、『パンツァークラウン フェイセズ』でデビュー。著書に『PSYCHO-PASS GENESIS』『生存賭博』『泥の銃弾』など。脚本担当作に映画「PSYCHO-PASS│SS Case.1 罪と罰」がある。
【フランスで160万部突破の大ベストセラー日本上陸!】 【急死した天才画家が遺作に託した驚愕の真実とは!?『ブルックリンの少女』の著者ギヨーム・ミュッソが放つ待望の新作ミステリー!】 それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。 マデリンは傷心を癒すため、人間嫌いのガスパールは執筆で缶詰になるため。 この他人同士の男女は偶然、同じ不動産レンタルサイトで一件家を予約するが、当日にダブルブッキングが判明。反りの合わない2人は互いに一歩も譲らない。 だが、当の家が1年前にニューヨークで急死した天才画家ショーン・ローレンツの元アトリエと知ると、彼らは次第に画家とその作品に惹かれていき、未発見の遺作3点が存在するという情報を得て行方を探し始めるが……。 絵に隠された秘密に導かれて突き進む2人を待ち受けていた、誰にも予想できない衝撃の真実とは!? 【著者略歴】 ギヨーム・ミュッソ 1974年フランスのアンティーブ生まれ。高校卒業後にニューヨークに渡りアイスクリーム売りのアルバイトなどを経験。ニースとモンペリエの大学で経済学と社会学を学んだのち、2003年まで高校教師を務める。04年に発表された『Et après...』が大ヒットし、ベストセラー作家に。以降、毎年話題作を発表し、これまでに刊行した作品は42の言語に翻訳され、その総売り上げは3000万部を超える。現在フランスでもっとも売れている小説家。