小説むすび | 2019年4月12日発売

2019年4月12日発売

おまえの罪を自白しろおまえの罪を自白しろ

出版社

文藝春秋

発売日

2019年4月12日 発売

総理がらみの疑惑の渦中にある代議士の孫が誘拐された! 犯人の要求は前代未聞ーー「罪の自白」。 政界に激震が広がる中、代議士と家族の戦いが始まる! 「総理の友人に便宜を払うため、国交省や県に圧力をかけたのではないか」 衆議院議員の宇田清治郎は、こんな疑惑を糾弾され、連日、メディアに追われていた。その最中、三歳になる孫娘が誘拐された。 「記者会見を開いて、おまえの罪を自白しろ。今まで政治家として犯してきたすべての罪を、だ」 犯人が提示したタイムリミットは翌日の午後五時。 動機は宇田清治郎への怨恨か。それとも、総理の罪を暴くことにあるのか。 警察は、思い当たる過去の罪を事前に打ち明けてくれ、と宇田を説得する。 保身のための駆け引きに長けた「官邸サイド」と対峙するのは、宇田家・次男の晄司。 宇田一族、総理官邸、警察組織ーー。 三者の思惑が入り乱れる中、刻々とタイムリミットが迫る。 晄司たち家族の戦いが始まる! 政治家一族の身内が誘拐されるという、現実的に起こりうる危機を、圧倒的な迫力で描き出すサスペンス大作!

ボスと秘書には秘密があるボスと秘書には秘密がある

生きているうちに経験したいことーー それは魅惑のボスとの燃えるような恋。 エマは重い病気を患ったあと、女性としての幸福は諦め、 巨万の富を誇る投資家、アントニオの秘書として働いている。 そんなある日、プレイボーイの彼に花嫁探しを命じられた。 投資を成功させるため品行方正な人物を装う必要に迫られたのだ。 だが彼はどの花嫁候補も気に入らないと文句をつけた挙げ句、 エマに白羽の矢を立てた! 君がフィアンセのふりをしろ、と。 憧れの彼の恋人になるのは、ひそかな夢だった。 自分の心を危険にさらすことを承知で、エマは命令に従った。 人前で彼の熱いキスを受け、ペントハウスに招かれると……。 リン・グレアム大絶賛! 『踏みにじられた純潔』の大胆かつ緻密な構成と流麗な文体で読者を圧倒した、ピッパ・ロスコー。リン・グレアムの元担当編集としてロマンス小説の神髄を知り尽くした彼女が、今作でもその奇才ぶりをあますところなく発揮しています!

シンデレラは片想いのままシンデレラは片想いのまま

“家族になろう”--なんて残酷な言葉。 彼は私を愛してはいないのに。 サヴァンナは十代で母を亡くしてから、妹と弟を一人で育てあげた。 そして今は、有名ジュエリー会社の臨時秘書として献身的に働き、 効率最優先の冷徹なCEO、大富豪リックに想いを寄せていた。 二人きりのロンドン出張で、彼はいつもとは別人のようだった。 初めて乗る飛行機を怖がるサヴァンナの手を握っていてくれたり、 夜、ドレスに着替えた彼女に熱っぽい視線を送ってきたり……。 募る恋心を止められず、サヴァンナはリックと一夜をともにしてしまう。 結婚も赤ん坊も望まない彼は、生涯続く関係など求めていなかったけれど。 ところが数週間後、サヴァンナは妊娠に気づいて愕然とする。 彼に父親になると伝えるの? 責任感から求婚されるとわかっていて? 大好評だったデビュー作、I-2385『天使を抱くシンデレラ』の関連作をお届けします。仕事に人生を捧げ、愛を否定するヒーローからのプロポーズに、どうしてもイエスと言えないヒロイン。本当は愛されたいのに、本心を隠す彼女のいじらしさが切ない作品です。

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