2019年6月28日発売
自分に自信がなく、生きづらさを抱えている文乃。ある日大学の図書館で一冊の恋愛小説と出会う。不思議なほど心惹かれていると、作者だという青年・優人に声をかけられる。「この本の世界を一緒に辿ってくれない?」-戸惑いながらも、優人と過ごすうちに文乃の冴えない毎日は変わり始める。しかしその本には、ふたりが辿る運命の秘密が隠されていて…。すべての真実が明かされる結末は感涙必至!「エブリスタ×スターツ出版文庫大賞」部門賞受賞作!
「命が終わるその時、もし“きみ”に会えたなら」。高2の光莉は同級生・来斗への想いを残したまま命を落とし、地縛霊になりかけていた。記憶を失い魂となって彷徨う中、霊感の強い輪や案内人クロの助けもあり、光莉は自分の未練に向き合い始める。成仏までの期限は7日。そして夢にまで見た来斗との再会の日、避けられない運命が目の前に迫っていてー。誰もが予想外のラストは、いぬじゅん作品史上最高に切ない涙が待っている!!
広告代理店で仕事に打ち込む佐波。悩みといえば、上司の鬼部長・一色が苦手なことくらい。それなのに、お酒の勢いで彼と一夜を共にしてしまい、しかも後日、妊娠が判明!迷った末に打ち明けると、「産め!結婚するぞ」と驚きのプロポーズ!?仕事人間の彼らしく、新居探し、結婚の挨拶、入籍…と、まるで新規事業に取り組むように話は進んでいく。この結婚はお腹の赤ちゃんを守るためのもの。そこに愛はないとわかっていたはずなのに、一色の不器用だけどまっすぐな優しさに触れるうち、佐波は次第に恋心を抱いてしまって…!?
余命3カ月と宣告された高1の海月は、心細さを埋めるため、帰り道に偶然会ったクラスの人気者・悠真に「朝まで一緒にいて」と懇願する。海月はそのことを忘れようとするが、海月の心の痛みに気づいた悠真は毎日話しかけてくるように。「俺は海月と一緒にいたい」とストレートに気持ちを伝えてくれる悠真に心を動かされた海月は、一秒でも長く前向きに生きることを決意して…。ふたりのまっすぐな愛に涙が止まらない、感動の青春恋愛小説!!「第3回野いちご大賞」大賞受賞作!!
ある出来事から家族も友達も信じられなくなった真波は、高校進学を機にひとり、祖父母の家に引っ越してきた。優しすぎる祖父母にも、正義感が強く説教ばかりの同級生・漣にも苛立ち、息苦しさを感じていた。そんなある日、夜の海岸で不思議な青年・ユウと出会ったことで少しずつ変わる真波の心。そしてそこには、いつも漣がいてくれたーー。しかしある時、海で子どもが溺れる事件が起きる。ユウが救助し事なきを得たが、別人のように取り乱す漣。実は漣には、残酷すぎる過去があって……。 大ヒット『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』著者が贈る、大号泣の書き下ろし最新作!!