2020年11月発売
社畜として過労死した男が、異世界の商家の三男・サワディとして転生した。彼は、得意とするチートな再生魔法で治療した奴隷にお金を稼いでもらい、のんびり暮らそうと考えるも国のお偉いさんに目を付けられ、元軍人の女性と結婚することになる。望んだのんびり生活とは違うかたちになりはしたが、可愛い奥さんが出来、新しい家族も授かり幸せな生活を手に入れた! 愛する人たちの幸せのたまに今日もサワディは奮闘する! 異世界ゆるふわファンタジー、第3弾!
貧乏農家の長男・アウルとして転生した男は、現代知識と魔法で悠々自適な田舎暮らしを満喫していた。しかし、アウルが開発した商品は瞬く間に大流行。王都の貴族からお呼びがかかり、移住することに。王都では、貴族のご令嬢の誕パのコーディネートをしたり、憧れの広い庭付き一戸建てを購入し、奴隷少女2人と賑やかな日々を送る。しかし、そこでは黒い陰謀が渦巻いていてー。「小説家になろう」発スローライフファンタジー、第2弾!!
公爵どのの別荘へ案内されたベーは、そこで娘カレットと出会う。公爵どのの娘だけあって、カレットは人並み以上に元気で明るい冒険好きな女の子だった。ベーをひと目で気に入り、プリッシュともすぐ仲良くなったカレットは、ベーに一緒に冒険へ連れて行ってもらうよう頼みこむ。
主人公・アークが授かったのは“当たれば必殺。しかしスライムにすら通らない”と言われる外れスキル「即死魔術」。しかも成長性を示すレベル上限は「1」。最弱冒険者として認定され、幼馴染みにもあっさり見限られたアークだったが、破れかぶれに放った「即死魔術」がその威力を発揮したことで事態は一変。「レベル1の即死魔術師」としてギルドの信頼を得るとともに国を揺るがす一大事に巻き込まれていくのだった。
『主人公になれなかった俺と、魔法少女になってしまった君』幼馴染の芽依と、その彼氏・運動神経バツグンな親友の輝。かたや俺は何事にも熱中できない無気力な自分に嫌気がさしていた。ある日テニスの全国大会を控えた輝に誘われて夜の学校に肝試しに行くと、突然化物どもに襲われ、屋上に追い詰められてしまう!しかし謎の女性が現れ、魔法少女の力を分け与えられた芽依によって間一髪逃げ切ることができた。その女性が言うには、原因不明だが今後も俺たちは化物に狙われてしまう可能性があるとのこと。撃退する為に即席で魔法少女になった芽依へ魔力を注入する必要があるそうだが、その方法は予想もしていなかったものでー!?これは、二人の魔法少女とまぐわったひと夏の物語。
“世紀の脱獄王”から“犯罪捜査学の父”へー無実の罪で投獄され、のちに世界初の私立探偵となったフランソワ・ヴィドックの数奇な運命!史実をもとに描く伝記小説。
洒脱にして剣呑、静謐にして囂囂たる、“僕”と“おじさん”と“おじいさん”の夢幻の如き日々は、どこに辿り着くのか。 ランボー、アルトー、ジュネ、ヴィアンの翻訳者が満を持して放つ、破格の書き下ろし長編小説! 僕の家にはおじいさんとおじさんがいて、僕がお世話になっているところや知り合いのお店なんかにとつぜん出没しては、わざと迷惑をかけたりして僕に恥をかかせるのだが、どこかに忠実な間諜がいて、そいつが連絡でもしているみたいに絶妙のタイミングで現れるので、よけいに腹が立って仕方がない。あっちは二人だから、いつもこちらは多勢に無勢みたいな気がするし、彼らはむやみに嵩高いのだ。いつか手押しリヤカーに二人を乗せて夜のメリケン波止場から暗い海に突き落としてやろうと思っている。(…)確かなことは、僕がいつまでたっても三人のなかで一番年下だということだし、何を隠そう、この劣等感をぬぐうことができず、自分でも情けなくなることがある。子供の頃から、僕はできるだけ早く歳をとりたかった。さすがにいきなり皺だらけのじじいになるのは嫌だったけれど、いつまでたっても子供モドキでいることに耐えられなかった。(本書より) 第一章 日誌 第二章 廃址
「この秘密は墓場までもっていけ」-七三一の無法がなぜ許されてきたのか?どんな大義があろうと戦争は徹頭徹尾おぞましい。フィクションを通じてその闇を照らしながら、連綿と続く戦争犯罪隠蔽の構造を問う。
背後にアメリカの歴史そのものが横たわっている『トム・ソーヤーの冒険』を精読する!各章の「あらすじ」を整理しながら鍵となるテーマを順に読解しつつ、独立宣言から100年後に出版されたこの作品の影響やアダプテーションにも迫る。表面上の少年たちの海賊ごっこや宝探しの冒険を精読すれば、過去や現在のアメリカ社会を考える上での手がかりを与えてくれる…、さあ、アメリカ文学の正典への冒険へ!
誰からも聞かれていないし、 誰にも話していないけれど、 誰かに話したい作家たちの話 “韓国の芥川賞”とも称され、韓国で最も権威ある文学賞「李箱文学賞」。 その大賞を受賞した作家は、受賞所感とともに「文学的自叙伝」を発表する習わしがある。 どんな本を読んできたのか、どのようにして小説を書き始めたのか、どんなふうに作品を書いてきたのかーー。 歴代の受賞者23名による文学的自伝エッセイ集。 日本語版特別収録 2005年(第29回)大賞受賞 ハン・ガンの文学的自伝「記憶の日向」 著者(掲載順) ユン・イヒョン、ソン・ホンギュ、ク・ヒョソ、キム・ギョンウク、 キム・スム、ピョン・ヘヨン、キム・エラン、キム・ヨンハ、 コン・ジヨン、パク・ミンギュ、キム・ヨンス、クォン・ヨソン、 キョン・ギョンニン、キョン・ミギョン、ハン・ガン、 クォン・ジエ、シン・ギョンスク、パク・サンウ、キム・ジウォン、 ユン・デニョン、ユン・フミョン、チェ・ユン、チェ・スチョル 翻訳者(掲載順) 古川綾子、橋本智保、関谷敦子、五十嵐真希、岡裕美、姜信子、 吉川凪、蓮池薫、斎藤真理子、呉永雅、生田美保、きむ ふな、 カン・バンファ、吉原育子、李聖和 まえがきより 李箱文学賞受賞作を発表した後に楽しみにしていることが一つある。 大賞受賞作家が書く学的自叙伝」を読むことだ。 この作品を書いた作家はどのようにして小説を書き始めたのか、どんな考えを持っているのか、どんな本を読んできたのか、どういうふうにして作品を書いているのかなど、作家に対する好奇心をふくらませてそれらの文章を読んでいる。 そして、私は毎回「受賞所感」だけでなく、作家自身の心のうちを率直かつありのままにさらけ出した「文学的自叙伝」に感動する。 一人の作家について知るつもりが、一人の人間についてさまざまな発見をすることになるからだ。 李箱文学賞とは 朝鮮を代表するモダニスト作家で詩人の李箱(イ・サン)の文学的功績を称え、文学思想社が1977 年に設立した韓国で最も権威ある文学賞。 日本の芥川賞に相当するとされ、前年の1月から12月までに文芸誌などで発表された中編もしくは短編の純文学作品が審査の対象となる。 これまでの最年少受賞者は、キム・エラン(当時33 歳)で、受賞作の「沈黙の未来」は『外は夏』(古川綾子訳、亜紀書房)に収録されている。最高齢受賞者はク・ヒョソ(当時59 歳)。 親子で受賞したケースもあり、ハン・ガンとハン・スンウォン、イ・ジェハとユン・イヒョ…