2020年5月25日発売
貴族令嬢ステファニーの初恋は獣人隊長のラルフ。 幼い頃、命を助けてくれた人。 種族は違うけど10年間ずっと一途に恋してた。 そんなラルフといきなり政略結婚を!? 彼は武骨で不器用だけど優しすぎる人。 獣人と人間──体格差のあまり 傷つけるのが心配みたいで抱いてこない。 だけどモフモフした毛並みに頬ずりすると…… 「俺を誘惑するとはいい度胸だ」 新妻がカワイすぎて発情期になりました!? 獣人夫とおしゃまな令嬢のまったり新婚ライフ
本邦初訳! 20世紀スペイン文学を代表する作家デリーベスの短・中篇集。 都会と田舎、異なる舞台に展開される四作品を収録。 「自然」、「身近な人々」、「死」、「子ども」 ──デリーベス作品を象徴するテーマが 過不足なく融合した傑作集。
幼い頃に白血病を患ったひまりは、もう家族を悲しませないようにと、無理に笑ってすごすのが癖になっていた。そんなある日、同じ通学バスに乗る晴斗と仲良くなる。なにげなく過去のことを話すと、彼は「俺の前では無理するな」と抱きしめてくれた。クールに見えて人一倍優しい彼とすごす時間は、ひまりの心をとかし、自然と笑顔でいられるようになっていく。だけど、ひまりの病気が再発し、余命がわずかだとわかり…。それでも、「ずっとそばにいる。どんなことがあっても、俺はお前が好きだ」と想いをぶつける晴斗。ひまりは彼と、最後まで笑顔で一緒にいることを決めてー。
認知症患者と対峙する先にたどり着いたAIドクターロボットたちの答えは、人間の医師の想像をはるかに超えたものだった!超高齢社会を迎えて、増加の一途を辿る『認知症』患者。その対策の一環として開発されたAIドクターロボット。認知症の改善をめざし、臨床経験を積み重ね、ディープラーニングを繰り返すうちに、彼らは…。
地球人のルーツ、過去、未来を見せられ、その体験を書いた『Abduction to the 9th Planet』が大反響を呼んだ著者が、世界的な大災厄を描く予言小説!
だれしもが読み終えるのが惜しい気持ちにさせられるーー植島啓司氏感嘆! 摂食障害に罹り、心療内科に通う人びとと、懊悩する医師の来し方、行く末。人類の、文明の、宗教の、そして病の起源を辿る思索の旅。現役の心療内科医が描き出す、瞠目の書き下ろし小説。 「心療内科医として精神病院に勤務する医師と二人の女性(由美、理恵)をめぐる長いオデッセイはいよいよクライマックスを迎えようとしている。著者の治療体験、該博な知識、フィールドワークに支えられた本書は、次第に神話的想像力によってシリアの一都市アスカロンの大地母神の神殿にまで大きく展開されたわけだが、ここでみごとな結末に至る。途中に挿入される小谷の幻視というか、妄想というか、聖書の詩篇のようなパートは美しい。だれしもが読み終えるのが惜しい気持ちにさせられるのではないか。」--植島啓司(宗教人類学) 第一部 彷徨 魂の彷徨/東方病院/起源への旅/その後/新垣という男/姉のスカートの下/サルタヒコ/大山教団/妄想の意味/栄治の葛藤/小谷の夢と葛藤/パテオ/和子との対話/小谷の感情の変化/由美との問答/大山の使命/多重人格/観音との対話/小谷の来歴/その場所にて/亮の決心 第二部 邂逅 そもそもの物語の始まり/ある日いにしえ/黄泉とあなぐら/光一の絵/一神教と抽象画/約束の子/そもそも理恵と亮は/エリッサとウラニア/再び観音と/ミソルの末裔/オットー・グロースの恋/ウイグル/シュメール/アラブの律法/ヘロドトスの世界/フェニキア/スキタイ/ウラニア・アプロディーテ/白い浜辺にて/廃墟にて/受け継ぐ者たち
けもの黙示録。 最終兵器いりませんか? 幻惑と戦慄の寓話群! ☆日産 童話と絵本のグランプリ大賞受賞の残虐非道メルヘン「ぞうのかんづめ」 ☆アンデルセンのメルヘン大賞優秀賞受賞の強迫神経症メルヘン「アルマジロ手帳」も収録!
美少女3姉妹と共にオッサンは這い上がる! 『駄犬』と嘲笑われながらも、パーティの一員として若き勇者を支えながら、勇者一族が経営する『ゴージャスマート』の店員も務めていたゴルドウルフ・スラムドッグ。 しかし突如として勇者と店長からクビを言い渡され、最凶ダンジョン『煉獄』の最下層に置き去りにされてしまう。まさに絶体絶命……! 圧倒的窮地……!! 誰もがゴルドウルフの死を信じ、彼を知る多くの者が嘆き、そして勇者達は嗤っていた。 だが、ゴルドウルフは死んでいなかった! まさかの生存……! 『煉獄』の奥底から『駄犬』は……いや、修羅場を乗り越え『金狼』に生まれ変わったオッサンは這い上がってきたのだっ……!! 地上へ帰還したゴルウルフは、彼を慕う聖女3姉妹と暮らすこととなり、新たな店を手に入れる。 もう飼い主を持たないと決めた『金狼』の店、『スラムドッグマート』……! この店が、そして店長であるゴルドウルフが、世界を支配する勇者一族へと牙を剥く……!! 「小説家になろう」発のオッサン黙示録、堂々開幕!!
過保護すぎる師匠の修行で強くなりすぎ!? 青年・神原奏多は神の遣いに目を付けられ、異世界『ロークロア』で最も危険とされる地下迷宮《地獄の穴(コキュートス)》へ、特殊な力すら与えられずに送り込まれてしまう。 カナタは絶体絶命の状況で、死霊魔法によって永遠の寿命を得たリッチの少女・ルナエールに命を救われる。 人間嫌いを自称するルナエールだったが、その本性はリッチの特性に縛られて人間と深い繋がりを持てずにいる、寂しがり屋で世話焼きな少女だった! カナタは《地獄の穴》を抜け出すため、お人好しなルナエールに修行をお願いした……のだが、なぜか修行は中々終わらずーー? 「師匠、そろそろ俺、強くなったんじゃ……」 「外はっ、本当に危ないところですから!」 過保護すぎるルナエールに鍛え上げられた結果、カナタは圧倒的な力を手に入れてしまいーー!? 無自覚なままに最強に至ってしまった青年が、不死の少女と英雄に成る冒険ファンタジー!
不死者、王都にて旧知と再会する 転移魔法陣での移動を経て、ヤーラン王国・王都ヴィステルヤに潜入したレントたち。 素性を隠すためロレーヌの魔術で変装したレントは、冒険者組合本部を見学することに。 依頼掲示板を覗いていると、かつてマルトで冒険者稼業を共にした銀級冒険者オーグリーから、依頼を受けるよう要請される。 受けた依頼を難なく終えるも、その戦いぶりから変装を見抜かれてしまったレントとロレーヌ。 王都の滞在を秘密にするべく魔術契約を結んだその時、なんと契約の神『ホゼー神』が顕現し……!? 契約を終えハトハラーの村に戻ったレントは、師匠であるカピタンにしばらく修業をつけてもらおうとするが、マルトにいる眷属・エーデルの異変を感じ取りーー。 強大な魔物と戦い、多くの謎を解き、そして強くなる。 死してもなお遙かなる神銀級を目指す、不死者レントの『冒険』、第7弾ーー!
お菓子を食べて未来予知!? イケメン公爵と破滅の回避を目指します! 「悪魔のような伯爵家」の令嬢として、周囲から疎まれているリネア。彼女は誕生日の贈り物として、特別な聖花を使って作られた聖花菓子をプレゼントされる。 そのお菓子を食べた晩、リネアは悪役令嬢として投獄される悪夢を見てしまう。 その夢を不思議に思いながら学院へ通った翌日。 リネアは望んだものを自身に近づけない『ブロックスキル』に目覚めていたーー! そんなリネアの前に現れたのは、お菓子公爵と呼ばれる無類の甘い物好きな公爵、ラース。 彼によると、悪夢もスキルも聖花菓子のせいらしくて…… ? 話を聞いたラースはリネアに興味を持ち、これからも聖花菓子を持ってくることに。 そして、投獄される悪夢は自身の将来らしいと気付いたリネア。このままではいずれ処刑されてしまうーー 夢から得たヒントと『ブロックスキル』で、リネアは破滅の未来を回避するべく動き出す! まずは……この忌々しい伯爵家から離れることにしましょうーー!
転生先はまた悪役令嬢…でもヒロイン以上に愛されちゃう!? 乙女ゲームの悪役令嬢に転生した元日本人の上坂芹那は、無実の罪で王太子に婚約破棄されたあげく殺される最悪のバッドエンドを迎えてしまう。 もし再び生まれ変わることができたら、今度こそゲームのように幸せな恋をしたいと願う芹那であったが、次に目覚めるとゲーム本編のエンディング後の世界で“続編”の悪役令嬢アリステアに生まれ変わっていて!? 続編は未プレイ。破滅フラグを折りたくても、攻略法がわからない! もはや恋愛するどころではなく、ひとり絶望するアリステア。 ーーしかし謙虚で愛らしく“妖精”と讃えられる美少女アリステアを周囲が放っておくはずもなかった。 隣国の侯爵令嬢やハイスペックな家族など味方が次々と増えてゆき、攻略対象のはずの婚約者はアリステアを断罪する素振りを一向に見せない。 なぜかみんな悪役令嬢のアリステアに優しくて……!? 無自覚に愛される悪役令嬢が幸せを掴む乙女ゲーム転生譚!
50点の絵とともに、この世界の謎に挑戦する哲学ファンタジー。 日常は生きづらい。もつれている出来事と関係の網目、その底を掘ってみよう。この世界を成り立たせて原理って、いったい何なのか。 日常と非日常、光と闇、真と偽、1と2,そして多次元……2項的対立を疑い、身近な謎へとまっすぐに迫る。 そこにあらわれるのは、次元のねじれ、言葉の起源、そして宇宙大の神秘……ヴィジョンの大冒険。 それでもやっぱり、日常はつらいもの、それは変わらないのだろうなあ。なぜだ ろう? 世界は謎だらけ、疑問だらけ。それは、世界が一つの疑問から生まれた からだった。 数も、言葉も、物も、すべては〈はじまりの疑問〉から生まれたのだった。人間 もそうやって生まれた。だから、一人一人の人間には、謎の切れ端が宿ってい る。そして、僕にだけ、〈はじまりの疑問〉が宿った。でも、なぜ僕に?