小説むすび | 2020年8月発売

2020年8月発売

舎弟たちの世界史舎弟たちの世界史

出版社

新泉社

発売日

2020年8月1日 発売

ジャンル

「聞いてくれたまえ。これは、全斗煥将軍が国を統べていた時代の話だ」 ノワール映画の我らが主人公[独裁者]と、その兄に怯える〈舎弟たち〉--。 時代の狂気のなかで破壊されたタクシー運転手ナ・ボンマンの人生を、軽妙洒脱、ユーモラスな文体で、悲喜劇的に描ききった話題作。 1980年に全斗煥が大統領に就任すると、大々的なアカ狩りが開始され、でっち上げによる逮捕も数多く発生した。 そんな時代のなか、身に覚えのない国家保安法がらみの事件に巻き込まれたタクシー運転手ナ・ボンマンは、政治犯に仕立て上げられてしまい、小さな夢も人生もめちゃくちゃになっていく。 軍事政権下における「国家と個人」「罪と罰」という重たいテーマを扱いつつも、スピード感ある絶妙な語り口、人生に対する鋭い洞察、魅力的なキャラクター設定で、不条理な時代に翻弄される平凡な一市民の人生を描いた悲喜劇的な秀作。 韓国でロングセラー。 渾身の本格長篇、待望の邦訳! 〈イ・ギホの小説は、大いに笑わせてくれるが、そのぶん心を痛めさせられる。喜劇さえもがすでに悲劇の一部なのだ。読みやすく一気に読み進められるが、読後にはなかなか本を閉じることができない、深い傷を負った人間の哀しいジョークのような小説だ。〉--申亨テツ(「解説」より) 第I部 第II部 第III部 作家のことば 解説……申亨テツ 訳者あとがき

砂漠が街に入りこんだ日砂漠が街に入りこんだ日

発売日

2020年8月1日 発売

ジャンル

フランス各誌が驚愕! 「大事件」とまで評された、鮮烈なデビュー作。 こ の 距 離 が、 私 を 自 由 に し た。 あらたな「越境」小説集。 出身地である韓国を離れ、渡仏した若き鋭才、グカ・ハン。 選びとったフランス語でこの小説を書くことが、自分のための、独立運動だった。 ー - - そこは幻想都市、ルオエス(LUOES)。人々は表情も言葉も失い、亡霊のように漂う。 「私」はそれらを遠巻きに眺め、流れに抗うように、移動している。 「逃亡」「反抗」「家出」、その先にある「出会い」と「発見」。 居場所も手がかりも与えてはくれない世界で、ルールを知らないゲームの中を歩く、8人の「私」の物語。 ー - - 登場人物は誰もがみな移動している。 ある街から別の街に向かう者もいれば、ある国から別の国に向かう者も、あるいはただ川を渡り、向こう側に行くだけの者もいる。 彼らは現実の世界と夢や幻想の世界を、生と死の間を行き来する。 そもそもこれらの短編は、作者である私が二つの言語の間を絶えず往復した成果だった。 (邦訳版書き下ろし「作者あとがき」より) ◇ ◇ ◇ 彼ら彼女らはちっぽけな個人では太刀打ちできない大きな力に直面し、しばしばそれに押しつぶされてしまっているように見える。 だが、グカ・ハンによれば、必ずしもそういうことではない。 登場人物たちは、しばしば世界から身を閉ざし、縮こまっているだけのように見えるが、それは理不尽な世界に対する反抗のひとつのあり方である。 (「訳者あとがき」より) ◆ 温又柔氏、斎藤真理子氏より推薦コメントが届いています! ◆ 静かでありながら、とてつもなくけたたましい。 母語の檻の中でまどろんでいた意識が生き生きと粒立ってくる。 ーー 温又柔 誰かの困惑の中に、すべての答がある。 後を追いかけていきたい、グカ・ハンの迷路。 ーー 斎藤真理子

異世界覚醒超絶クリエイトスキル2 〜超有能な生産・加工スキルで、囚われの魔族少女を救います 〜異世界覚醒超絶クリエイトスキル2 〜超有能な生産・加工スキルで、囚われの魔族少女を救います 〜

出版社

KADOKAWA

発売日

2020年8月5日 発売

異世界に転生した隆也に、超強力な生産・加工スキルが開花し、その能力と人柄を慕って、様々な女の子が隆也のもとにやってきて仲間となった。そしてムムルゥの母・アザーシャに会うために魔界へ足を踏み入れた隆也たちの目の前に、居城『ガナ・バレス』が姿を現す。そこは、様々な仕掛けが施され、強敵が待ち受ける魔城だった。そんな中、困難な状況を打破するため、隆也は持ち前のスキルを使い「魔槍」を鍛えることにするが……。すべては仲間のために。スキルも心も成長する隆也が見せる戦いと絆が「燃える」、スリリングでハーレムな異世界アドベンチャー、第2弾! 第一章 魅魔の集落/第二章 新魔槍/第三章 囚われのムムルゥ/第四章 皆の槍(トライ・オブ・オール)/第五章 決着と裁きと/第六章 王都からの依頼状/第七章 都市代表ギルド決定戦/エピローグ 王都へ、の前に

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP