小説むすび | 2020年9月17日発売

2020年9月17日発売

殺人七不思議殺人七不思議

『2021本格ミステリ・ベスト10』 第3位! ・「オーウェン・バーンズ」シリーズ第3弾は  連続・予告・不可能・見立て殺人! ・「探偵のなかの探偵、オーウェン・バーンズがお力添えに参りました」  殺人を芸術と嘯く美学者探偵が挑むのは、「世界七不思議」見立て殺人! ・【特別寄稿】時を越えた名探偵の共闘!  刊行を記念した芦辺拓氏によるトリビュート短編『解凍された密室』収録  ある灯台守は荒波に閉ざされ、密室と化した灯台で生きたまま焼かれた。   --「アレクサンドリア大灯台」  ある貴族は衆人環視下で、虚空から放たれたとしか思えない「女神の矢」に射抜かれた。   --「エフェソスのアルテミス宮殿」  警察に「世界七不思議」に見立てた犯行予告を送りつけ、次々とそれを成し遂げる謎の連続殺人鬼。捜査に乗り出した美学者探偵・オーウェン・バーンズのもとに、「私は犯人を知っている」との報せが届く。ある令嬢を巡っての恋敵であるふたりの青年が、互いを犯人だと名指ししたのだ。  令嬢はパーティの席上で、彼らに言い放ったという。「わたしを愛しているなら人を殺してみせて。美しき連続殺人を」。  不可能犯罪の巨匠ポール・アルテが贈る、絢爛たる「殺人芸術」!  刊行を記念した芦辺拓氏によるトリビュート短編「解凍された密室」も収録。 ※短編小冊子「粘土の顔の男」付き。 第一部 イカロス 第二部 ネテル 第三部 アトン エピローグ 解凍された密室ーーポール・アルテ氏に捧ぐ(芦辺拓 特別寄稿)

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