2021年10月1日発売
ケルシーは勤務先の社長の息子に言い寄られ困っていたが、恋愛経験のない彼女には、うまく断ることができない。そんなある日、カードを添えた1輪の赤い薔薇が届く。“今夜、夕食をともにしたい。マーシャル・ヘンダーソン”マーシャルですって?ケルシーの全身がかっと熱くなった。4年前、わたしの唇を奪い、そのまま姿を消した実業家…。しつこい相手に諦めてもらう口実よ、と自分に言い聞かせ、彼女はマーシャルのもとへ向かった。彼があのとき言い残した、「いずれ君は危険な女になる」という言葉を思い出しながら。
幼い頃に母を亡くし、里親のもとを転々としてきたシェリーは、24歳のある日、思いがけない事実を知ることとなった。死んだと聞かされていた父親が、実は最近まで生きており、ずっと彼女を捜していたというのだ。いてもたってもいられず、シェリーは生前の父が暮らしていたポルトガルへ向かった。荘厳な館で彼女を迎えたのは、父の後妻の息子で伯爵のジェーム。見上げるほど背が高く、灰色の瞳が美しい。この人が私の義兄?だが彼はシェリーを見ると、冷酷な笑みを浮かべて言ったー遺産目当てで現れた人間を歓迎する気はない、と。
薬師を目指す没落令嬢のエミリー。地味にお金を稼ぎたいだけなのに、持ち合わせたチート魔力から聖女に大抜擢!おまけにイケメン王子・レオンから妃に所望される。聖女も花嫁も全力で拒否していると、ひょんなことから3歳児の姿になってしまい?慣れない幼女姿で薬作りに奮闘するエミリーの愛らしい姿がレオンの庇護欲を刺激し、溺愛がMAXになっていき…!?ほのぼの幼女ファンタジーの真骨頂!
魔導士ギルドで育てられたリリエナは、6歳になっても精霊と契約できず魔術を使えない。ついに魔導士の素質なしと追放されてしまうがー森で怯えるリリエナを助けたのは、たくさんの精霊たちだった!過保護で賑やかな家族と第二の人生をスタートさせたリリエナ。手始めに上級精霊の力を借りて魔導具を作ると、高品質で希少なアイテムを次々と量産できるチートが覚醒!その評判を聞きつけたギルド長は彼女を取り戻そうと画策する。しかし「リリエナ至上主義」の精霊たちが黙って見ているはずもなく…!?
婚約破棄されたうえ、ジョブなしの役立たずと追放されてしまったクミ。でもクミの持つスキル『指定』は、実は聖女とは比べ物にならないほど圧倒的な力を持つことが分かって…!?一緒に追放されたイケメン神官や森で出会ったフェンリル兄弟、ドラゴン幼女になつかれ、一緒にダンジョンを開拓することになったクミ。さらに規格外スキルを使って獣人たちを助けたり街をどんどん発展させたりと、にぎやかなダンジョン生活を楽しむ。一方、クミを捨てた勇者と聖女は、教団から利用された挙句どんどん転落していき…!?