2021年12月8日発売
累計700万部・特殊設定ミステリーの金字塔、「心霊探偵八雲」シリーズの最新作。著者のもう一つの代表作「確率捜査官」シリーズの毒舌数学者・御子柴岳人が、霊視能力を持つ大学生・斉藤八雲と、スリリングかつ極上な推理合戦を展開する!
伸び盛りの進学校・綾西学園に教職を得た元予備校教師の三隅忠志。しかし、嗄れ声で背後から近づく義眼の校務員に心機一転の気分は一気に吹き飛ばされる。体育系教師が幅を利かせた前時代的校則に縛られる学園に飛び交う暗い噂。そして、孤立した女子高生・中浜琴音が学校の片隅にある「呪われた場所」で死亡する。複雑怪奇で“ビザール”なその真相とは?
高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。ここで、介護施設経営者が殺害された。殺人事件を担当することになった警視庁の刑事、介護施設で働く男、被害者と会っていた美人投資家。事件をきっかけに、団地で育った3人の幼馴染が再会。容疑者となった旧友を救うため、刑事が駆ける。アフターコロナの介護業界の闇に迫る。社会派ミステリー。
「その問題、私が解決いたします」キャリア官僚、真波莉子。進むところ、問題はあれど敵はなし。外交、経済、パワハラ、セクハラ何でもござれ。令和の完璧ヒロイン誕生!
極北の原野で繰り広げられる、人間と狼、狼と北極熊、北極熊同士の闘い。闘いを通して描かれる生きる物の底知れぬ知性。そしてわが身を犠牲にしても人に尽くす生き物の優しさ。人間はどこに向かうのだろうか。
隠された幻の家訓、ある一族の謎めいた掟、読まれるはずのなかった遺言…さまざまな形で残された“ラスト・メッセージ”。11人の実力派女性作家が綴る、驚きと感動のアンソロジー!
恋愛結婚と出産を経て、幸せな家庭を手にしたはずの主人公が、「よき娘」「よき妻」を演じてきた人形のような過去に別れを告げ、同性への愛に生きる決心をする…その後の台湾レズビアン文学に大きな影響を与えた表題作「蝶のしるし」のほか、女性作家の小説全八篇を収録。