小説むすび | 2021年3月12日発売

2021年3月12日発売

9月9日9時9分9月9日9時9分

出版社

小学館

発売日

2021年3月12日 発売

愛される快感と、「人」を想う難しさーー。 バンコクからの帰国子女である高校1年生の漣は、日本の生活に馴染むことができないでいた。そんななか、高校の渡り廊下で見つけた先輩に、漣の心は一瞬で囚われてしまう。漣は先輩と距離を縮めるが、あるとき、彼が好きになってはいけない人であることに気づく。それでも気持ちを抑えることができない漣は、大好きな家族に嘘をつくようになり……。忙しない日本でずっと見つけられずにいた、自分の居場所。それを守ることが、そんなにいけないことなのだろうか。過ぎ去ればもう二度と戻らない「初恋」と「青春」を捧げ、漣がたどり着いた決意とは。 三浦しをんさんも大絶賛!!気鋭の作家が挑む傑作長編、満を持して刊行! バンコク在住の著者だからこそ描けた、国境を超えた名作!! 「影を帯びながらも、なんてまばゆい小説だろう。痛みを抱えて生きる私たちに寄り添って、「きっと大丈夫」とささやきかけてくれるようだ。」 --三浦しをん 【編集担当からのおすすめ情報】 大人でもハッとさせられるシーンの連続に、ページをめくる手が止まらない。主人公の漣が感じている純粋な疑問や違和感に、気づけば一緒になって悩んでいる。読むたび自分が丸裸にさせられ、無垢な部分を呼び起こされ、読み終えたころにはたくさん成長した気がする。それも読むたび何度でも。こんな読書(ゲラ読み)経験は、これまでもなかなかありません! 忙しく過ごす大人のあなたに、絶対に読んでほしい一冊です!!

さよならも言えずさよならも言えず

愛してるからこそ、そばにいられない。 でも愛してるからこそ、忘れられない。 旅行会社の重役秘書クレアはホテルを視察するため、さる異国を訪れ、 そこで偶然にも、1年前に別居したニックとでくわす。 ニックを激しく愛していたクレアは、仕事で命を危険にさらす彼を 見ているのがつらくなり、やむにやまれず彼のもとを去ったのだった。 どうやらニックも仕事で同じホテルに滞在しているらしく、 クレアはなんとか動揺を押し隠し、彼を避けつづけた。 だがラウンジにいたとき、ふとした隙を突かれ、 たくましいニックの手でダンスフロアへ連れ出されてしまう。 彼はクレアの身を抱き寄せながら、その耳元で囁いた。 「どんなに君が忘れたいと思っても、君はまだ僕の妻なんだ」 HQイマージュ〜至福の名作選〜より、ハーレクイン黎明期から活躍した名作家C・ラムの珠玉作をお届けします。1年ものあいだ別居している二人。クレアとその上司の仲を疑って嫉妬に燃え、妻を熱く誘惑するニックですが……。もつれにもつれた夫婦関係の行方は?

スター作家傑作選〜地上の女神の恋物語〜スター作家傑作選〜地上の女神の恋物語〜

体系に劣等感を抱くハリィは四姉妹の長女だが、いまだ独身。すると誕生日に、既婚の妹たちから旅行をプレゼントされた。男性が大勢いる場所に行けば、結婚相手が見つかると言われて。しぶしぶ出発した彼女は、滞在先で出逢った実業家ジェイクに一目で恋するが、そばにはグラマーなブロンド美女がいて、彼に熱い抱擁をして…(『奇跡の花嫁』)。ラプデイは横暴な雇い主の家に住み込み、秘書とは名ばかりのメイドのような仕事をしている。だが花瓶を割ったと濡れ衣を着せられてくびになり、途方に暮れた。頼れる人などいないなか、医師のアンドリューが診療所の受付係として雇ってくれることに。彼女はアンドリューへの想いを募らせるが、なぜか彼はよそよそしくて…(『ドクターの花嫁』)。大学院生のハンナは郊外で生後半年の姪を育てながら、つましく暮らしている。ある日、家の近くで車の事故が起き、怪我人のドミニクを助けたハンナは、一目で恋におちてしまった。ところが後日、偶然目にした経済誌にドミニクの写真を見つけて驚くーなんと彼はフランスの大富豪で、ハンナには縁のない世界に住む人だった!(『天使のとりこ』)。

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