小説むすび | 2021年3月2日発売

2021年3月2日発売

六人の嘘つきな大学生六人の嘘つきな大学生

出版社

KADOKAWA

発売日

2021年3月2日 発売

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グッバイ、コロンバスグッバイ、コロンバス

デビュー作で全米図書賞受賞! アメリカを代表する作家、フィリップ・ロスの伝説の青春小説が待望の新訳で瑞々しく甦る。 真夏のプールで運命的な出会いを果たしたニールとブレンダ。二人はたちまち引かれ合い、結婚を意識し始める。若い男女の恋には危うさがつきまとい、季節の移ろいとともに、輝かしい日々は過ぎ去っていく。はかなくほろ苦い青春期の恋を瑞々しい文体で描いた永遠の名作。 ーー訳者より 今から60年以上も前、1958年にフィリップ・ロスが発表し、1965年に佐伯彰一さんの名訳で日本に紹介された「さようなら コロンバス」をぼくが読んだのは、1969年、はたちになったばかりの時だった。その時に激しく心を揺さぶられ、この小説は一生忘れることのできない、ぼくにとって最もお気に入りのアメリカ文学の一つとなった。  その作品を新たに翻訳するという素晴らしい機会を与えられ、作業を進めながら、改めて強く思ったのは、本作がまったく過去のものにはなっていないということだった。主人公二人の不安や苦悩、葛藤、そして失敗は、具体的な状況やかたちこそ違え、今の若者たちにリアルに伝わるはずだ。「グッバイ、コロンバス」は1950年代後半のアメリカ社会のノスタルジックな青春小説、恋愛小説にとどまることなく、完璧に描かれた若者たちのみずみずしさとおろかさ、純粋と放縦、優しさとわがままゆえ、2020年代の今をも照らす永遠の輝きを放っている。

鬼ものがたり鬼ものがたり

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2021年3月2日 発売

「Web新小説」(春陽堂書店)連載中の「鬼ものがたり」を加筆書籍化! 復讐の刃を向ける鬼女、自ら鬼になることを選んだ高僧、人を馬に変える鬼……。 今昔物語の「鬼」にまつわる話をリミックス! 仕事中ヒマを持て余し悪ふざけをしたところ恐ろしい目にあう若者、 ストーカーをこじらせてとんでもないものを盗んでしまった男、 反社会的活動を行う男の愛人に手を出してしまった男など 現代を生きる我々にもわかりやすくて面白い、男と女の物語! そして少しセクシーな話も。約20編収録! 第1話 鬼になって思いと遂げた修行者 第2話 都の男たちをふるえあがらせた妖しい小箱 第3話 あなうまげ。ただひとくち。 第4話 男を酔わせた美女の鞭打ち 第5話 骨と皮ばかりなる妻を抱きしめ 第6話 秘境のイケニエ伝説を打ち破った僧 第7話 立ち上がれなくなったヒメ 第8話 極悪聖人に天罰下る 第9話 恋した女と鬼面の男 第10話 山の中で出会った若い盗賊 第11話 怨みの橋を渡った若武者の悲劇 第12話 殺したはずの女に恋して堕ちた高僧 第13話 灯りに映し出された美女 第14話 妖しい香りに酔わされた男 第15話 馬にされた修行僧 第16話 カブラの穴と少女 第17話 この世ならぬ者と契りを結んだヒメ 第18話 羅生門の惨 第19話 女の復讐劇に手を貸した男 第20話 子殺しの「英雄」 第21話 拐われた名家の美女

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