小説むすび | 2021年発売

2021年発売

【POD】清流学園山楽部 目指せ! 南アルプス鳳凰三山 第1幕【POD】清流学園山楽部 目指せ! 南アルプス鳳凰三山 第1幕

「私立、清流学園高校。静岡県沼津市の愛鷹山の高台に位置し、北には日本一標高の高い山の富士山を仰ぎ、南には日本一深い湾の駿河湾を眼下に望む、風向明媚な学園である。この清流学園には今年度、新たに発足した部活動が有り“山を楽しむ部活”の意味合いが込められた[清流学園山楽部]という登山部が新規発足を果たしたのだ。 その新規発足を果たす立役者となったのが、登山部を作ろう! と最初に言い出した一年生の沢井友香里と、彼女の熱意を受け取って一緒に登山部を立ち上げる決意をした登山好きの先生、山岸良太であった。この二人の発起人の尽力により、星野隼人、杉咲華菜、如月穂乃花、の3人の部員が加入する事になり、正式に部活動として学校から認可が下りたのだった。 そして、先生から山楽部の夏までの活動計画が告げられた。それは、夏の合宿で登山者の憧れの山々、日本アルプスに目標を定めると言うものだった。その山の名は[鳳凰三山]天を貫く巨石柱、オベリスクの有る山々だ。この巨石柱オベリスクが、鳥のくちばしに似ている事から伝説の鳥、鳳凰になぞらえられた事が山名由来となっている。このアルプスの高難度の山々を目指して、山楽部のメンバー達はスキルアップして臨む事を誓うのだった!」 <作者談> 〔この新章[目指せ!南アルプス鳳凰三山]では、新規発足を果たした山楽部のメンバー達が登山と向き合い、山トレーニングを積み重ねてスキルアップして行き、南アルプスの鳳凰三山に登頂して行くまでの姿を描いていきます。この物語は登山を極めようとする山物語では有りますが、清流学園と言う風光明媚な学園に席を置き、青春を謳歌している高校生達の姿も描いて行く青春学園ストーリーでもあるのです。高校生達の日常や学園生活や恋物語などを織り交ぜながら、面白おかしく泣いたり笑ったり、時には真剣勝負で登山に臨む姿を描きつつ、物語は進んでいくのです。 さあ! いよいよ新章が始まります。長丁場の話しとなりますが、登山を通じて成長して行く先生とメンバー達を見守りながら、清流学園山楽部の物語に最後までお付き合いのほど宜しくお願い致します!!〕

アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険

「プレスター・ジョンの王国を探せ!」 マルコ・ポーロが『東方見聞録』を発表したのと同じ頃、行ってもいない東方世界の旅行記を著した稀代のペテン師ジョン・マンデヴィル。世に出るのを厭い、苔と羊歯の庭いじりを唯一の喜びとしていた息子アーサーは、ある日教皇から呼び出され、亡き父の書に記されたプレスター・ジョンの王国を探すよう命じられる。 しかしその情報源は父の遺したデタラメ旅行記だった。 待ち受けるのは、羊のなる木や、魚にまたがるアマゾネス、犬頭人にマンドラゴラ、背中にギザギザのある怪物…… 「ありもしない王国を探しに行くなど、人生をねずみの餌にくれてやるようなものだ」。 不満たらたらのアーサーに同行するのは、柄の悪い傲岸不遜な修道士と書物好きで夢見がちな弟。たよれる武器は、蝿を遠ざけることのできる指輪のみ。果たして父の書に真実はあるのか。驚異と笑いに満ちた奇想天外な旅へ、いざ(しぶしぶ)出発!  ーー東洋奇譚をもとに描く宮田珠己の新境地、ここに誕生。 網代幸介氏による幻想的なじゃばら絵巻つき。 世界全図 第1章 アーサー・マンデヴィル、 ローマ教皇に謁見する 第2章 スキタイの子羊を求めて 第3章 女軍団の島アマゾニア 第4章 犬頭人の舟 第5章 マンドラゴラを採る方法 第6章 海を漂う少女 第7章 巨大蟻と金の山 第8章 ワークワークの美人果 第9章 最果ての国 第10章 プレスター・ジョンの祈り 参考文献

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP