小説むすび | 2021年発売

2021年発売

新 謎解きはディナーのあとで新 謎解きはディナーのあとで

出版社

小学館

発売日

2021年3月31日 発売

執事探偵×令嬢刑事のミステリ、新章始動! 本屋大賞第1位&シリーズ累計420万部突破の国民的ユーモアミステリ、待望の新章スタート!! 宝生麗子の後輩に天然キャラの新米刑事・若宮愛里が加わり、警視庁に栄転した風祭警部は大きなミスを犯して国立署に舞い戻り、新たなメンバーで難事件に挑むがーー!? 富豪の家で”無人だった”はずの部屋から発見された長男の首吊り死体の謎。鍵のかかった土蔵で見つかった骨董好きの老人の遺体と血文字のダイイング・メッセージの謎。雑居ビルの裏で発見された墜落死体とそのポケットに入っていた血の付いたナイフの謎。シェアハウスで殺された看護師と5つの目覚まし時計の謎。アパートで殺害されたイケメン大学生と建設作業員が”煙草を吸っている間に”目撃したという怪しい男の謎。 執事探偵・影山の推理と毒舌が冴えわたる、本格ミステリ全5編。 【編集担当からのおすすめ情報】 相変わらずマイペースで空気を読まない上司の風祭警部と、天然でドジっ娘な後輩の若宮刑事の間で捜査にあたる麗子の奮闘を、ぜひ応援してください。影山と風祭警部がたびたび披露する、華麗なる”トリックの実演”にも注目です!

アウシュヴィッツで君を想うアウシュヴィッツで君を想う

1943年9月。ユダヤ系オランダ人医師であるエディ・デ・ウィンド(ハンス・ファン・ダム)は、ウェステルボルク通過収容所で知り合って結婚した妻フリーデルとともに、アウシュヴィッツ強制収容所に送られた。ナチスによる無慈悲の「選別」を通過した彼は、収容所内の労働に従事することになったが、そこで待っていたのは、抑留者“150822”として過ごす過酷な日々だった。一方でフリーデルは、女性が集められ、教授を自称する者たちが思いのまま人体実験を繰り返す“実験棟”に収容される。彼女がその犠牲にならないようハンスは別棟から手を回すが、看守たちは理不尽にも彼らの交流の機会を奪う。そして、第二次世界大戦が終結する直前の1945年1月。ソ連軍の前線が迫り収容所の撤退が決まると、またしても夫婦に不条理な現実が訪れる…。徹底的に不寛容で非人間的な状況にあっても、人は誰かを愛することはできるか?有刺鉄線の内側で妻を想い続けたアウシュヴィッツの生存者が、一年半にわたって収容所で体験したことを真摯に綴った記録。

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