2022年10月27日発売
★★★2021年に韓国で話題を呼んだ、 生き方エッセイ待望の日本語版!★★★ ■「タイミングよく逃げることが人生を救う。深い共感と共に読みました」--ベストセラー作家キム・スヒョン(代表作『私は私のままで生きることにした』)推薦! ■2021年優秀出版コンテンツ(韓国)に選定 ■逃げることと、あきらめることはまったく違う。心地よく生きるために、逃げる技術を携えよう! 著者は韓国で数々のベストセラーを生み出してきた編集者のユン・ウル、そしてイラストは「イラストを描いた理由は、この作品が好きだからです」と語る、著作累計170万部突破、代表作『私は私のままで生きることにした』(ワニブックス)の著者でイラストレーターのキム・スヒョン。 仕事や家庭、人間関係、夢、恋愛で私たちが「幸せではない」と感じるとき、著者が提案するのは耐えることでも、闘うことでもなく「逃げること」。 逃げることはあきらめでも、ましてや卑怯でもない。 それは人生という海で、自分のものではない波を見送ること。そして自分の波が来たらすかさずそれに乗り、望む方向へとまっすぐ進む勇気ある行動。 「〇〇しなくてはならない」「がまんが必要」「自分はこうあるべき」という思いを手放し、心地よい日常へと逃げる方法を著者の経験、そして小説や哲学から語るエッセイ。 自分が自分を好きでいられる、そんな生き方のヒントが見つかる! 【CONTENTS】 ・プロローグ 弁明を大義名分に変える「逃げる」ための技術 ・第1章 自分との約束ほど大切なものはない ・第2章 人間の最大の武器、意志力の使い方 ・第3章 想像力は逃げることに役立つか ・第4章 終わった恋を確実に終わらせる方法 ・第5章 運命のままに生きろという言葉の罠 ・第6章 正解はない。つねに修正と補完を繰り返すだけ ・第7章 どんなアイデンティティーを持って生きるのか ・第8章 自分から逃れて他人へと向かう冒険に旅立つこと
“焼き鳥屋の赤提灯は町の交番”-地元・龍ヶ崎に三十余年。カウンター越しに対峙した波乱万丈、人生劇場。「地獄を見た男」俳優・大辻慎吾が紡ぐ表題作「警察病院脱走女詐欺師」と、「悪…国選弁護士」の二篇を収載。
1970年代、シンガーソングライターとして十代でデビューを飾った荒井由実。 のちに日本最大の女性ポップスター、松任谷由実=ユーミンとなる煌めく才能は いかにして世に出たかーー。 八王子の裕福な呉服店に生まれ、ピアノに触れ、清元を学び、ミッション系の私立女子校に入学。 グループ・サウンズが一世を風靡するなか、由実は高度経済成長期の東京を、好奇心いっぱいに回遊しはじめる。 米軍基地、ジャズ喫茶、ミュージカル『ヘアー』、伝説のレストラン キャンティetc.…… 次々に新しい扉を開けて、才能を開花させていく。 少女・荒井由実のデビューまでの軌跡をノンフィクション・ノベルとして描き出す。 名曲「ひこうき雲」が生まれるまでーー ◆松任谷由実さんから寄せられたコメント これはノンフィクションというより、ルポルタージュに近いかもしれない。 山内マリコさんの獰猛な取材力とインタビューに、記憶のボタンが次々とクリックされ、 私は幼少期を、青春を、サーフィンしまくった。目眩く楽しかった。 これは多くの人たちが好きなサクセスストーリーの真逆だから、全くシンパシーが得られなかったとしても仕方ない。 正に、"事実は小説よりも奇なり"。 ひとりの特異な少女が、50s、60s、そして70sの、 東京カルチャーとカウンターカルチャーに彩られ、特異なまま大人になってゆくお話。 山内さんの大いなる好奇心が、私自身もすっかり忘れていた愛を、思い出させてくれた。 こんな機会を与えていただけて、本当に良かったと思う。 つくづく私は、"ユーミン"以外のものにはなれなかったのだなあと、 覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ちで、この小説を読み終えた。 ◆目次 第一章 八王子の由実ちゃん 第二章 ピアノ、清元、サウダージ 第三章 立教女学院とパイプオルガン 第四章 マギーと立川基地 第五章 らせん階段の家 第六章 フィンガーズ・デイズ 第七章 一九六九年 第八章 カルチエ・ラタン的御茶ノ水 第九章 セブンティーン! 第十章 ハロー、キャラメル・ママ
「明治維新が美化されすぎているような気がしてならない。維新は果してそんなに美しかったのだろうか。わたしはその答えを新選組のなかに求めてみたい。姿勢をできるだけ低くして、歴史の陰画を陽画に変えてみようと思っている。」(雑誌連載開始にあたっての著者予告文より) 司馬遼太郎『燃えよ剣』刊行の十年後、同じ「週刊文春」で連載を始め、編集部の忖度で中断した幻の作品、ついに書籍化。戯作者たらんとした作家の、差別解消への想い。
おっとりした性格の男爵令嬢フローラは、名門侯爵家の一人息子アドルフと幼馴染。容姿端麗で何でも完璧にこなす彼だがーーどこにでもつきまとってくるわ、すぐ嫉妬して怒るわで、極めて厄介な存在だった。実はアドルフなりの愛情表現なのだが、フローラには逆効果で二人の気持ちはすれ違ってばかり。ついには「結婚してあげる」とドヤ顔でのたまったことで、フローラの鬱憤が大爆発!「私は貴方が嫌いです!! だから結婚なんて絶対に嫌ーー!!!」本気の拒絶を目の当たりにした彼は動揺し、プライドをかなぐり捨てて方向転換を決意するが!?
ある日、森で引きこもり生活をしていたミチカは川へ洗濯に行くことに。そこへどんぶらこと流れてきたのは大きな桃…ではなく、縦にも横にも大きな領主様だった!?彼は長年見た目のせいで周囲から侮蔑される事に悩んでいたが、ミチカは己のチート能力で呪いが原因と見抜く。ついでに呪いを解いてあげたら彼は目も覚めるような美丈夫に大変身!以来度々川を流れてきては全力アプローチする天然な彼に、ミチカは突っ込みつつも心和むようになりー。
無実の罪で国を追われた王太子・サミュエルの妃だったヴァネッサは、田舎に逃れて男を装い、小説を書いていた。その内容はサミュエルを主人公にした復讐譚。物語は、主人公が王太子に復権し国王にまでのぼり詰め、いよいよ最終章となる恋愛編へ突入。だが恋愛のわからないヴァネッサは続きが書けない。そこへ突如サミュエルが現れて!?「君の望み通り、この国の王になったんだよ」なぜか彼に執着されて、恋愛編の続きを実践することになり…?
一匹の精子として人格を得た「僕」は、気持ちいい羊水の中、胎児として平和な日々を送っていた、が、ある日、殺人事件の目撃者になってしまう。そして被害者は、なんと、とうちゃん、かあちゃん!?不思議な記憶をもつ僕の一生のお話です。