小説むすび | 2022年11月発売

2022年11月発売

ここから見えるものここから見えるもの

ゼルマがオカピの夢を見ると、二十四時間以内に村の誰かが死ぬことになる。 ドイツの片田舎の村の群像を通し、人生、愛、死、希望を、ユーモアを織りこんだ軽妙な文体で描く、魔法のような物語。 ドイツの独立系書店が選んだ今年の愛読書賞受賞 ドイツで80万部を超えるベストセラー 世界24か国で翻訳された話題の小説 愉快であると同時に意味深い本を読む機会はめったにない。そういう本はまれだ。この種の本は人生の奇妙さとちょっとした奇跡について熟考させてくれる。オカピを一瞥するように。 ーートマス・ベーム(ラジオ1) 悲しい場面でも、お気に入りのニットに包まれているかのような安心感が得られる小説。 ーーズザンナ・ヴェングラー(ブーフクルトゥーア誌) ルイーゼの祖母ゼルマがオカピの夢を見るたびに、なぜか村の誰かが死ぬ。それも二十四時間以内に。彼女がオカピの夢を見たその日、夢の話は瞬く間に村中に知れわたり、死を免れる魔除けをもとめる者や、今まで隠していた秘密を明かそうとする者で騒然となる。が、しかし死神は、無常にも予期せぬ者の命を奪っていったーー自分探しの旅を続ける父とつねに心ここにあらずの母、重量挙げの選手になるのが夢のマルティン、長年ゼルマを愛しているが告白できずにいる眼鏡屋、懐疑的な祖母、迷信深い叔母、日本のお寺で修行をしている仏僧フレデリクなど、風変わりな心温かい隣人たちに囲まれて、ルイーゼは、死と愛、そして人生について考えていく。

おっさん冒険者ケインの善行5おっさん冒険者ケインの善行5

一国の主となった冒険者ケイン。 騒がしつつも平穏な日々を送っていたある日、ベルネクス低地王国の国王がケインの元を訪れ「力を貸してほしい」と嘆願する。 世界最強の海軍と謳われる「アルビオン海洋王国」に脅かされているという。 バッカニア島の海賊たちも味方につけ、徹底抗戦を決めたアルテナ同盟とベルネクス低地王国。 しかしその一方で、アルビオン海洋王国との戦争に対して唯一人憂うケイン。 及び腰の彼に寄り添い、「困ったときは家族を頼りなさい」と言うアルテナの言葉に励まされ、戦う覚悟を決めるのだった。 いよいよ開戦の時、女王アリスティリアが神剣黒風の騎士剣(ハリバーン)の力を振るい、 アルビオン海洋王国が優勢の戦況を作り出すが、ケインたちは上空から戦闘を仕掛けることで、見事戦況を逆転させることに成功する。 圧倒的な戦力差を見せつけられた女王アリスティリアは降伏を受け入れるも、 近衛騎士団長ランスロットの独断によって戦線が継続されてしまう。 一触即発の空気の中で悩むケインに、愛する女性の声が届く。 「ケイン、ここは私に任せて」 すると突然、人間の戦争に参加しないはずのアルテナが戦場に出てきてしまいー…!?  普通の“おっさん”ことケインが、普段通りただ善行するだけで、  戦争を終結させ敵国の女王までも魅了する、バトルありコメディあり  美少女ありの、おっさん系【究極】癒やしファンタジー第5弾!!

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