2022年12月1日発売
「たった数日で、人生が様変わりしてしまった!丈夫な体で、自信を持ってここ“上位魔法の塔”には立ち入った。出ていく今、弱りきって打ちのめされている。視覚は呪われ、体は虚弱だ。それでも、勝利を収めて出ていくんだ。魔法を手に出ていく。これを手に入れるためなら、魂だって差し出しただろう…」命がけの試練である“大審問”を通過し、赤ローブ(中立)の魔術師として歩み出したレイストリン。肌は金色になり、ちょっとした魔法を使用するだけですぐに咳き込んで倒れ込む脆弱な肉体となり、全ての者が老いさらばえていく姿に見える呪いを目に受けた彼と、陽気で屈強な兄とが、新たなる友であるハーフ・ケンダーの“寸借屋”らとともに傭兵として成長、活躍していく姿を描く第3巻。一方、双子の異父姉であるキティアラは、“暗黒の女王”タキシスの降臨をもくろむ邪悪なドラゴン軍へと接近し、その最高司令官であるアリアカスからある重大な試練を受けることになり…世界数千万部ファンタジー「ドラゴンランス」の待望の前日譚を初邦訳!
ホープス・エンドの街に、アリアカスの配下であるコロス(ゴブリン族の血を引く将官)が率いる、邪悪なドラゴン軍の厳しい包囲網が迫るー残酷極まりない略奪と隷属化を受け入れての降伏か、あるいは死かーそんな中、ドラゴン軍の友軍の傭兵である若き魔術師レイストリンは、自分と兄を救うために理想を捨てなければならないのか…?こうしてレストリンと双子の兄キャラモンが傭兵として訓練され、成長をしていく一方で、また違う場所では、戦いの熱気の中、別の魂が鍛えられていたー双子の異父姉、キティアラ・ウス=マタールの魂が。その後に勃発する“竜槍(ドラゴンランス)戦争”に重大な影響をもたらすある宝を守る「パラダインの神殿」の守護者と出会った彼女が選択した、もう1つの道…こうして今、未来のドラゴン卿が誕生する!壮大なる冒険譚「レイストリン戦記」を締めくくる完結編。
山梨県の韮崎から出てきた演劇好きで作家志望の文学青年は、ユニークな発想を活かして現在の日本の鉄道ビジネスモデルの原型を生み出した。阪急電鉄を創設すると沿線を次々に開発。さらには宝塚歌劇団をおこし、興行界に進出して東宝を設立するなど、エンタメ産業において多大なる功績を残す。その一方で、芸術を心から愛し、出会った人の名前と顔を忘れず、社員一人一人にも心を配る繊細さも併せ持つ。厖大な資料と調査に基づき、魅力あふれる不世出の実業家、小林一三の破天荒で濃密な人生に迫る。
国の更なる発展のためクレアが発案した貴族会議。しかし貴族たちの強い反発に遭い、運営に支障をきたしてしまう。実際に何が起きているのか知るべく、視察に出かけることに。そのままの身分ではマズイので、貴族に扮するクレアとアグリア。一方、ガーシュをはじめとする情熱収集チームによると、貴族たちを扇動する黒幕がいるようで!?
母の身分が娼婦だったため、王族なのに虐げられて生きてきたエレンディラ。敵国アグドニグルに攻め入れられ、皇帝に「有益か、無益か」問われた彼女は咄嗟に「陛下、プリンを召し上がりませんか!?」と提案。前世日本人の知識を生かし、千夜、毎夜新しいメニューを献上することを条件に、王族として自国の民を救う選択をするが……
父を亡くし、母と弟と暮らす引っ込み思案な少年ナル。森と湖の緑に包まれたミヌマで周囲に見守られながら育つ。「朱塗りの弓」「黒く輝く石槍」を授かり、技を磨く日々。ある夏、父の遺した「緑の霊石」を携え、「赤い石」を探す旅に出る…昭和〜令和の青少年を育んだ著者の21世紀の縄文物語。