小説むすび | 2022年12月23日発売

2022年12月23日発売

天使に託した二度目の恋天使に託した二度目の恋

愛娘が知らずになついた相手は、 かつて愛し別れた、娘の父親だったーー ハナにとって、一人娘のオリビアだけが生きがいだった。 5年前、娘の父親ジャックとは、彼に妻子がいることが発覚して別れた。 あとになって妊娠していると気づいたものの、 非情にも、それを知らせる手紙は未開封のまま戻ってきたのだった。 今、そのジャックが小児外科医として目の前に現れ、 ハナは幼い娘とのささやかな幸せをかき乱されまいと、 とっさに娘の年齢をごまかして別の人との子であるように装った。 やがて改めてお互いを知るうち、当時ジャックはすでに妻と離婚し、 しかも別れたあとに生まれた子供の存在を隠されていたことがわかった。 元妻の行為に憤る彼を見て、ハナは娘が彼の子だと言いだせず……。 ドラマティックな展開と心に染みる言葉で読み手を魅了する大人気作家アリスン・ロバーツの名作! ヒーローが知らなかった子供の存在が鍵を握る生粋のシークレットベビー物語です。運命の悪戯で別離していたふたりを隔てる壁は、はたして崩れるのでしょうか?

子爵が愛したかりそめの妻子爵が愛したかりそめの妻

継母に虐げられる不遇な灰かぶりに、 人嫌い子爵が求婚したわけはーー? 意地悪な継母と異母妹たちの冷酷な仕打ちに耐えるカレンザ。 継母に1ペニーもドレスの仕立て代をもらえず、年頃になっても 社交界デビューもせず、病弱な父を支えてひっそり暮らしている。 ある日、オースターフィールド子爵が屋敷に滞在することになり、 現れた子爵の並外れた容貌に、邸内は色めき立つ。 妹たちは着飾って子爵の気を引こうと必死だ。 カレンザは古びた服で庭のばらを摘み、子爵に色目を使ったと 継母と妹たちに心ない言葉を浴びせられてもなんとかこらえた。 それを子爵に見られたのは、少し悲しかったけれど……。 翌朝、散歩をしているとオースターフィールド子爵が小道に現れた。 「僕と結婚してほしいんです。あなたを子爵夫人にしたい」 永遠の愛も誓わず、寝室も共にしないが、安定した生活を保証するーー戦争で顔と体に傷痕のある子爵に提案された名目だけの結婚。はたしてそこに幸せはあるのでしょうか? ジェイン・オースティンファンの著者ならではの卓越した描写力に引き込まれます!

家政婦の娘と呼ばれて家政婦の娘と呼ばれて

身分違いの恋は、 きっと一生変わらない。 18歳のミアは、両親が仕える屋敷の御曹司カルロスに恋をした。 初めてキスを交わした夜、彼の母親に見つかり、 “使用人の娘のくせに”と激怒され、親をくびにすると脅されて、 彼女は逃げるように屋敷を飛びだした。 あれから7年。こんな形で彼と再会することになるなんて。 ミアの会社が取りしきる結婚披露宴に、カルロスが出席したのだ。 「ミア! ミアなのか?」彼が驚きのまなざしで見つめている。 全身が炎のように熱くなり、ミアの封印した恋が息を吹き返した。 だがその直後、またしても彼の母親からひどい侮辱を受け、 カルロスに婚約者がいることを聞かされて……。 強く惹かれ合いながらも、身分差とすれ違いで、結ばれることなく遠ざかっていたヒーローとヒロイン。再会を果たしたあとも、運命は容赦なく二人を翻弄し続けて……。個性豊かな筆致で人気を博したL・アームストロングが描く格差愛をお楽しみください。

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