2022年7月8日発売
錬金術の才能を隣国の王子に認められ、彼に仕えることになったサーシャ。仕事にも慣れたある日、原因不明な魔晶石の魔力消失問題が発生し、国中で混乱が起こってしまう!甘味に使う材料が高騰しお店が休業に追い込まれ、甘味大好きサーシャにとっても由々しき事態!!問題を解決するため迷宮塔都市へ赴き、解決の糸口を求め『魔女』に会いに行くサーシャ達だったが、何故か幽霊騒動が起こっているダンジョンに潜ることになってしまいー!?
魔道具「鏡眼」を開発し、視界を獲得した盲目の天才・クノンは、さらなる水魔術の研鑽のため魔術学校へと旅立つ。最先端の研究環境と最高の魔術師が揃ったそこは、彼にとって絶好の遊び場。聖教国の聖女や、雷光の異名を取る魔術師だって研究対象。教師や先輩、偉大なる不死の魔女までもが、そんな魔術一筋なクノンの言動に振り回されつつも注目する中、クノンは早速聖女に共同研究を持ちかけ…?クノンの才能が世界にバレる、発明ファンタジー第二弾!
莉奈はナン作りの勢いそのまま、ピザ作りにも乗り出し、マルゲリータを始め個性豊かなピザを四種類も生み出した。そんな中さらに朗報が!ついにホーニン酒の原料が到着したのだ。豚や鳥の餌だと思ってた…って勿体なさすぎ!早速お米を炊き上げると厨房に独特の優しい香りが広がりーこれでついにパン生活ともおさらばだ!!異世界に主食革命を巻き起こしながら、美容液開発にまで手を出す、やりたい放題が盛り沢山なグルメコメディ第7弾!
突然異世界に転移したが冒険者育成クランに保護され、美味しいご飯を作りながらスローライフを満喫中の悠利。ロールパンを使ったサンドイッチで喧嘩の仲裁を手助けしたり、マリアを訪ねて来た兄のためトマト尽くしの料理を振る舞ったり、生たらこやじゃこ、焼き鮭など色々な混ぜご飯で手まりおむすびを作ったりと充実した日々を送っていた。そんなある日、クランの創設者である先代リーダーが遊びにやって来て!?賑やかなお客様をおもてなしする第16弾!!
新種の魔獣討伐を名目として国境を訪れたリアナ皇女が再会したのは、トールの発明で活力を得た姉だった。一方当の本人は、魔獣を掃討しうるアイテム、「ロボット掃除機」について思案中。そこへ、トンデモ発明が混乱を齎さないか、監督のため宰相ケルヴの姪・エルテが訪れる。彼女の提案で広く皆からアイディアを募ると、最凶のゴーレムが誕生!?トールの発明がエルテやリアナを驚かせつつも、魔王領はソフィアと協力し、遂に帝国の勢力と直接対決へ!!
第一皇女を反乱軍に合流させるべく帝都から出発したレイ。しかしその道を阻むのは、自我を奪われ、対「深紅」専用兵器とされたロドスだった!さらに、レイたちを足止めしようとする第一皇子・カバジードの不可解な戦略が続き、目的の見えない攻撃にレイは不審を抱く。一方、カバジードと第二皇子・シュルス率いる合同討伐軍は着々と進軍の準備を進めていた。味方すらも翻弄するカバジードの策略で、レイ不在の反乱軍が突如壊滅の危機に!?
好奇心旺盛で多趣味なご主人と明るい奥さん、すくすく育つ息子に囲まれた飼い犬・マックス。「寝て、散歩して、食べて、また眠る」それだけと侮るなかれ。家族の日常、そして奇妙な人間社会を犬の目から語るワンダフル・ストーリー。
お笑いの頂点を目指す女子高生トリオ阪本やよい、高橋よもぎ、細野ゆず。彼女たちが出会うまでの笑いと涙の青春ガールズストーリー。
認知症を患う祖父の世話に明け暮れていた図書館司書のアナは、突如一大スキャンダルに巻きこまれ、警察へ連れていかれた。祖父は希代の詐欺師で、アナも容疑者の一人だという。だがなぜか急に帰宅を許され、外に出るとソレンが待っていた。美貌の大企業CEOで、昨日祖父の療養室で会ったばかりだった。「きみを助けたい。シチリアのぼくの家を隠れ家にすればいい」隠れる必要なんかないわ!祖父もわたしも無実なのだから。一度は断ったが、アナはマスコミに怯え、厚意にすがった。ソレンの美しいブルーの瞳に宿る、暗い陰に気づきもせずー。
私はいま、彫像のような美貌のギリシア大富豪、マックス・ヴァシリコスにエスコートされている。鏡の中の自分を見て、エレンは息が止まりそうになった。これが“象みたいに大柄で醜い”と継姉に嘲られている私なの?マックスが手配した美容師たちの手で麗しく変身したエレン。華やかな慈善舞踏会で彼と踊り、翌日からは彼に誘われるまま美しいリゾートで夢のようなバカンスを過ごした。夜ごと情熱的な愛撫に溺れながら、エレンは自分に言い聞かせた。ときめいてはだめ!彼にとって、これは策略にすぎないー亡き父が唯一遺してくれた、私の命より大切な屋敷を奪うための。
メガンが引きこもるようになって、もう3カ月。流産の傷は癒えたが、心の傷はますます深くなるばかりだ。というのも、病床にいたとき、夫ジェイムズの親友が話しているのをメガンは聞いてしまったのだージェイムズがメガンと結婚したのは、愛ゆえでなく、子どもが欲しかっただけなのだ、と。ある朝、これまで静かに見守ってくれていた夫が意外な提案をしてきた。「きみを2度目のハネムーンに連れていく」一瞬心を躍らせたメガンだったが、はっと思いとどまった。ジェイムズは何かをたくらんでいるのかもしれない。だって、彼は私のことを、愛してなどいないのだから…。
病院で実習中の看護学生エミリーは、下宿で倹約生活をしながら、車椅子で一人暮らしをする父のために手術費を貯金している。冷たい雨の朝、夜勤明けでくたくたに疲れたエミリーがうつむきぎみに歩いていたとき、長身の男性と正面衝突してしまった。相手ははじめこそ不機嫌な声で文句を言ったものの、散乱したものを拾い集め、親切にも彼女を下宿まで送ってくれた。それが後日、エミリーが転属することになった科のオランダ人名医、セバスチャンだとわかり、彼女は驚きとともに胸の高鳴りを覚えた。しかも、彼はエミリーの父の手術を無償で行うかわりに、病後の妹につき添ってほしいと、エミリーをオランダへ連れていき…。
病院から逃げ出した白血病の女の子を助けてもらって以来、看護師のポリーは外科医のマシューに急速に惹かれていた。優秀な一方で無愛想と言われる彼だが、たまに見せる笑顔は温かく、恋人同士になれてから、ポリーは幸せな日々を過ごしていた。助けた女の子が亡くなったのはそんなときだった。葬儀の日、彼女は青ざめた顔で憔悴しきったマシューを見つめた。誰も知らない秘密だが、彼は女の子の本当の父親だった。そして、“父親にはなりたくない”という言葉を聞いてしまう。ポリーは絶望し、無意識におなかに手をやった。ここには、あなたを“パパ”と呼びたい子が育っているのに…。
同僚とレストランに入ったライザは、ふと鋭い視線を感じて身震いした。顔を上げると、見覚えのある青い瞳に射貫かれた。スティーヴ!別れたはずの夫が、なぜこんなところに?1年前、ライザはまったく身に覚えのない不貞を疑われ、限界まで追いつめられた末に、耐えきれず家を飛びだしたのだった。思わぬ再会から数日後、今度は取引先の社長としてライザの前にスティーヴが現れ、去り際に謎めいた言葉を残していった。「また僕のもとに戻ってくるんだ。貸したものは返してもらう」ライザの心はかき乱された。彼なしの人生は虚しい。でも、私を信じてくれない人と暮らすのは、もっと虚しい…。
「蛾が蝶になったさまをゆっくり鑑賞させてもらうよ」地味でお堅いエリザベスの変身に、放蕩富豪ハリーから失礼な賛辞が贈られた。さらに僕の下で働かないかと誘われ、世慣れた彼に不安を抱きながらも、彼女はつい同意してしまう!遊び人と噂されているけれど実は剃刀のように頭の切れる彼の魅力にはまっていくとも知らず。-『一夜の蝶』ジョゼフィーンは少女のころから憧れていたブレイクと再会し、長年の想いが叶って彼と情熱の一夜を過ごして天にも昇る心地だった。しかし、彼女にとっては忘れられない夜だったのに、ブレイクは朝が来る前にさっさと立ち去った。その直後、彼が元恋人とよりを戻して婚約したという噂を聞き、ジョゼフィーンは打ちのめされた。-『一夜の記憶』テスは早朝のしつこい呼び鈴で起こされた。玄関先には、2年は戻らないと言って異国へ旅立ったクレイグがいた。なぜ2カ月もしないうちに帰ってきたの?ふとテスは彼が発つ前の、一夜の出来事を思い出した。まさか幼なじみだった彼と一線を越えるとは思いもしなかったがーまさか!昨晩、急な吐き気に襲われたのは…。-『一夜の奇跡』
ドッグシッターのベッキーは、仕事を辞める決心をした。理由は雇ってくれたエミリアーノへかなわぬ恋をしていたからだ。誰もが憧れるプレイボーイの彼は、誰とも真剣にはつき合わない。しかしある夜、真っ青な顔で現れたエミリアーノを慰めるうち、ベッキーは彼に求められるまま一夜をともにしてしまう。彼女は空でも飛べる気分だったが、エミリアーノは違った。バージンだったことを責められ、幸せな瞬間はだいなしになった。その後妊娠したベッキーは、エミリアーノからプロポーズされた。ただし、彼が口にするのは「義務」や「責任」ばかりで…。
花屋で働くユーレィリアは、家族の生活を支える大黒柱だ。ある日、長身でとても趣味のいい、けれどひどく不機嫌な男性が店に現れ、彼の婚約者に花束を届けるよう注文した。花を贈るのは喧嘩の謝罪らしい。でも、うまくいくかしら?案の定、届けた花束を彼の婚約者はユーレィリアに叩き返した。同じことが何度かあり、ついに婚約者は高価な蘭を踏みにじった。その女性が腹立ちまぎれに、花屋の店主にあらぬことを告げ口し、ユーレィリアは解雇されてしまった。わびしい雨のなか、必死で職探しをするユーレィリアを、そっと見ていたのは、花を注文したヴァン・リンセンだった。
病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法などだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。
失恋による傷を癒すべく山中でソロキャンプを敢行していたカエデは、目が覚めるとなぜか異世界へ。見たこともない魔物の登場に最初はビクビクものだったが、もともとの楽天的な性格が功を奏して次第に異世界生活を楽しみ始める。フェンリルや妖精など新たな仲間も増えていき、異世界の暮らしも快適さが増していくのだがー鋼メンタルのカエデが繰り広げる異世界キャンプ生活、いまスタート!