2022年発売
都会の片隅で人目を忍んでひっそりと暮らすひとりの女。何かから逃れるように、誰にも気づかれないように、孤独で単調な日々を送る。パチンコ景品交換所、連れ込み宿の清掃、惣菜店の裏方、訪問介護の現場。自宅も仕事も転々とするのは何か理由があるらしい。実は彼女にも、かつて幸せな暮らしがあった。仲のよい友人、家族との時間。充実した日々は、ある違和感から少しずつ壊れていく。そして、ついにある事件を発端に、彼女の人生は破滅するー。秘密を抱えた女が決意する、愛憎の果てにあるものとは。
人をゾンビ化する悪夢のウイルス・HSCCを殲滅するため、感染者を乗せた豪華客船クイーン・マム号が太平洋の孤島・黄血島近海に沈められてから約1年半。船を引き揚げ、QM号に残された最後の灰人(ゾンビ)を回収する極秘プロジェクトが動き出す。警視庁刑事部の巡査長・天城由羽は、QM号をともに沈めた海保・SST(特殊警備隊)の来栖光と黄血島へ向かう。島で出会った潜水士・菊田吾郎は、長年交流のない由羽の父親だった。母との離婚後、父へのわだかまりを抱えたままの由羽はー。極限状態にほとばしる慟哭!究極のゾンビアクションノベル再び!
リーダーを決めずに活動する地下ネットワーク「金石」の幹部、高川が警視庁公安に保護を求めてきた。正体不明の幹部“徐福”が、謎の殺人者“黒石”を使い、「金石」の支配を進めていると怯えていた。「金石」と闘ってきた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、公安の矢崎の依頼で高川と会う。その数日後に千葉県で“徐福”に反発した幹部と思しき男の、頭を潰された遺体が発見された。過去十年間の“黒石”と類似した手口の未解決殺人事件を検討した鮫島らは、知られざる大量殺人の可能性に戦慄したー。どこまでも不気味な異形の殺人者“黒石”と、反抗する者への殺人指令を出し続ける“徐福”の秘匿されてきた犯罪と闘う鮫島。“新宿鮫”シリーズ最高の緊迫感で迫る最新第十二作!
魔法適性が皆無の落ちこぼれ貴族・ナハトは、ある日、森の中で突然男たちに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。駆け付けた護衛であるアウレールの魔法で、なんとか死は回避できたものの、氷漬けのまま仮死状態にーー それから一年が経過し、彼が目を覚ますと、なんと、最強の氷魔法使いになっていた!? 一族の汚点だと疎まれ、命まで狙われていたけれど、腐った貴族は全員凍らせて、これからは自力で幸せになってやる! 元・落ちこぼれ貴族が氷原世界で繰り広げる、成り上がりストーリー!
異世界に迷い込んだ猟師兼料理人のヒュウガ。誘拐されていた兎族の孤児・ノエルを保護した彼は、子フェンリルのセツとともに、三人で家族として暮らしはじめる。彼は子供達を鍛えながら、未知なる食材を求め、ハンターとして依頼をこなして生活していた。そんなある日、ヒュウガは子供達のおやつにパンケーキを作ることに。ついでに広場で販売しようと告知すると、今や町のみんなのアイドルになっているセツの人気もあって、とんでもない行列ができてしまう!?
居眠りから目が覚めると、別の世界に転移していた高校生の冴島凪。辺りは見知らぬ湖ーというより、彼は湖そのものになっていた!?流れ込む知識を頼りに、自分が湖の大精霊に転生したことを理解したナギは、怪我や病で苦しむ者たちを治していく。そんなある日、ナギは願いの声に導かれて、ある少年のもとに召喚される。奴隷となっていた少年たちを救い出すと、その後も彼を慕ってどんどん仲間が増えていき…湖畔開拓ファンタジー、開幕!
所属パーティに裏切られ、ダンジョン最下層に置き去りにされた少年・セドリ。【アイテム無消費】の力と、迷宮で手に入れた強力なアイテムを駆使して無事生還した彼は、Sランクパーティーに返り咲いていた。そんなある日、ナビゲーターのピータンから迷宮のエネルギーが枯れているという情報を告げられる。放っておくと大陸全土のダンジョンが朽ちて、生活に欠かせない魔石も産出されなくなり、人類に大きな影響が出てしまう。セドリは嫌々ながらもパワーアップポーションを飲み、ダンジョンの管理者ーー魔王になることを決意する。
子供を救って命を落とし、異世界に転生した少年ライル。ワイバーンゾンビの事件が一段落し、気ままな学園生活を送る彼のもとに、ある日一通の手紙が届く。それは友達の身柄を盾に、ライルを呼び出す脅迫文だった!? 友達を助け出すため、閉ざされた砂の国・チマージルへの潜入を決行するライルたち。砂漠の巨人や、首都を覆う特殊な結界……難所を攻略し、秘境の島に辿り着いた彼らの前に、チマージルの守護神が姿を現す。彼が語るのは異世界神話と瘴気の真実でーー?
異世界転生し、7歳になった俺ーーアルフレッド。トラブル体質なので心配だけど、優しい家族たちと一緒にのんびりした異世界生活を送れるように頑張ってます! そう思ってたのに、王様に頼られまくった結果、気付けば男爵に任命されて、故郷の村を治めることに……! それだけでも大変なのに、突然魔蟻のスタンピードが発生! 周りの村が壊滅して、難民が大量発生してしまった。その後なんとかして魔蟻は討伐できたんだけど、難民のために開拓した俺の領地は、スライムから作った水道設備や薬で大?栄!? さらにトラブルは続き、魔法大国の竜討伐や、帝国の流行り病解決にまで駆り出されることになっちゃった。も〜、トラブルに巻き込まれるの、こりごりなんですけど!?
戦闘以外の適性が全てSSSランクだけど、それに気付いていない少年、クルト。魔神王を倒して世界を平和に導いたのだが、相変わらず自分が工房主ではなく工房主代理だと勘違いしたまま、工房の仲間や過去から村ごと転移してきた故郷の面々と、平和な日々を過ごしていた。そんなある日、クルトはかつての教え子との再会をきっかけに、王都の近くに子供の遊び場を作ろうと思い立つ。自身の憧れである「冒険者」をテーマにさっそく公園の工事を始めたのだが、彼が作った公園が普通の“子供の遊び場”であるはずがなくーー!? 世界初の遊園地には、誰も予想できない超技術がいっぱい!? 勘違いだらけのドタバタファンタジー、第9弾!
神様のイタズラによって命を落としたお詫びに、三つの便利な初期スキルを授かって異世界に転生した銀髪の少年、ラルク。彼は仲間達と共に世界中の人々の悩みを解決する人助けの旅を続けていた。ある日、ラルク達は日頃の疲れを癒そうと温泉が湧くという街を訪れる。しかしその街は災害によって半壊状態となってしまっていた。そこでラルクはスキルを駆使して、ボロボロになった温泉街をこれまで以上の立派な街に立て直すことを決意する!
勇者パーティーを追い出され、大商会で新たな人生を歩み始めた、『万能職』の少年ロア。大海蛇を討伐したばかりの彼を待っていたのは、南海を守護する伝説の魔獣ーー海竜との出会いだった! 強力な魔獣たちを従えて何を成すつもりなのか。海竜にそう問われたロアの答えとはーー。そんな中、ネレウス王国のスカーレット女王がある企みを密かに実行に移していた。彼女はロアと従魔のグリおじさんの関係に波紋をもたらし、そして国家をも巻き込んだ大事件を引き起こすーー!
15年ものチュートリアルを終えて異世界に転生した元おっさんゲーマー・テンマ。孤児のウサ耳姉妹を家族として迎え入れたり新たな従魔が増えたり、彼の異世界生活はどんどん充実していく。そんな中、テンマがかねてより亜空間内で作っていた豪華な住まいーー『どこでも自宅』が完成する。そこはサウナやウォータースライダーまである夢の空間! ポンコツな英雄や領主の娘まで巻き込み、水遊びや誕生日パーティーをして楽しい日々を過ごす。しかし、ひょんなことから仲間が悪徳商人に目をつけられてしまい、快適な暮らしが一転、大ピンチに!?
不遇スキル「錬金術」持ちということで、辺境に飛ばされた僕、クロウ。そんな逆境にもめげず、開拓生活頑張ってます! さて、こっちに来て半年くらい経つ。ずっと滞在していたローズもいい加減帰ることになったんだけど、帰省ついでに王都の剣術大会に出るらしい。ローズなら楽勝で優勝だろと思いきや、この大会、ちょっとキナくさい……!? なら、ドラゴンのネシ子も連れて、大会の闇、暴いちゃいますか!
所属していたギルドを追い出され、恋人にも見捨てられたブライだったが、突如として謎のスキル【ログインボーナス】が目覚め、その人生は一変する。【ログインボーナス】を使って、ブライと仲間達が建設したスパリゾート。そのおかげで多くの観光客が訪れ、辺境のエイレーン村は空前の好景気に沸いていた。そこへ現れたのは、孤児の少女・シェリー。シェリーとブライにはとある縁があり、彼女が暮らす孤児院の子ども達を村で引き取ることに。新たな仲間を迎え、ブライの暮らしはますます賑やかになるのだった。そんなある日、空を貫くほどの大樹が突然現れ、村の近くにあるブライの居城を天高く持ち上げてしまった! しかし、ブライはその大樹に宿る不思議な力を上手く活用することで、辺境改革を一段と加速させていくーー!!
傷を負った孤独な少年が出会ったのは、 日本で唯一といえる女性の刀鍛冶だったーー。 胸に熱き炎が宿る、感動の青春小説! ーーー 「何のために刀作っちょう?」 主人公の沙コテツに、級友の土屋はあっけらかんとこうたずねる。 これは、問われたコテツ自身の疑問でもあるが、同時に作者の問いかけでもあるのだろう。そして、私の疑問でもあった。 「鉄には鉄のなりたい姿があっだわ」師匠はそう言う。刀になりたい鉄があるとするならば、そのように姿を整えてやることは、職人の止むにやまれぬ使命なのだろうか。自然のあり様は、人間にとって正しいことばかりとは限らない。 物語では使命を担った職人たちが、さまざまな傷や事情を抱えながらも、懸命に伝統をつなげていく。その姿に、人が生きていくということの困難と尊さを感じずにはいられない。 本著は刀を作る職人たちの葛藤を感じつつも、爽やかに読みきることができる。それは、作者の丁寧で力のある筆致に「ペンは剣より強し」という言葉の灯りを感じることができたからだと思う。 --まはら三桃(小説家) 【STORY】 突然火事にあい、火傷を負った東京の男子高校生・コテツ。 天涯孤独となった彼は、島根に住む遠縁の剱田かがりという老婦に引き取られることに。 かがりは、現代日本において唯一と言われる女性の刀鍛冶で、寡黙だが瞳に燃え盛る炎を持つ刀匠だった。 自暴自棄になり言われるまま島根にやってきたコテツだが、転校初日、己の火傷を見るクラスメイトの視線に耐えられず、学校へいけなくなる。 部屋にひきこもるコテツに、かがりは「学校へはいかなくてもいいが、そのかわり仕事を手伝え」と言う。 かがりの弟子であるコウやカンナに教わりながら手伝いをするうちに、徐々に作刀に興味を持ち始めるコテツ。 現代日本において、刀をつくる意味とはなにか? かがりや兄弟子たちと関わり、悩みながらも、鉄を打ち、その熱に溶かされ、コテツは自らの心の形も変えていくーー。 伝統工芸の美しさ、厳しさ、そして脈々と受け継がれていくものとは。 少年の成長を瑞々しく綴る、胸が熱くなる青春小説。 装画:たらちねジョン
作家の「僕」のもとに、旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが送られてきた。ノートに綴られていたのは、怪奇を愛した三間坂の祖父・萬造が記したと思われる怪異の記録だった。読むことで障りがあるかもしれないーーそう思いつつも一読した僕は、予想を超える内容に戦慄することになる。その理由は、本書を最後まで読んで確かめてみてほしい。本書には萬造のノートの一部と、ノートを読んだ三間坂の身に起こった出来事がまとめられている。もちろん途中で止める自由が読者にはある。 序 記録 「三間坂萬造のノート」より 幕間 体験 「三間坂秋蔵の夜語り」より 終章
ヘルツ王国の王位継承問題も一段落。異世界から現代に戻ってきた佐々木とピーちゃん。 そんな彼らに上司から知らされたのは、未確認飛行物体、来襲。 早速、局に呼び出された佐々木は、阿久津課長から次なる職務として、宇宙空間に浮かんだ正体不明の機影の調査を命じられた。 星崎さんと二人静氏、同僚二人と共に駆り出された彼は、けれど、流石に今回ばかりは手の出しようがない。 ここのところお疲れ気味な二人静の意向も手伝い、向こうしばらくはマイペースに職務へ当たらんとする。 すると幸か不幸か、怠惰な彼らの判断は予想外の大当たりを引き当ててしまい……? デスゲームに続くご新規さん、作中五つ目の勢力が堂々登場の第六巻! 宇宙をも巻き込む新展開が今、始まる。