2023年12月発売
勇者召喚に巻き込まれ、異世界『トリニィア』にやってきた宮間快人。七日間にわたって開催される「六王祭」で、魔界・神界・人界のトップたちと交流しながら、快人は楽しく祭りを満喫していた。だが、アイシスとともに会場を回っていた途中、快人はある衝撃的な出来事に遭遇する!快人を激しく動揺させた“再会”に隠された真相とは!?「モーニングスター大賞」大賞受賞作、シリーズ第十四巻!
[About the Product] To a Journey of Fantasy, Reality, and Philosophy - Living, in a sense, is a tremendous thing. But by overcoming it, we learn a lot.(From ""jyupi"") Born in a dog breeding factory and raised without the care of a mother, a Yorkshire Terrier named Jupi is one day taken in by a newlywed couple. Jupi spends dazzling times with them, enjoying pleasant drives and walks on white sandy beaches, but the farewell from such a peaceful routine comes suddenly. - In addition to the story ""jyupi,"" which portrays the harshness and poignancy of living through a fantastical worldview, the collection includes ""Seaside Cinderella,"" boldly and breezily depicting a girl starting to climb the stairs to adulthood, and essays packed with the author's philosophical thoughts that have penned numerous unique stories. The inclusion of both the original Japanese text and its English translation allows the author's woven words to show an infinite expanse. [CONTENTS] FOREWORD JYUPI PHILOSOPHY 2012.12.22 ""LITERATURE I"" CINDERELLA BY THE SEASIDE AFTERWORD AUTHOR PROFILE JYUPI/PHILOSOPHY/CINDERELLA BY THE SEASIDE(JAPANESE) まえがき jyupi 哲学2012.12.22 「文学1」海辺のシンデレラ あとがき 著者プロフィール [Comments from the Editor] There are many stories and novels in the world. Some of them gradually change in their impact and flavor each time you read them. This book will surely be one of those for many people. Furthermore, because it is recorded in both English and Japanese, there is the joy of how the resonance and image of words change depending on which language you read. Please enjoy this book, which you will want to read over and over again. [Author profile] Hiromichi Oribe(織部 浩道) Born in 1960 Pisces Blood Type O CPTA,New Century World,Royal Frontier CEO His publications include ""Juzu of Light""(1990), ""The Moon of Year 2000""(2000), ""Star of Temptation""(2005), ""Gakuen Rival""(2012, all published by Bungeisha), and many others.
2021年に急逝した作家・魚住陽子が、2009年に書き上げていた、唯一の未発表長編小説。 「どうしてもそれがなければ生きていけないのなら、求め続けるしかないのよ。 正しくても正しくなくても、仕方のないことだってある」 達子と彼女を取り巻く女性たちが織りなす、半貴石をめぐる物語。 ローズクォーツの天使 半貴石の出会い 石の予告 ガムランの響き 石の別れ 再生の石 西蔵宝珠 左水晶の誘い 翡翠色の魔
「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。「遺骨は燃えるゴミで」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。
この男がいるから現場が回るーー名探偵の正体は、無名のオジサン俳優! 左右田始、職業俳優。ベテランだがその名を知る人は少ない。しかし脇役だからこそ見えてくることがある。低予算ドラマ撮影、子役オーディション、映画のレッドカーペットイベント……様々な現場で生じる謎を左右田は人知れずに解決していく。エンタメ業界の「あるある」もふんだんに交えながら描く、ライトミステリー。
人口八千人の町に数千人もの暴徒が殺到した「クインシーの戦い」は、米軍のB-2ステルス爆撃機が投下した誘導爆弾によって決着した。息つく間もなく“サイレント・コア”部隊擁する自衛隊に届いたのは、カリフォルニア州の治安回復という依頼であった。その頃、カリフォルニア州最大の都市ロスアンゼルスには、シリアル・キラーの捜査でニック・ジャレット捜査官やヘンリー・アライ巡査部長らがやってきていた。ロスアンゼルスもまた、暴徒による銃撃戦が発生、混乱の渦中にあったが、特に数万の避難民が身を寄せるロスアンゼルス国際空港に危機が迫ろうとしていたーー。 目次 プロローグ 第一章 騒乱の後始末 第二章 マークスマン 第三章 LA暴動 第四章 レジェンド 第五章 LAX 第六章 蘇った亡霊 第七章 ターミナルB 第八章 秘密 エピローグ
航空主兵主義に活路を求めた連合艦隊は、初戦の劣勢を押し返しついにフィリピンの米国アジア艦隊撃退に成功。さらに太平洋艦隊に対抗するため、日本が最後に建造した高速戦艦「赤城」をも投入して空母機動部隊の大増強をおこなった。 対する米軍は艦隊の再編と同時にトラック諸島の要塞化を進め、B17大型爆撃機によるマリアナ、パラオの日本軍基地への空爆を継続。 連合艦隊は太平洋艦隊が再び攻勢に出てくることを確信し、総力を挙げて南洋に向け出撃した。 だがその時、思いもかけない方面から米軍来襲の一報が……。 「日本艦隊、特に空母を捕捉するためには、火力よりも速力だ。空母に追いつけるだけの速度性能と、日本軍の戦艦に打ち勝てる火力を持つ艦は、レキシントン級しかない」
“魔女”が死んだ。都市から離れた村で、外界と隔絶していた魔女。鉄格子のある家にこもり、誰も本当の名を知らない。村人から恐れられつつ、秘かに頼られてもいた。困窮する女たちの悩みを聞き、様々な薬をあたえ、堕胎の手助けをしていたのだ。莫大な遺産があるという噂もあった。魔女は殺された。暴力が吹き荒れるこの村の誰かに。魔女の家の前にいた男たちを目撃したジェセニア、その徒弟で麻薬常習者のルイスミとその悪友ブランド、売春宿を営むチャベラとその夫ムンラ、継父の性虐待から逃れてきた少女ノルマ…。村の人びとの言葉が導く、あまりに悲痛な真実とはー。荒々しくも詩的な言葉で暴力の根源に迫り、世界の文学界に強烈な衝撃をあたえたメキシコの新鋭の傑作。ブッカー国際賞最終候補、全米図書賞翻訳文学部門候補、文学ジャーナリスト賞(メキシコ)受賞、アンナ・ゼーガース賞(ドイツ)受賞、国際文学賞(ドイツ)受賞。
あたしは、世界の本当の姿を知りたい。 1936年、旧弊な日本を抜け出し、仏印ハノイで地理学を学ぶことになった鞠。三人の男との出会いが、彼女に植民地や戦争の非情な現実を突きつける。運命に翻弄されながらも強くあろうとする鞠の人生の行き着く先は──。 第13回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。
宇宙連邦創成期に発見された十五兆標準太陽質量の超巨大ブラックホール“ダーク・エイジ”。それが人工物であるらしいことをつきとめた連邦の科学者たちは、地平面探査基地“ホライズン・スケープ”を建設し特異点の調査を開始する。分断された右脳に伝説の祖神を宿すヒルギス人の狙撃手・シンイーは、過去・現在・未来を見通す力を持つパメラ人の少年・イオとともに、別の宇宙へと続く“門”の探索を続けている。時空のゆがみにより周囲の時間からそれぞれに取り残されていく二人を襲撃するものの正体とは?
メアリ・ジキルと特異能力を持つ〈アテナ・クラブ〉の令嬢たちは何者かに誘拐されたシャーロック・ホームズとメイドのアリスを探し、ヴィクトリア女王を脅かす陰謀に巻き込まれる。その首謀者はモリアーティ教授!? 古典名作をもとにしたSFミステリ完結篇
チェリストの黛由佳が放火事件に巻き込まれて死んだ。由佳の自由奔放な演奏に魅了され、彼女への思いを秘めていたチェリストの坂下英紀は、火神の異名をもつ孤高のチェリスト鵜崎顕に傾倒し、「鵜崎四重奏団」で活動していた彼女の突然の死にショックを受ける。由佳の死に不審を感じた英紀は鵜崎に近づき、死の真相を知ろうとする。音楽に携わる人間たちの夢と才能と挫折、演奏家たちの<解釈>と<物語>に迫る、長編ミステリー。
わたし、悪くない。ひとりで破滅なんて絶対しない。妻に先立たれ養子の息子と向き合う老人。仕事が忙しい妻を支える気弱な夫。地方の美術館でくすぶり続ける学芸員。倒産や理不尽なリストラで無職となった同級生たち。借金苦から逃れようともがく老女。会社ぐるみで不正を隠蔽する社畜たち。彼らに正論は通じない。ひとつの嘘から、転がりだす悪意の連鎖。強がり、もがき、這い上がろうとする嘘つきたちが最後につかんだものは?
本格シーンの次世代を担う逸材だ。確かな論理と刺激的な結末をご堪能あれ! 東川篤哉 彼が狙っているのは強行突破だ。しかし、そこにこそ快楽がある。 石持浅海 この謎を解いたら、もう子どもではいられない。 Z世代による、これが本格ミステリのネクストステージ! 阿津川辰海のブレイクで注目を集める新人発掘プロジェクト カッパ・ツー、待望の第三期デビュー作!
熱帯の無人島で起きた集団怪死事件。残された者が楽園の深部で目撃したものはー日本最南端の無人島・瑠璃島で、ある朝、海洋生物総合研究所の研究員が立て続けに死亡する。ほとんどが自殺にしか見えないが、動機の想像がつかない。生き残った研究員・高井七海は、死亡した所長が極秘研究を進めていたことを突き止める。事件との関連はあるのか?折しも、島内では動物たちの異常行動が観察され始めていた…。生物学を究めた医療ミステリーの新生が放つ、トラウマ不可避の新境地!
「オリヴィアとサイラスとの婚約を、白紙に戻します」隠居していたはずの王太后の一声に、自分の想像以上に動揺してしまったオリヴィア。その上サイラスは王太后の姪と婚約させると言われて!? ──サイラスの隣は、誰にも譲れない。婚約継続のための条件は、オリヴィアの「バカな令嬢」という世間の悪評を払拭すること。解決策を模索する中、オリヴィアは王太后の実家・エバンス公爵家のきな臭い噂を掴む。サイラスと二人で歩む未来のため、聡明さを武器にオリヴィアが巨大な陰謀に挑む第三巻。
ミルドール家がついにリトレイユ公を告発した。容疑はブルージュ公国との内通。その根拠となる文章や証言も帝室へ渡り、帝国内に激震が走った。そして影武者のリコシェに離反によって、さらに窮地へと追い込まれるリトレイユ公ミンシアナ。戦乱と政争の果てに彼女が得たものとは一体? そして権力に固執した理由とは。
巳の国では珍しい容姿をもつ少女・菊花は、突然やってきた宦官に新皇帝の宮女候補として見出された。 最初は並べられた好条件に喜んだが、そんな虫のいい話があるわけがない! 呼び出されて放り込まれた部屋にいた今にも死んでしまいそうな顔色の美青年にわけもわからず寝台に引きずり込まれ、 体を密着されて「この肉、癒やされる」……って、どういうこと!? 男子禁制の後宮で思い当たる男性は一人しかありえないんですけど!! 宮女候補のゲテモノ枠である私が、どうして皇帝陛下と一緒の寝床に!? これは、寒がり白蛇獣人の皇帝陛下と天涯孤独な少女が溶け合う中華風ラブファンタジー。
障がい者支援施設「サニーガーデン」で繰り広げられる物語。閉ざされた世界と思われがちな障がい者施設。実は笑顔があふれていて和気藹々とした時間が流れています。時には泣いたり怒ったり、一筋縄ではいかないことも。そんな日常をお届けします。