小説むすび | 2023年12月発売

2023年12月発売

小説 ゴルフ人間図鑑小説 ゴルフ人間図鑑

著者

江上剛

出版社

日刊現代

発売日

2023年12月21日 発売

ゴルフは人間の「善」と「悪」を暴く。 芝生の上の人間劇八話。 ここに描かれているのはあなたかもしれないーー。 ・スーパーマーケット企業の社長・榊原は昔から勝利への執念が強く、勝つためならグリーン上での不正も当たり前かのように犯す。秘書室長・望月は榊原を諫める役割を任じられるが、実は榊原は高校時代の同級生で距離感の取り方が難しい。望月は榊原の悪癖を咎められるのか…?(第一話 榊原社長のパット) ・テレビ局会長には二つの悩みがある。一つ目は頻繁に社長交代して後継者の芽を摘んでしまうこと。もう一つの悩みはゴルフで「卵を産んで」しまうこと。OBを誤魔化すために別のボールでプレーを再開してしまうのだ…(第二話 篠田会長のOB) ・部長のいやがらせに耐えかねた修一は部署のゴルフコンペで一矢報いる復讐を計画。その秘策とは?(第三話 肥料部桂木のシャンク) 豊富な社会経験を活かしてビジネスマンの群像を活写し続けてきた著者による、ゴルフを通して人間の本性を露わにする短編集。職場での人間関係やプレッシャー、組織の価値観と自分の信念の乖離、招かれざる理不尽、そんな束縛や重圧を抱えながら日々を乗り越えているすべての人々に、ゴルフを通して「ヒント」と「エール」を届ける。 笑いあり、涙あり、学びありの現代人必読の一冊。

小さな魔道具師の異世界ものづくり生活〜唯一無二のチートジョブで、もふもふ神獣と規格外アイテム発明します〜小さな魔道具師の異世界ものづくり生活〜唯一無二のチートジョブで、もふもふ神獣と規格外アイテム発明します〜

目が覚めると赤ちゃんに転生していたバーニー。天涯孤独だった前世とは一転、優しい家族に愛されながらすくすく育ったバーニーは、異世界で唯一の“魔道具技師”というジョブを授かる。早速、偶然出会った神獣・アルの言葉が理解できるスカーフを作り出したり、魔鉱石を探査できるチートアイテムを発明したり、魔導砲でモンスターを退治してみんなを助けたりと、ものづくりの才能が大爆発!アルと一緒に充実した魔道具技師ライフを満喫する。そんなある日、ひょんなことから第二王子に出会う。どうやら何者かに命を狙われているようで、バーニーの才能を見込んだ王子の頼みで犯人捜しを手伝うことに。規格外アイテムを使って突き詰めていくと、王都を巻き込む悪巧みにたどり着いてしまい…!?小さな魔道具師ともふもふ神獣がチートジョブで大活躍!異世界ものづくりファンタジー、スタート!

引退した最強魔導士の隠居生活はままならない〜のんびりしたいのに優秀な教え子たちが放っておいてくれません〜引退した最強魔導士の隠居生活はままならない〜のんびりしたいのに優秀な教え子たちが放っておいてくれません〜

「ロイド先生、あなたは解雇ということです」 幼いころから全属性魔法を使いこなし、エリートたちが通う学校で惜しみなく魔法を教えていたロイド。ロイドのもとで学びたいという生徒も多く、これまで数多くの魔導士を輩出してきたロイドが受けたのは、突然の解雇宣告だった。教え子たちに申し訳ないと思いながらも、療養も兼ねて故郷へ帰ることに。 心機一転、気ままに生きていこうと決めたものの、村の子どもたちに頼まれて魔法教室を開くことになったり、魔王を倒した勇者をはじめとする優秀な元教え子たちが追いかけてきたり、王都でも頻発していた「人狩り」事件を解決しちゃったり!? 「万知の魔導士」なんて呼ばれてしまい、意図せず大活躍するロイドの周りはいつの間にかどんどんにぎやかに。予定していたスローライフはままならないようで…。 引退したはずの最強魔導士のセカンドライフ、いざ開幕!

怪と幽 vol.015 2024年1月怪と幽 vol.015 2024年1月

「怪と幽」15号の特集は「怪と湯」! 世界有数の火山国である日本では、縄文時代から温泉が親しまれていたという。およそ名湯と呼ばれる古い温泉地には決まって開湯伝説があり、神々、鳥獣、名僧、そして異形なるモノが発見した霊泉は、時代を超えて人々を魅了し続けている。本来、湯治場は死に近い場所であり、信仰と深く結びつき、多様な文化を生んだ。『古事記』『日本書紀』、また諸国の「風土記」にも多くの記述があり、温泉は人のみならず神をも癒すものであった。ときに病を抱えた文豪を、傷を負った化け物を治癒している。霊力を宿した湯に解きほぐされた心身は、あの世とこの世の境界をたゆたう。怪しくゆらめく湯けむりの向こうは地獄か極楽かーー。 特集 怪と湯 【復刻】 岡本綺堂「温泉雑記」 【鼎談】 加門七海×南條竹則×東雅夫「霊なる温泉地 〜文人が惹かれる「湯の力」〜」 【寄稿】 伊藤克己「温泉文化を形成する信仰と伝承」 【寄稿】 菱川晶子「神々から鳥獣まで -日本の温泉発見伝説をめぐってー」 【紀行】 村上健司「妖怪旅おやじ 特別編 上田周辺の温泉と鬼伝説を訪ねる 」 【寄稿】 多田克己「温泉に現れたる妖怪」 【紀行】 宮家美樹「京極夏彦、日光へ行く」 【エッセイ】 朱野帰子、有栖川有栖、黒木あるじ、今野敏、つげ正助、内藤了、花房観音、夢枕獏 【ガイド】 村上健司「日本全国「怪と湯」150選」 【ガイド】 朝宮運河「怪異名湯巡り 温泉怪談ブックガイド20+α」 【小説】 京極夏彦、有栖川有栖、澤村伊智、山白朝子、恒川光太郎 【漫画】 諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 【論考・エッセイ】 小松和彦、東雅夫 【グラビア】 尾崎伊万里、芳賀日出男、佐藤健寿、つげ義春、怪食巡礼 【怪談実話】 渡辺浩弐、青柳碧人、JUN 【情報コーナー】 北沢陶×澤村伊智、似鳥鶏×今村昌弘、尾八原ジュージ×饗庭淵、橋下まこ、オカルトエンタメ大学、大明敦、くらやみ遊園地、大谷亨 etc.…

対怪異アンドロイド開発研究室対怪異アンドロイド開発研究室

著者

饗庭淵

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年12月22日 発売

「おばけは怖くありません。機械ですから」 彼女にはいくつかの優れた機能がある。話題が無限分岐し堆積していく雑談でも自然言語による受け答えができる。ZMPを見極めながら階段や斜面の昇り降りができる。補給なしに六時間以上の連続稼働ができる。ドアノブを掴んで回すことができる。--おばけが見える。 白川研究室は「出る」と言われる場所や噂を調査する対怪異アンドロイド・アリサを開発した。機械の彼女は、呪いも祟りも受け付けない。ゆえに、恐怖心もないーー。深夜に山奥の廃村を調査したアリサは、搭載された機能を駆使して、さまざまな異常を検知する。白川教授の研究テーマに興味を惹かれ、初めて研究室を訪問した新島ゆかりが、アリサが持ち帰ったデータを見ると……。 恐怖を感知しない美麗アンドロイドVS.予測不能な「怪異」。第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉特別賞を受賞した新感覚ホラー・エンターテインメント! 不明廃村   対怪異アンドロイド開発研究室1 回葬列車   対怪異アンドロイド開発研究室2 共死蠱惑   対怪異アンドロイド開発研究室3 餐街雑居   対怪異アンドロイド開発研究室4 異界案内   対怪異アンドロイド開発研究室5 非訪問者   対怪異アンドロイド開発研究室6 幽冥寒村   対怪異アンドロイド開発研究室7

互換性の王子互換性の王子

出版社

水鈴社

発売日

2023年12月22日 発売

「お前にしかできないことなんて、ない」--兄・実行 「あきらめたら、俺という存在はどうなるんだ」--弟・成功 順風満帆な御曹司の前に突如現れ、入れ替わろうとした異母兄。 お前は俺から、仕事も恋も奪おうというのかーー。 『犯人に告ぐ』『望み』『検察側の罪人』の著者が描く、スリリングなサバイバルレース! 入れ替わった「王子」の戦いの行方はーー。 【あらすじ】 準大手飲料メーカー・シガビオの御曹司、志賀成功(なりとし)が何者かによって別荘に監禁された。 彼は取締役就任と、意中の女性・山科早恵里との交際を目前にしていた。 半年後、絶望の中で解放された成功が会社に行くと、社内の状況は一変し、かつての彼のポストには突如現れた異母兄・実行(さねゆき)が入れ替わっていた。 そして実行は早恵里にも近付こうとしている。 「奪われたものは、奪い返さなければ」 成功は、事件の真相と自らの復権をかけて奔走するがーー。 異母兄弟がビジネスと恋で火花を散らす、一気読み必至のエンターテインメント!  【著者プロフィール】 雫井脩介(しずくい・しゅうすけ) 1968年生まれ。愛知県出身。専修大学文学部卒業。2000年、第四回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で作家デビュー。2004年に『犯人に告ぐ』がベストセラーに。同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位となり、第七回大藪春彦賞も受賞した。『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『検察側の罪人』『仮面同窓会』『望み』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』など映像化された作品多数。近著に『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『霧をはらう』など。2023年、『クロコダイルティアーズ』で直木賞候補となった。

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