小説むすび | 2023年4月28日発売

2023年4月28日発売

知られざる子は双子の天使知られざる子は双子の天使

あの夜を、決して後悔しない。 かわいい双子の母になったのだから。 サーザは憧れの医師ローガンとのあの夜を、決して後悔しない。 妊娠に気づき、彼には何度も手紙で伝えたけれど、返事はなかった。 一夜を過ごした彼の部屋を再び訪ねても、不在だった……。 今、サーザは生まれ故郷の町に戻り、 女手一つで仕事を掛け持ちして双子の男の子を育てている。 あの夜、ローガンは誰も気にとめないような内気な私を、 ほかの女性たちみたいに魅力的でセクシーにしてくれた。 彼との思い出は生涯忘れることはないだろうけれど、 それでもその後の薄情な態度は、彼女の心を傷つけた。 あれから1年半後、サーザは思わぬ男性の姿を見かけるーーローガン! 大人気のシークレットベビー・ロマンスで日本デビューを飾るのは、優しく穏やかな作風の英国人作家シェリー・リバース。ローガンは偶然見かけた一夜の相手が連れている双子の男の子が、幼少期の自分に重なり、はっとします。もしや、あの一夜で授かった子供か?

いたずらな愛の使者いたずらな愛の使者

待望の“我が子”は幻だった……。 失意の大富豪に訪れる、小さな愛の使者。 法律事務所で働くエリーはイタリア大富豪レオニツィオを担当している。 “レオ”の名のとおり獅子のごとく専制君主的な彼は、 すでに結婚生活が破綻して別居している妻と離婚協議中で、 妊娠している妻に対して親権を要求していた。 ところが妻側の弁護士から、出生前DNA鑑定の結果、 レオニツィオの子ではないと知らされ、離婚は決定的となった。 彼にとって、不実な妻などどうでもよかったが、 この腕に抱くはずだった我が子がいなくなった事実は大きな衝撃だった。 エリーはそんな彼を支えようと慰めるうち、情熱の夜を過ごしてしまう。 まさか、レオニツィオの子を身ごもることになるとも思わずに! 情熱的なイタリア人男性と結婚した作家ルーシー・ゴードンによる、予期せぬ妊娠をテーマに描いた名作をお届けします。いつもは傲慢なレオニツィオが落ち込む姿にほろりとさせられてしまったエリー。予定外の妊娠のため、子供は独りで産み育てるつもりでしたが……。

風に吹かれる砂のように風に吹かれる砂のように

愛しい人の突然の心変わり。 シンデレラの恋は、風に儚く消え……。 サディーはロンドンでも指折りの金融機関に就職した。 だが喜んだのもつかのま、半年後には不当解雇の憂き目に。 さらに、仕事を求めてやってきた遠い異国の地では、 雇主の横暴により失業し、帰国の旅費もなく途方に暮れていた。 そんなとき、彼女に仕事を提供しようという人物が現れる。 雇主の家で一度すれ違った黒髪に美しい緑の瞳の男性、ドゥラックスだ。 しかも驚くべきことに、彼は隣の国を治める権力者だという。 本当かしら? まるで千夜一夜物語だわ。 不思議に思いつつも、彼の圧倒的な魅力に抗いきれず承諾した。 “仕事”の中身が、彼の双子の兄の花嫁になることとも知らずに……。 望まぬ政略結婚を退けるため、世間知らずの娘を選んでかりそめの妻とし、のちに大金を支払って離婚する計画を立てたドゥラックス。まずは兄の妻にと思って声をかけたサディーのことが、予想外に頭から離れなくなり……。甘く切ないシンデレラ・ストーリーです!

売り渡された誇り高き娘売り渡された誇り高き娘

おまえは言葉を話せないはずでは……。 偽りの代償を払わせるーー愛の床で。 うら若き娘エンヤは、訳あって老女に身をやつして暮らしている。 数年前、唯一の肉親だった兄によって奴隷商人に売り飛ばされ、 たまたま市場を通りかかった北欧の戦士ウルフリックの目にとまった。 エンヤは買われずにすむよう、口がきけないふりをしたが、 ウルフリックはかまわず彼女を手に入れて家へ連れ帰った。 その後、彼なりの方法でかわいがられはしたけれど、 彼女は隙をついて主人を短剣で切りつけ、逃げ出したのだった。 だが、ある町を訪れたとき、エンヤは突然現れた男を見て絶句する。 目の前に立ちはだかった大男は、ウルフリック! 彼女のつけた傷痕が今なお残る顔で、主人がこちらを睨みつけていた……。 HQロマンスで大活躍中のケイトリン・クルーズが放つ、情熱的なヒストリカル第2弾! 『さらわれた亜麻色の花嫁』(PHS-276)の関連作です。勇猛果敢なウルフリックと気高い魂を持つエンヤーー二人で一つの完全体となる、究極の愛が描かれる渾身作!

黄金の公爵と名もなき乙女黄金の公爵と名もなき乙女

記憶をなくした麗しのレディと 金の王と呼ばれた公爵の、秘密。 洒落者の公爵ブラントは事業にも成功し、満ち足りた日々を送っていた。 頭の回転が速く、スポーツ万能で、神秘的な雰囲気の彼は学生時代、 “金の王”と呼ばれていたーー数字に強くてカードの才能があり、 彼が手にした賭金の金貨同様、黄金に輝く髪がその名の由来だ。 そんなブラントにとってただ一つの不安は、ある秘密をあばかれること。 どれだけ努力しても、文字が理解できないのだ。 この秘密がある限り、愛する女性とも、結婚とも無縁だと考えていた。 ところがある日、彼は林に倒れている娘を発見する。じつに美しい! その娘はブラントの顔を見ると、さもしおらしげな様子で囁いた。 「わたし……自分の名前がわからないわ」 19世紀初頭の英国が舞台の、ロマンティックなシンデレラ・ストーリーをお贈りします。名前すらわからないというので、持っていたハンカチーフに記されていた“コリンシア”と呼ばれることになったヒロイン。けれど、彼女もまた大きな秘密を抱えていて……。

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