小説むすび | 2023年6月23日発売

2023年6月23日発売

放蕩王と乙女の氷の結婚放蕩王と乙女の氷の結婚

私が国王の花嫁に? しかも、世継ぎを産むことになるなんて! ああ、なんてこと……。リヤール王妃の侍女アナイスは悲嘆にくれた。 国王夫妻が悲劇的な飛行機事故で亡くなっただなんてーー。 いつ涸れるとも知れぬ涙を流す彼女に、寝耳に水の縁談が舞い込む。 新国王が、堅物で有名なアナイスに白羽の矢を立てたのだ! プレイボーイのジャビド王子が、なぜ? 数年前、フィアンセに裏切られたアナイスは傷心を抱え、 逃げるように、この遠い異国へとやってきたのだが……。 悩んだすえ、彼女は求婚を受け入れた。 まさか、世継ぎをその身に宿すことになるとは夢にも思わず。 私がまだ本当は清い体だなんて、絶対に彼に知られてはだめよ……。 男性嫌いの侍女と放蕩者で鳴らす傲慢な王子は、互いの亡きいとこの祖国のために、10年の期限付きで結婚します。ヒロインは決して彼とベッドは共にしないと、修道女のように固く心に誓ったものの、プレイボーイの魔手から逃げきれるはずもなくーー!?

愛されなかった娘の愛の子愛されなかった娘の愛の子

愛されたことのない私のおなかに、 愛すべき小さな命が宿った……。 エリアナは疎遠だった父の葬儀のため故郷に戻った。 母は婚外子のエリアナを出産した際に命を落とし、 父は経済的援助をするのみで、彼女は誰からも愛されたことがなかった。 結局、複雑な思いから葬儀には出ずにホテルで過ごしたエリアナは、 バーで官能のオーラを漂わせる絶世の美男子ディエゴと出逢う。 強烈に惹かれ合い、一夜限りと知りつつ熱い時を過ごして別れるが、 1カ月後、エリアナは父の遺した病院を継ぐために再び故郷を訪れた。 するとその病院には、なんとディエゴがいた! 彼は外科医だったのだ! 驚きのさなか、吐き気とめまいに襲われたエリアナは気を失ってしまう。 まさかディエゴによって運ばれた救急外来で妊娠が明らかになるとは……。 自立した女性だけれど、実は誰からも愛されたことのない生い立ちのせいで自分に自信が持てないヒロイン。そしてヒーローもまた、よき父親像を知らずに育ったため、自分が父親になれるのか確信が持てず……。新星ルアナ・ダローザが描く、予期せぬ妊娠物語!

完璧な公爵は嫉妬と愛をもてあます完璧な公爵は嫉妬と愛をもてあます

そう、私はただの居候。 愛しの公爵の眼中にさえない……。 エレノアは14歳のとき、父の遺言で指名された後見人である、 ケンダル公爵ヒューに引き取られ、公爵邸で暮らしてきた。 年上の彼に密かな恋心を抱き、いつしか憧れは愛へと変わっていった。 それなのに今、ヒューはエレノアを早く“片づける”と口にして、 社交界デビューさせるという。結婚させて厄介払いしたいのだろう。 「私はおまえに手を出すほど恥知らずではない。 おまえの純潔を守るのが、わが務めだ」 彼にそう告げられ、エレノアはとっさに挑発的に反論した。 すると、ヒューは彼女を机に押し倒して唇を奪い、冷徹に言い放った! 「まるで食指が動かず、始める気にもならない」 エレノアにキスし、凍てつくような冷たい言葉で彼女を突き放したヒューは、翌日、社交界で評判の伯爵未亡人との婚約を決め……。エレノアの長年の想いは、実らぬまま枯れてしまうのでしょうか?『公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない』(PHS-296)の関連作。

修道院の花嫁修道院の花嫁

あなたの笑顔に、眼差しに、声に、 もう触れられなくなるなんて……。 3年前、逆境にいたところを、さる伯爵に救われて以来、 伯爵夫妻が主のグレイストーン城に身を寄せている19歳のキャサリン。 そこに集まったうら若き令嬢たちを前に、彼女は気後れしていた。 伯爵の弟で、キャサリンが唯一心を許せる幼なじみのジェフリーが今、 6人の花嫁候補と会うために、この城へ向かっているという。 令嬢たちのように着飾ってもいないし、気の利いた会話もできない彼女は 居たたまれず、以前いた修道院に今すぐ戻りたいとさえ願った。 でも、もう少し耐えよう。ジェフリーの顔を最後にもう一度見るまでは。 彼が結婚したら、キャサリンは修道誓願を立てるつもりだったーー 大好きなジェフリーの笑顔も、もう見納め。私は修道女になる……。 1年ぶりに会うジェフリーが花嫁候補たちと踊る姿を廊下から見つめるキャサリン。しかし、さらに彼女を苦しめたのは、ジェフリーからのお願いでした。「だれを妻にしたらいいか、きみに相談にのってほしい」大人気作家が描く、甘酸っぱくて切ない珠玉の名作!

ボスと秘書の恋の密約ボスと秘書の恋の密約

昼間は秘書。午後5時からは恋人。 傲慢なボスとの、偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。 ボスは傲慢で実に扱いにくい反面、とても優秀で魅力的な男性だ。 そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に 眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、まじめに働いてきた。 だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。 二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。 やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、 ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。 二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。 「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 アビーは客用寝室を与えられ、グレイと一つ屋根の下で暮らし始めます。彼から、地味なスーツをやめ、髪を下ろして眼鏡も外すよう言われて従うことに。さらに、二人が恋人同士であることをまずは職場の人間に信じさせなければならないと、オフィスでキスを……。

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