2023年9月29日発売
俺の名はアベル。 最高の魔力とユニークスキルを持って生まれた貴族出身のAランク魔導士だ。 ある日俺は、たくさんの奇妙なスキルを持ち、見た事も聞いた事もない料理をふるまう"勇者"グランに出会った。 グランの常識? それは世間の非常識! え? リックトータスを食べる? グランの料理なら食べてみようかな? 勝手にスローライフを始めたグランを追って辺境までやってきたが、グランに胃袋を掴まれし者が、ここでもどんどん増えていく…
大富豪の遺書に隠された謎の島、シロナガス島への招待状。ニューヨークで探偵業を営む男・池田戦は特殊な能力を持つ少女・出雲崎ねね子とともに島へと向かうことに。果たしてシロナガス島に隠された真実とは!?誰が味方で誰が敵か?犯人は誰か?シロナガス島の悪魔の正体とは!?
大富豪の遺書に隠された謎の島、シロナガス島への招待状。ニューヨークで探偵業を営む男・池田戦は特殊な能力を持つ少女・出雲崎ねね子とともに島へと向かう。そこで待ち受けていたのは奇怪な殺人事件と迫りくるシロナガス島の悪魔の影。謎の少女アウロラに何が起きたのか!?記憶にダイブして過去に遡るねね子と池田は最後の戦いに挑む!!
王国随一の資産を有する男爵家の跡取り娘で、国内の有力貴族子女が集うエーデル学園に通うパトリツィア・レッジと護衛兼従者のロルフ・シュタレイン。パトリツィアが推しに愛と情熱と莫大なお金を貢ぐ日々を送る中、王子アルドを巡り彼女の最推し・シェイラとベル家の令嬢・レジーが揉めている場に遭遇する。レジーの態度に違和感を覚えたパトリツィアはベル家の周辺の土地を買い占めたり、レジーの身辺調査をしたりすることに。すると、ベル家が王子の傀儡政権の樹立を画策していることが発覚して…。「すべては推しのため」を信念に富豪令嬢がお金ですべてを解決する推し活ファンタジー。
ある日、エリザベートから蒸気機関の更なる活用について相談が持ちかけられ大忙しに!またもや働きづめとなったメリアは、スローライフに舞い戻るため密かにある計画を企てる。しかし、計画は思うようにいかず…遠のくスローライフ。異世界ワーカーホリック・ファンタジー第2弾!
東部戦線は、地獄である。迫りくる敵軍。破滅していく友軍。まともに食えず飲めず眠れず。それでも戦争は終わらない。終わりの先延ばしに過ぎない勝利を求め、ターニャは魔導部隊を率いて戦場を疾駆し、吼える。我ら帝国軍航空魔導師、と。我に抗いうる敵はなし、と。そして、セートゥーアはついに成し遂げる。世界の敵の面目躍如たるかな、と。これは黄昏時に輝く魔導師と、世界の敵たるべく暗躍する老人の物語。
年の瀬も迫った山眠るの月。シウは友人のガルエラドと共に、彼の故郷である竜人族の里へとやってきた。シウはそこで里の人々に農業を教え、かわりに彼らが受け継いできた歴史を教えてもらうことに。そんな中、人と交わって生きることを選んだハイエルフの一族である“ゲハイムニスドルフ”の使者が魔獣に襲われたとの知らせを受ける。彼らを襲ったのは猿型の魔獣だった。しかも普段は単独行動を好む魔獣たちがなぜか集団で襲い掛かる。統率の取れた襲撃に疑問を持ったシウは、魔獣たちの中に「言葉を話す」魔獣を見つけてー!?大人気モフモフ異世界スローライフ物語、第一部完結!
無事に闘技大会の予選を終え、アイーゼを本戦出場に導いたユキト。その活躍が評価されユキトはさらに団体戦で本戦出場を決めたチームの指導を任される。しかしチームメンバーは、学園一の魔術師ミリーや落ちこぼれ弓使いのアルネラなど、一癖も二癖もある生徒たちだった。魔術の使えないユキトは友人の伝手で王国一の魔術師ステーリアに協力を求め、武術と魔術の両面から指導を開始する。その甲斐もあってか急速に実力をつけていくミリーたち。しかし手ごたえを感じるユキトの元に突然「アイーゼが失踪してしまった」という知らせが入り……!?
大きな決断に迫られる一同。果たしてー。波止工業は「新型ロボット」導入のため、クラウドファンディングの準備を進めていた。そんなある日、塩田化学から融資についての連絡が入る。思わぬ助け船に喜ぶも、事態は予期しない方向へ動き出す。一方、アル美はシロの一件以来、無力さを抱え、ふさぎ込んでいた。そんなとき、シオタバイオの研究者・水原渚から「巨獣」の真実について知らされ!?“経済的に正しい”ロボットヒーロー物語、最終幕!
舞踏会の夜。ごく平凡な伯爵令嬢、チェルシーの目の前に飛び込んできたのは、社交界一の色男と呼ばれる公爵家令息のソロモンだった。黄金の髪、琥珀色の瞳のはずの彼が、この国では疎まれる黒髪、黒瞳に何故か変わっていて…。人に見られないよう、チェルシーが咄嗟に彼を隠したのはー自分のスカートの中?平穏無事な人生を送るために、無かった事にしたいチェルシーだったが…何故かソロモンはチェルシーに求婚&甘々に溺愛してきて!?全力で求婚から逃げたい地味な伯爵令嬢×絶対に逃がしたくない美貌の公爵令息のドキドキえっちなラブコメディ!
泥徒が産業として躍進する世界。欧州の小国で、泥徒創造主の名門家に育ったマヤは、若くして自らの泥徒スタルィを創りあげる。…だが、それは、後に待ち受ける永き旅路の、ささいな幕開けに過ぎなかった。ある日、工房で父が変わり果てた姿で見つかる。そのうえ、一族に伝わる秘宝にして泥徒を“完全なる被造物”に至らしめるための手がかりである「原初の礎版」が、何者かに奪われたのだ。行方を暗ました三人の愛弟子を追走するマヤとスタルィ。しかし、やがて世界を二分する戦火に身を投じることとなりー。沸き立つ活劇、溢れる叙情、そして、万感の終極に刮目せよ。
目障りな存在(ハエ)を消していけば、世界は今より美しくなるのだろうか。近所で目撃した光景をツイートしたのをきっかけに絡んできた、粘着質なアカウント。芽衣子は、彼をスマホの中で「飼う」ことに決めるがーー。SNSで、会社で、家の中で。どこからか湧いてくる、哀れな人たち。蓋をしてしまいたい感情。日常の裏で誰もが「見て見ぬふり」をしているものを突き付ける、ブラックな短篇集。
布施千秋と同期・柴谷雄哉は犬猿の仲だ。柴谷が女の子が大好きで、誰にでも“種をまく”男だからである。しかも社内外の女子にアプローチする彼のせいで、仕事にも支障が出始める始末!釘をさしたらまさかの『千秋と寝れたら他の女とは寝ない』と宣言されて!?柴谷のことは大嫌い。でも、一夜を共にするだけで今後の仕事が円滑に進むなら…。そうして身体を許したら最後。負けず嫌い女子と種まき系男子の『好きになったら負け』の攻防戦が始まる!
恋に恋する伯爵令嬢ソフィアは、社交界で羨望の的であるセドリック夫婦に憧れていた。数年後、セドリックの妻が亡くなり、後妻を探していると聞いたソフィアは、両親に彼との結婚を勧められる。セドリックに前妻を「一生忘れることはできない」と言われるが、前妻を大切にしていた彼となら、互いに愛情がなくても信頼で結びつく夫婦になれると思い、彼の後妻に入る。妻として大切にされ、穏やかな日々に幸せを感じていたある日、妊娠が判明。喜びを胸に報告に向かうが、前妻を想い涙する夫を見てしまう。その姿を見てはじめて、ソフィアは夫を愛してしまったことに気付く。一生愛されないと痛感したソフィアは、そばにいるのが辛くなり…。
大正十年。新聞記者の夫・片桐良平が取材のためロシアへ渡って四年、史乃は三歳になる一人娘の波瑠を育てながら、家を出たきり連絡のない夫の帰りを待っていた。だがある日突然、史乃は陸軍参謀本部へ呼び出され、エリート将校の清河誠吾少佐から、夫がニコラエフスクでおこった凄惨な事件に巻き込まれて殺されていたと、遺品を突きつけられる。さらに夫はテロリストと関わっていたと仄めかされ、史乃にも危険が及ぶかもしれないと清河の監視下に置かれてしまう。夫の死の衝撃も醒めぬまま、強引に清河邸に住まいを移されてしまう史乃親子だが、なぜか手厚い待遇で迎えられる。さらに清河は責任を持つと言って、史乃に結婚を迫ってきて…。