2024年12月2日発売
あらゆる臓器に同時多発的に悪性腫瘍が生じる奇病「シムネス」は、星嶺医大附属病院の伝説的外科医・火神郁男の命までも奪った。 火神の死から三年、ナースエイドと外科医の二刀流で働く桜庭澪は、新時代のがん治療装置「オームス」のテストオペレーターとしてハイレベルな手術を一手に引き受けていた。 オームス実用化に向けた重要な手術を控えたある日、医師免許を剥奪され海外に渡っていた竜崎大河が突然姿を現す。 澪と大河は再びタッグを組み、シムネスの驚くべき秘密に迫っていく。 プロローグ 第一章 三年目の再会 第二章 シムネスの正体 第三章 最終決戦 エピローグ
オルンは《シクラメン教団》に敗北したーー。 その後、彼は幽世で《おとぎ話の勇者》との邂逅を果たす。 そこで記憶と力を取り戻し、 世界の時間の巻き戻りによって“二度目の今日”へと戻ったオルン。 あの絶望の光景を再び繰り返さないために、大切なものを護るために。 オルンが選んだ道はーー。 「--俺は今日を以て《夜天の銀兎》を脱退する」 訪れる、仲間たちとの決別の時。 そして、世界の秩序を揺るがす新たな動乱の幕が上がるーー! 「小説家になろう」発の人気ファンタジー、待望の第八巻! コミカライズも好評連載中!
「俺は一度もお前を妹などと思ったことはない」 義兄に見捨てられ、 無実の罪で処刑された公爵令嬢オルタンシア。 だが気付くと、公爵家に引き取られた日まで時間が戻っていた! 《ジェラールは確かに、あなたのことを愛していたのです。……その愛によって、世界を壊してしまうほどに》 女神によると、オルタンシアの死をきっかけに義兄が魔王となり混沌の時代に突入してしまったため、時間を巻き戻したという。 生き残るため冷酷な義兄と仲良くなろうと頑張るオルタンシア。 でも、冷たかった兄から過保護に愛されているのですが!? ツンデレなお兄様と妹の、死に戻り溺愛ファンタジー開幕!
どこにでもいる普通のOL、姫宮花音(ひめみやかのん)は、ある日働き過ぎて過労死してしまった。 ……しかし、花音は過労死をきっかけに異世界へと転生し、 魔法を絶対に外さないスキル<ホーミング>を持った、最強の魔法使いの美少女「カノン」として生まれ変わる。 森の奥のおしゃれな一軒家も手に入れて、 念願だったスローライフを謳歌しようと決めていたカノンだったが……。 夜になると森の野生のモンスターたちが騒ぎ出して眠れない!! 更にカノンが森の聖女と呼ばれるようになった頃、 自称天才魔法少女・アイシャが花音のもとに「弟子入りに来たわ」と唐突に押しかけてきてーー? スローライフを送りたいのに、 なにかと邪魔されてなかなかスローライフが送れない。 そんな残念聖女の魔法ファンタジー冒険譚、ここに開幕!!
舞台は幕末、新政府が誕生! 新政府に協力するか、旧幕府に忠誠を誓うかーー。 藩主・井伊直弼、井伊直憲の側近として激動の時代を駆け抜けた男 がいた。ひ孫である著者が綴る、ドラマティックな歴史物語! 序 裏切り 一 初出仕 二 希望 三 懸念 四 忍び寄る影 五 青天の霹靂 六 揺らぐ葦 七 叢雲 八 いくさ 九 闇 十 岐路 あとがき
動乱の世に現れた長州の風雲児には、"天狗の目"があった 鎖国時代、外の世界に目を向けた師匠・吉田松陰に惹かれ、彼の遺志を継いだ松下村塾門下生たち。異端児・晋作もその例に漏れず、上海視察を通じて世界の現状とその真理に到達し、日本の未来を案じて開国を目指した。同時に故郷長州藩のために自らが発起して「奇兵隊」を創設。時代を見抜く力を持った青年がもたらした日本の夜明けを描く。 生まれ持った鋭い洞察力と激しい行動力で周囲を驚かせ、やがてはその求心力で藩の救世主となった高杉晋作。 破天荒な彼の嵐のような生き様と、その裏で紡がれた愛の物語。 天狗の申し子 上海英国租界見聞 奇兵隊創設 賠償交渉全権 藩正規軍に完勝 幕府軍に完勝
(以下帯文より) 笑って、泣いて 心優しきひきこもり青年の成長物語 主人公は小田原に住む二十歳のひきこもり男性。運動神経ゼロ、ファッションセンスもゼロ。もてる要素はまるでなし。しかも発達障害を抱え、将来を模索中。取り柄といえば、高い情報リテラシーと博識であることくらい。そんな青年のもとに人捜しの依頼が。ときは2010年秋。時間はあの日に向かって動き出す。 第一章 ひとり娘の失踪 第二章 忘れられない記憶 第三章 野良猫 第四章 表には必ず裏がある 第五章 ひきこもり青年の疾走
「にぃにのふるちゅちゃんど、ゆぅくんちゅき〜!」 ちびっこ×家族愛×お料理 書き下ろし短編「母から子へ」収録! 土砂崩れに巻き込まれて異世界に転移した三兄弟。 冒険者のトーマス、定食屋を営むオリビアのもとで、長男のユイト(14)は元居た世界の知識を生かして、料理をふるまう。 やがてユイトの料理はたくさんの人々を魅了し、屈託なくふるまう次男ハルト(5)、三男ユウマ(3)とともに、異世界で温かい家族と暮らすことにーー
留学生活を堪能しながら、商品開発や飲食の充実に勤しむセイラン。今回はアフタヌーンティーに目をつけて……
東の大陸の神様を祀る“神社”へ手作りのお供え物を持って参拝! そこでアーシェラに関する新たな事実が判明してーー
異世界生物“ネコ”と異世界トリップしたら、猫の癒しの力を身に付けちゃった!? 以来ネコ一族とともに人々に愛でられています!
精霊王から依頼され各国の強力な魔物を討伐することになったサヤ。その途中で会ったのは何と前世ドラゴンの聖女様!?
『このライトノベルがすごい!2024』(宝島社刊)単行本・ノベルズ部門 第1位!シリーズ累計70万部突破!(電子書籍を含む)「師弟のあの頃、いま、これからについてーー」WEB掲載のSSや、第一巻から第五巻までの特典SS、ドラマCD脚本の書き下ろし中編小説など合計16本の短編と中編を一冊に。
第11回ネット小説大賞受賞作!「あんた早く靴下履かせなさいよ!」「(……なんでこんな人好きになったんだろ?)」コンプレックスまみれの弟子と美貌の大魔術師のちぐはぐラブファンタジー開幕。書き下ろし番外編巻末収録!
Karen Blixenカレン・ブリクセン/Isak Dinesenイサク・ディネセンという主に二つの作家名で知られ、デンマーク語と英語の二言語で書いた女性作家についてのブック・ガイド。 『アフリカの日々』や『冬の物語』、『七つのゴシック物語』をはじめとする作品には何が描かれていたのか? ヘミングウェイに、自分よりもノーベル文学賞を受賞するのにふさわしいと言わしめたデンマークが誇るストーリーテラーは、どんな人生を送ったのか? 男性のようにズボンを穿き、自動車を運転し、ライオン狩りに行き、離婚し、自立し、外国で初めて真に成功したデンマーク人女性作家として強い女性のロールモデルとされながら、実は『バベットの晩餐会』の世界観に見られる敬虔なキリスト教家庭で培われた古い北欧的な人生観の持ち主だった彼女は、女性運動やフェミニズムに対し、どんな立ち位置にあったのか? 元ブリクセン博物館ガイドで、現在デンマークを代表する出版社で編集長を務める著者による、文学への情熱ほとばしる熱い解説で、難解といわれるブリクセン/ディネセン文学がたちまち親しみやすく、身近になる! ギーオウ・ブランデス賞受賞作。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 本文より 「『七つのゴシック物語』を読むのは、万華鏡をのぞくのに少し似ています。万華鏡を回したり、ひっくり返したりするたび、新たな模様が目に飛び込んでくるように、『七つのゴシック物語』を読むたび、様々な要素を持った新たな物語が生まれるのです」 「私はいまだに『七つのゴシック物語』のテキストが実際に何を意味しているのかを説明できる人物に出会ったことが一度もありません。それはこの作品が互いに矛盾する意味同士が連なる万華鏡のようだからです」 「(ブリクセン/ディネセンの作品の)登場人物は、何らかの形で罪を犯すことで初めて完全な人間になれるのです。彼らは人生の光と影の両方を知らなくてはなりません。(中略)愛の二つの側面ーー甘美な面と残忍で猛々しく暴力的な面をも体験しなくては、愛が何であるかを完全に理解することはできません。愛は時に危険で破壊的である一方で、美しく生きる力を与えてくれることもあります。ストーリーテラーは彼の行いに審判を下すことなく、その行動がどこに導かれるかをただ見守るのです」