小説むすび | 2024年2月20日発売

2024年2月20日発売

恐るべき緑恐るべき緑

世界33か国で刊行、オランダ生まれのチリの新鋭による、科学史に着想を得た斬新なフィクション。 「プルシアン・ブルー」 第二次世界大戦末期、ナチの高官らが所持した青酸カリと、西欧近代における青色顔料をめぐる歴史、第一次世界大戦の塹壕戦で用いられた毒ガス兵器の開発者フリッツ・ハーバーの物語。 「シュヴァルツシルトの特異点」 科学史上初めてブラックホールの存在を示唆した天文学者シュヴァルツシルトの知られざる人生。 「核心中の核心」 不世出の数学者グロタンディークの数奇な生涯と、日本人数学者、望月新一の人生の交錯を空想する。 「私たちが世界を理解しなくなったとき」 黎明期の量子力学の発展に寄与した三人の理論物理学者、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレーディンガーと、それぞれに訪れた発見/啓示の瞬間。 「エピローグ 夜の庭師」 作者と思しきチリ人の語り手が、散歩の途中に出会った元数学者の庭師との会話や思索を綴る。 科学のなかに詩を見出し、宇宙の背後にある論理や数式が、天才たちの前におのずと姿を現わすかのような比喩が随所に光る。既存のジャンルを軽々と飛び越える国際的な話題作。 プルシアン・ブルー シュヴァルツシルトの特異点 核心中の核心 私たちが世界を理解しなくなったとき エピローグ 夜の庭師  謝辞  訳者あとがき

異世界の常識は難しい〜希少で最弱な人族に転生したけど物理以外で最強になりそうです〜2異世界の常識は難しい〜希少で最弱な人族に転生したけど物理以外で最強になりそうです〜2

無自覚な最強幼児、最強の兄に見守られながら今日も元気に無双中! 異世界ほのぼの成長譚、待望の第2巻!  獣の姿にもなれる獣耳&尻尾ありの人型獣族の者たちが大多数を占める世界に前世の記憶を残したまま転生し、ピアニーと名付けられた主人公。獣族に比べたらあまりに脆弱な人族として生まれたため、周囲(特に兄のオーキッド)からあふれすぎるほどの愛情を注がれて日々すくすくと成長中なのだが、こちらの世界は前世の常識が通用せずに驚くことばかり! ところが、人族特有のチートな能力と周囲の者には想定外の言動で、ピアニーこそ常識外れな存在になっていて……。  そんなある日、オーキッドが学校の野営訓練で外泊することに。大好きな兄がいない初めての夜、ピアニーがとった”常識外れ”な行動で野営訓練は大パニック!?  冒険者ギルドマスターの不運(!?)を描いた特別書き下ろしも収録!

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