2024年2月28日発売
純情可憐なアリアは社交界で評判の男爵令嬢。その裏の顔はある事件で出会った精霊の要請を受け、貴族から呪われた宝石を回収する役目を負った泥棒令嬢であった。突然の泥棒家業に苦戦するーかと思いきや、強かで世渡り上手なアリアは宝石の回収に次々と成功。しかし冷酷無比な美貌の聖騎士・ラウルに正体を見抜かれてしまい!?追う聖騎士と逃げる泥棒令嬢、二人の関係は思わぬ方向へ転がり始めて…!?「求婚しにきた」「いやなんで!?」
私が神坂怜としてデビューし早7ヶ月。最近は大きな炎上に巻き込まれることもなく、ラジオ出演やゲーム案件配信などの大きなお仕事も決まりそれなりにチャンネル登録者を増やせるようになってきていた。だがそんなある日、解雇された元同期の長谷川氏が別事務所の新人Vの『中の人』を決める公開オーディションに参加するとの情報が舞い込んできた!?予想通り彼の過去のやらかしはネット上で掘り返され、こちらにまで非難のコメントが飛び火してくる。いつも通り私は嵐が過ぎ去るのを黙って待つつもりだったのだが、なんと状況を見かねた柊先輩たちが鎮火のために立ち上がってくれてー!?
日本を侵略しにきた神霊結社デルンケムと四大幹部の一人で神霊工学者のハルヴィエド・カーム・セイン。侵略を阻む美しき妖精姫ロスト・フェアリーズと戦いを繰り広げる中、清流のフィオナの可愛い姿に恋したハルヴィエドは彼女と敵対しつつも裏では推しとして陰から支える日々を送っていた。そんなある日、元デルンケム幹部が経営する喫茶店で学校帰りのフィオナたちと遭遇したハルヴィエド。今まで恋愛経験がなく異性との会話の仕方が分からない彼は常日頃から首領の愚痴を聞いてくれている『にゃんJ』のスレ住人達に恋愛相談するのだが…。第8回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門“特別賞”。
ミネラルショー巡りが趣味のOL・メイアは、ある日宝石を司る女神によって異世界へと召喚された。信仰心の減少により消滅の危機に瀕していた女神は、彼女を祀る「宝石神殿」のレベル上げを行ってくれる宝石好きを探していたという。異世界でメイアがやるべきことはふたつ。宝石神殿で暮らすことと、宝石やジュエリーを宝石神殿へ奉納すること。女神から宝石スキルと加護を授かったメイアは、女神の分身と幻獣フェンリルとともに宝石神殿へと送られー。宝石ともふもふと精霊に囲まれたきらめく日々が今はじまる。第8回「」カクヨムWeb小説コンテストライト文芸部門特別賞受賞作。
怪しいメールから届いた「理想の世界への転生権」。昔やり込んだゲーム世界に行けるなら、と生まれ変わったその先は…全く知らないゲームの世界!?たった一文字の入力ミスから、1ミリも知らないゲームの1ミリも知らないキャラクターになってしまった僕。必死に手がかりを調べるうちに、「ゲームの攻略に失敗すると魔王によって世界が滅ぶ」と気づいてしまって…。こうなったら原作のストーリーを予想して、全てのイベントを完璧にこなすしかない!「絶対原作守護るマン」と化した主人公がミリしらな世界で暴れまわるー!!新感覚英雄譚、開幕!!
ダンジョン適合者「探索者」となった高卒の独身フリーター、六槍大地は仲間と共に異世界での『限界突破イベント』に挑んでいた。元の世界に戻るまでの期間100日を大地たちはレベルを上げながら、異世界で生き延びなければならない。そして様々なイベントを攻略し、経験値を蓄積していく中で彼らはグリフォン山のクエストを請けることに。そこで大地は新たなスキル“テイム”を試すのだがー!?
その感染症に罹患した者は、身体全体が白くなる。肌も髪も睫毛も、瞳孔さえも。そしてアンデッド(「死なない身体」)に変化するー何処に行けば君を見失わずにいられるのだろう?逃れられない罪を償うにはどうしたらいいのだろう?マジックリアリズムのように絡み合った世界を歩むための物語。
幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠の色の目をした猫と出会う。
==================== 18刷5万5000部突破! ロングセラー『月とコーヒー』から派生した 〈インク三部作〉堂々完結! ==================== この世界は 喜びと悲しみを繰り返しながら 回りつづけている。 もう、泣かないで。 師匠のベルダさんが 愛用していた万年筆のインク、 〈六番目のブルー〉を探し求めて ジャン叔父さんと旅をつづけてきた 14歳のオリオ。 インクの秘密を解く鍵が 奇妙な唄にあるとわかるが、 なかなか見つからない。 そんなとき、 迷えるオリオを導いたのは 世にも稀な 「本当の真っ赤な林檎」だったーー。
★★韓国で10万部突破! チェ・シウォン(SUPER JUNIOR)など韓国著名人が絶賛!! キム・ジェシク翻訳作品第2弾★★ 泣かせるのは愛だけど、 笑顔にするのも愛だから、 私たちはまた愛を始めなくちゃならない。 キム・ジェシク 翻訳は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』『いい人にだけいい人でいればいい』の藤田麗子が担当。イラストは、高田真弓による描き下ろし。 忘れられない愛を忘れるための117のメッセージ。 《目次》 第1章 迷子のように 第2章 恋が近づいてきたとき 第3章 キミじゃなきゃダメな気がして 第4章 もうすぐ懐かしくなる季節 第5章 こらえていた涙があふれ出した 第6章 愛が遠ざかっていく小さなサイン 第7章 キミは沈まない月 第8章 生きるために知っておきたいこと
雨の夜、ウエイトレスのコニーは富豪ダンテの車に乗せられていた。認知症の祖母をかかえ、家を立ち退くよう迫られていた彼女は、切羽詰まって思わずダンテにその事情を打ち明けてしまう。彼は意外な返事をしたー自分と結婚してくれるなら、家の権利証を君のものにし、介護にかかる費用も負担しようと。コニーは驚いたが、これ以上ない申し出にダンテの求婚を受け入れた。結婚してからも二人はイギリスとイタリアで別居生活を送っていたが、いつしか彼女はある望みか胸を焦がしているのに気づいた。プレイボーイのダンテが私になんの興味もないのはわかっている。でも一度でいいから、夫に女性として求められてみたい…。
まさか、こんな場所で夫のジャックにでくわすなんて!友人の結婚式に参列したベスは愕然とした。便宜結婚だったとはいえ、彼から籠の鳥のように扱われ、たまらず家を飛び出して以来、10カ月ぶりの再会だった。離婚を申し出たベスに、ジャックは言った。「僕にはきみが必要なんだ。どうか戻ってきてほしい」今も彼を愛するベスは心を動かされ、情熱の1週間を過ごすが、夫の変わらぬ傲慢ぶりを垣間見て絶望し、再び姿を消した。数週間後、妊娠したベスの前に突然ジャックが現れて…。
18歳の夏、ロージーは初恋の人ガードとキスを交わした。それは体中に電流が走るほどの、甘く衝撃的な体験だった。それから3年。カラシア国大公となるガードの戴冠式に、ロージーは招待された。祝賀舞踏会で彼と久々に顔を合わせ、その腕に抱かれたとたん、抑えてきた熱い想いが溢れ出た。あろうことか身分を忘れ、彼と一夜を共にしてしまったのだ。ガードにはすでに花嫁候補もいる。私は身を引くしかない…。ところが、盗撮された二人の熱愛写真が流出してしまい、ガードは態度を翻して、ロージーに求婚した。これは愛のためでなく、国の平和のための結婚だと言って。
病身の父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を送るリジー。ある日、突然現れたイタリア富豪チェザーレに求婚される!実はリジーには奇妙な遺言のせいで売れずにいる島があるのだが、その島を取り戻したいチェザーレは、同じく奇妙な遺言に従い彼女と契約結婚をして、子どもをもうけなくてはならないという。提示された莫大な金額にリジーは驚く。だが悩んだすえ、一家を救いたい一心で承諾する。ただしー無垢なリジーは子どもは人工授精で作りたいと条件をつけた。身も心もすぐに彼の虜になってしまうとは、夢にも思わずに。
プレイボーイ大富豪ダックスのアシスタント職に応募したゾーイ。ボスが面接で口にした高慢な採用条件ーそれは、彼に恋をしないこと!前任者もそのまた前任者も…大勢がそれが理由で解雇されていた。反感を持ちながらも彼のもとで働きだした彼女だったが、周囲の目は、新アシスタントも絶対にボスに恋をすると物語っていた。そこでゾーイは偽りのダイヤを指にはめ、恋人がいるふりをすることに。それがダックスのプレイボーイ魂に火をつけたのか、出張に同行するよう命じられ、ゾーイは胸の高鳴りを禁じえなかった。やがて、独身主義を明言する彼と出張の間だけの約束で恋人になるーもうただのボスと部下に戻れなくなる理由が我が身に宿るとも思わず。
ひっつめ髪に眼鏡をかけ、女看守と揶揄されながらも地道に働くキャシー。かつて彼女はトップモデルとして華々しく活躍していた十代の頃、金持ちの男たちには見向きもせず、マルセルという青年と恋におちた。だが嫉妬した金持ちが彼に瀕死の重傷を負わせたことで、悲恋に終わった。10年が過ぎた今も彼女の心はマルセルを求め、夢に見ることもある。そんなある日、経営に行きづまった雇主から次の仕事の面接を勧められ、キャシーはしぶしぶ面接の会場に指定されたホテルへ向かった。そして、バーで待つホテル王の顔を見て、彼女は卒倒しかけたー嘘よ、マルセル!私のマルセル!いえ、もう私の彼ではない…。激しく動揺するキャシーをよそに、マルセルは彼女が誰か気づかぬまま、淡々と面接を進めて告げた。「結構。君は僕のアシスタントに適任だ」
個人秘書のラークはいま、絶体絶命の苦境に立たされていた。従兄が会社のお金を勝手に使ったうえに自死を図り、ラークにそそのかされたと偽りの証言をして息を引きとったのだ。会社側の凄腕弁護士ジェームス・ウルフの徹底的で冷徹な態度、容赦ない攻撃にさらされ、ラークは泣き崩れたかった。ところが意外にも、会社が訴えをとりさげたため事なきを得るが、ラークは働き口を失い、部屋代さえ払えない状況に陥ってしまう。そんなとき、さる夫人の住み込み秘書の仕事が舞い込み、運命に感謝しつつラークは意気揚々と働き始めたーまさか夫人の一人息子が、ジェームス・ウルフとも知らずに!
冷酷非情な父の決めた政略結婚から逃れるため家出をしたエヴァは、外を彷徨い歩くうち、ひどい高熱に倒れて洞窟で気を失った。目を覚ますと、暗闇の中ほのかに、たくましい男の姿が。男の顔は天使のように見えた次の瞬間、悪魔のようにも見えた。誰なの?まさか、怒った父が送り込んできた追っ手?「おれはロバート・マッキントッシュだ。あんたの婚約者でもある」政略結婚の相手とわかって驚くエヴァだったが、意識不明の間、彼が看病してくれていたと知って胸が温かくなった。だがエヴァにはどうしても彼と結婚できない“秘密”のわけがあったーそれを口にしようものなら、生まれたばかりの小さな命に危険が…。