小説むすび | 2024年発売

2024年発売

なんどでも生まれるなんどでも生まれる

出版社

ポプラ社

発売日

2024年5月22日 発売

一日一日を自分らしく生ききるための、 止まり木のようなやさしい物語。 「殻を破り、外へ生まれ出るーー。 逞しくて愛おしい、奇跡の瞬間に立ち合わせてもらったような気分。 わたしも、わたしの今日を始めてみます。」 ーー南沢奈央(俳優) 「人間は脆くて弱い。そして人生はいつも練習中だ。 運に左右されることも多い。 迷え、変化を恐れるなとチャボの桜は教えてくれる。 ああ、そうだ。このチャボこそ彩瀬まるさんではなかろうか。」 ーー山本幸久(作家) 「愛嬌たっぷりの柔らかい物語だが、 伝わってくるのは、力強いエールである。」 ーー瀧井朝世(ライター) 「web asta*」5/20より抜粋 「彩瀬まるの、面目躍如と言える一作。」 ーー吉田大助(書評家・ライター) 「web asta*」5/20より抜粋 迷うのも変えるのも、生き物ががんばって暮らしているから起こる、 素敵なことですーー。 外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。 茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、 東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。 ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、 さまざまな出会いを引き寄せることにーー。 本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。 ■著者プロフィール 彩瀬まる(あやせ・まる) 1986年、千葉県生まれ。上智大学文学部卒業後、会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR-18文学賞読者賞を受賞し、デビュー。2012年に刊行した東日本大震災の被災記『暗い夜、星を数えて』で注目を集める。著書に、『くちなし』(第158回直木賞候補、第5回高校生直木賞受賞)、『やがて海へと届く』(第38回野間文芸新人賞候補)、『森があふれる』(第36回織田作之助賞候補)、『新しい星』(第166回直木賞候補)、『あのひとは蜘蛛を潰せない』『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』『かんむり』『花に埋もれる』など多数。

ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅

出版社

講談社

発売日

2024年5月23日 発売

「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く 本好きの、本好きによる、本好きのための本 消えてゆく本 書けなくなった詩人 「本の魔窟」に暮らす青年 本であふれた世界に、希望はあるか? 本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来 作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー 読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」 正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」 あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」 書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」 「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」 いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語

悪い月が昇る悪い月が昇る

出版社

竹書房

発売日

2024年5月23日 発売

小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が選ぶホラーの頂点 第4回最恐小説大賞受賞作! 脳がザワつく衝撃ラストを見届けよーー。 フリーの編集者・正木和也は妻と五歳の息子・蒼太を連れ、ひと夏を都会の喧騒から離れた避暑地の別荘「カブトムシ荘」で過ごす。 そこは、知人の精神科医が好意で貸してくれた私荘で、妻子が負った列車事故のトラウマを癒すための滞在であった。 時折、失せ物探しや予知など不思議な能力を見せる蒼太。 そして、蒼太にしか見えない友達・コウタ。 正木は別荘のある村の墓地で詩織という少女に出会い、村に伝わる不気味な奇譚、子を攫う妖鬼〈コトリ〉の伝説を知る。 そして始まる村の夏祭り、蒼太が消えた……。 脳を攪乱する衝撃の展開、現実が足元から崩れ去る戦慄のホラーミステリ! *** 寺の掛け軸に記された子をとる鬼【コトリ】の由来ーー ある山に鬼がいた。 時折里に下りては子供を攫って食った。母親の嘆き悲しむのを見て己の所業を悔いた鬼は、食った子供に成り代わり、その後母親と共に暮らしたという……。 「ハッピーエンド? これが?」 「母親が鬼と知らなければ。最後まで騙し切れたら、きっとそうーー」 世界は、どんな悍ましさも悪も正義になる。

神からもらった【安眠】スキルはどうやら領地経営に最適だったようです〜聖獣とのんびり昼寝していただけなのに、気付けばなんでも育つ最強領地になっていた〜神からもらった【安眠】スキルはどうやら領地経営に最適だったようです〜聖獣とのんびり昼寝していただけなのに、気付けばなんでも育つ最強領地になっていた〜

寝る間も惜しんで働き続けた結果、死んでしまったヒビキ。そんな彼の前に「私の代わりに良質な睡眠を取ってほしい」と言う女神が現れ、眠るだけで強くなる【安眠スキル】を与えられる。第二の人生はのんびりできそうだと、喜んで異世界に転生することに! 快眠度に応じていろんな特殊効果を発揮するというスキルを活用するため、森で出会った聖獣をもふもふしながら昼寝したり、ゆっくり温泉に浸かってみたり…異世界を満喫しながらどんどん強くなるヒビキ。いつの間にか無意識に瘴気を浄化したり、さくっとモンスターを討伐できるほど最強になっていたよう。ついには辺境にある村を救ってしまい、なぜか領主を任されることに!? 作物が豊かになったり、鬼人族が仲間になったり…ヒビキの活躍でにぎやかになった領地。そんなある日、村を襲う瘴気の原因を探っていると、大暴れする聖樹にたどり着いて…!? もふもふ眷属とはじめるのんびり領主生活、スタート!

転生赤ちゃんは家族のために最強の島をつくります〜神獣召喚スキルで無人島を開拓したら、世界一のユートピアになりました〜転生赤ちゃんは家族のために最強の島をつくります〜神獣召喚スキルで無人島を開拓したら、世界一のユートピアになりました〜

女神様のミスでひとりさみしく死んでしまった前世。今度こそ家族に愛されてみたい…と願うと、“親バカポイント”を貯めて、“神獣カタログ”から好きな神獣を召喚できる規格外チート付きで新しい人生がプレゼントされることに! しかし、主人公・リオの転生先は地獄の島と呼ばれる孤島。天候は大荒れで、作物は全く育たず、明日の食べ物もままならない…劣悪な環境からみんなを助けるべく、リオは早速スキルを使ってみることに。 「ぅぁぁぁ〜!(【神獣マスター】はつどう〜)!」 すると目の前には、天気を操ることができる大きなフェンリルが! さらに、海を司るリヴァイアサンや高い戦闘力を持つグリフォンなど規格外な神獣を次々召喚し、荒れ果てた島はレア作物や素材が採れる最強領地へと大発展! 「不毛の地を大開拓する赤ちゃんがいる」と、リオの活躍は王都でも話題に。そんなある日、冷徹と噂の皇女が直々に島を訪ねてきて…!? 過保護な両親と神獣とはじめる、最強赤ちゃんの楽しい領地開拓!

東京ハイダウェイ東京ハイダウェイ

出版社

集英社

発売日

2024年5月24日 発売

ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。 東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事への向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。 直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた桐人は、彼女の後ろ姿を追いかける。 たどり着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがありーー「星空のキャッチボール」 桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。 しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。 駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐるとーー「森の箱舟」 ……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた、6つの癒しの物語。 【著者略歴】 古内一絵 (ふるうち・かずえ) 東京都生まれ。映画会社勤務を経て、「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞、2011年にデビュー。2017年に『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、同作で第6回JBBY賞(文学作品部門)を受賞。 他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、「風の向こうへ駆け抜けろ」シリーズ、『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』『山亭ミアキス』『百年の子』などがある。

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