2024年発売
命の危機に瀕した際、リックは前世の記憶と万能の転生特典、創聖魔法を手に入れた。彼は自分を冷遇する勇者パーティーからわざと追放され、異世界を満喫しようと決意する。魔王化した魔物が頻出していると知ったリックは、隣国の元勇者パーティー一行と共に魔王化現象の謎を追究し始める。そんな中、リックをスパイとみなしたグランドダイン帝国は、彼に追手を差し向けた。さらには、突如侵攻してきた敵国に友人のルナを誘拐される事件が発生しー!?世話焼き追放者が繰り広げる爽快世直しファンタジー!
魔法適性が「植物」だったせいで家から追放された元貴族の少年、アシュト。オーベルシュタインという未開地を任された彼は、そこで第二の人生を始めるのだった。ある日のこと、ドラゴンに変身できる『龍人』の王家一族がアシュトの村にやってきた。歓迎しようとするアシュトだったが、勝手に王家の少女・アイオーンとの縁談を決められたり異世界最強の龍人にタイマンバトルを挑まれたり悪龍退治に付き合うよう頼まれたりと、勝手気ままな龍人王家から散々無茶ぶりされるハメになりーー?
シリーズ累計120万部突破! 勇者パーティーを追い出され、大商会で新たな人生を歩み始めた、『万能職』の少年ロア。ネレウス王国に滞在中、彼が突如姿を消した! 犯人は妖精王カラカラ。彼は最強従魔のグリおじさんすら出し抜いて、地下大迷宮の最奥へとロアを隠してしまう。冒険者パーティー『望郷』が救出に向かおうとするが、グリおじさんの暴走によって旅は思わぬ方向へ……。一方、囚われの身のロアは、カラカラのことを『カラくん』と呼びながら、楽しい錬金術師生活を送っていてーー!?
アウラード大帝国の第四皇女アレクシアは、実は大賢者アリアナの生まれ変わり! 母に捨てられ、一人で懸命に生きていた彼女は、父である皇帝ルシアードと出会い、王宮で暮らしはじめる。ある日、アレクシアの下に、魔国の王デズモンドがやってきた。彼は幼女姿のアレクシアにいきなり婚約を持ちかけ、そのまま魔国へ連れて行ってしまう! 魔国では様々なトラブルが、アレクシアを待ち受けていた。魔公爵が家庭を崩壊させていたり、婚約に反対する魔貴族たちが密会していたりと、婚約どころじゃない!? 魔国の混乱も最強幼女がズバッと解決! 暴走ハートフルファンタジー、第二弾!
目が覚めると、子供の姿で異世界の森の中にいたサクヤ。激レアスキルをいくつも持っていた彼女は、従魔になった白虎のヴァイス、フェンリルのウィンと共に、ケンリスの街で異世界生活を楽しんでいた。そんなある日、サクヤ達一行はウィンが三百年前にお世話になったパルマの村へ向かうことに。早速出発した彼女達だったが、道中で何度も盗賊と遭遇したり、村に着いてもいきなり若者達に取り囲まれたりと、思いもよらないトラブルが続出! さらにウィンの正体を村の長老に明かすと、村の全てを報酬に渡すからと、とある依頼を出されてーー!? 百万年に一度の激レアスキル持ち幼女は、今日も愛されまくります!
ポーション作りを生業とする魔法薬術師のロッド。同僚に手柄を横取りされ職を失った彼は、辺境伯に拾われて、工房で働くことになった。そんなロッドの前に突如現れたスキアという女性。不敵で自信たっぷり、そして金欠ーーはちゃめちゃだが、スキアは誰もが認める魔法道具職人らしい。ロッドは彼女とともに、貴族の将軍から手に入れた古代の魔法書の解読を始めた。そこに記されていたのは伝説級の素材から作る、まったく未知のポーションで……?
英雄の一族に生まれ、魔法や剣術など、あらゆる技術を叩き込まれて育ったリュカ。闇を操る魔物に子供の姿に変えられてしまった彼は、その呪いを解く方法を探していた。しかし一向に手がかりは見つからない。困ったリュカは聖女の母を頼り、故郷の魔境への里帰りを決断。巨大客船に乗り込んだ。大海原に現れる海獣、仲間のまさかの裏切り……トラブル続きの船旅を乗り越え、リュカは元の姿に戻ることが出来るのかーー!?
新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」の常連でマドンナだった真由美が、突然失踪してまう。心配した常連客と店主が彼女を捜し始めると、その美貌と笑顔からは計り知れない邪悪な一面が見えてくる。偽りの職業、パパ活斡旋、恐喝……常連の和歌子は彼女の本性を知って逡巡するのだが、真由美は殺されていたことがわかり、あじろに不穏な空気が漂いだした。犯人は常連客の誰かなのか。平和で楽しいはずの酒場の人間関係に何があったのか。大藪春彦賞作家の鬼才が描く、人情と愛情の居酒屋サスペンス!
自分のお店を持たず、間借り営業で全国を転々としながら鮨を握る雅代。ふだんは、のほほんとほっこり笑顔を絶やさない丸顔のおばさんだが、迷える若者や道を間違えそうな料理人を前にするとさりげなく助けの手を差しのべる。そんな雅代の握る鮨と職人としての在り方に胃袋も心も握られてしまう人情鮨小説、待望の第二弾。
一日一日を自分らしく生ききるための、 止まり木のようなやさしい物語。 「殻を破り、外へ生まれ出るーー。 逞しくて愛おしい、奇跡の瞬間に立ち合わせてもらったような気分。 わたしも、わたしの今日を始めてみます。」 ーー南沢奈央(俳優) 「人間は脆くて弱い。そして人生はいつも練習中だ。 運に左右されることも多い。 迷え、変化を恐れるなとチャボの桜は教えてくれる。 ああ、そうだ。このチャボこそ彩瀬まるさんではなかろうか。」 ーー山本幸久(作家) 「愛嬌たっぷりの柔らかい物語だが、 伝わってくるのは、力強いエールである。」 ーー瀧井朝世(ライター) 「web asta*」5/20より抜粋 「彩瀬まるの、面目躍如と言える一作。」 ーー吉田大助(書評家・ライター) 「web asta*」5/20より抜粋 迷うのも変えるのも、生き物ががんばって暮らしているから起こる、 素敵なことですーー。 外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。 茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、 東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。 ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、 さまざまな出会いを引き寄せることにーー。 本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。 ■著者プロフィール 彩瀬まる(あやせ・まる) 1986年、千葉県生まれ。上智大学文学部卒業後、会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR-18文学賞読者賞を受賞し、デビュー。2012年に刊行した東日本大震災の被災記『暗い夜、星を数えて』で注目を集める。著書に、『くちなし』(第158回直木賞候補、第5回高校生直木賞受賞)、『やがて海へと届く』(第38回野間文芸新人賞候補)、『森があふれる』(第36回織田作之助賞候補)、『新しい星』(第166回直木賞候補)、『あのひとは蜘蛛を潰せない』『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』『かんむり』『花に埋もれる』など多数。
ふがいなくて泣いたことも、 無我夢中で取り組んだことも、 あんなに大切だった人も、 すべて忘れてしまったはずのことが、 あの曲を聴いただけで、思い出せるのはなぜだろう。 大ファンだったアーティストの担当になったものの、努力が結果に結び付かず苦悩する若手レコード会社社員、上司の期待に応えようとするあまり、知らないうちに心身を壊してしまった40代手前の女性、久しぶりの恋の予感にときめくカメラマン、合唱コンクールで伴奏と曲のアレンジを任された女子高生、海辺の町のリサイクルショップで壊れた物を修理し続ける男性ーー。時に慰め、時に励まし、彼らの人生の岐路に寄り添っていた一つの音楽が、場所や時間を超えて広がっていく奇跡を、ミュージシャンとしての経験を持つ著者がみずみずしく描いた連作短編小説。
「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く 本好きの、本好きによる、本好きのための本 消えてゆく本 書けなくなった詩人 「本の魔窟」に暮らす青年 本であふれた世界に、希望はあるか? 本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来 作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー 読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」 正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」 あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」 書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」 「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」 いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語
「そなた以外を寵愛するつもりはない」 継母に服毒させられ、いつしか他人に毒をうつせる体質になってしまった雪花。皇帝暗殺を目論む家族に後宮へと送り込まれた彼女だが、そこで美しい青年・紫蓮と再会する。彼はかつて、虐げられた雪花に手を差し伸べ、「いずれ俺の妻にする」と将来を誓ってくれた初恋の人だった…! 慣れない後宮生活に戸惑う彼女を過保護に気にかけ、甘く蕩かすように触れてくる紫蓮。素性を隠したままの逢瀬で、雪花は長年秘めてきた想いが溢れていくのを自覚してーー。毒の運命に抗う、純愛後宮譚。
小説投稿サイト〈エブリスタ〉×竹書房が選ぶホラーの頂点 第4回最恐小説大賞受賞作! 脳がザワつく衝撃ラストを見届けよーー。 フリーの編集者・正木和也は妻と五歳の息子・蒼太を連れ、ひと夏を都会の喧騒から離れた避暑地の別荘「カブトムシ荘」で過ごす。 そこは、知人の精神科医が好意で貸してくれた私荘で、妻子が負った列車事故のトラウマを癒すための滞在であった。 時折、失せ物探しや予知など不思議な能力を見せる蒼太。 そして、蒼太にしか見えない友達・コウタ。 正木は別荘のある村の墓地で詩織という少女に出会い、村に伝わる不気味な奇譚、子を攫う妖鬼〈コトリ〉の伝説を知る。 そして始まる村の夏祭り、蒼太が消えた……。 脳を攪乱する衝撃の展開、現実が足元から崩れ去る戦慄のホラーミステリ! *** 寺の掛け軸に記された子をとる鬼【コトリ】の由来ーー ある山に鬼がいた。 時折里に下りては子供を攫って食った。母親の嘆き悲しむのを見て己の所業を悔いた鬼は、食った子供に成り代わり、その後母親と共に暮らしたという……。 「ハッピーエンド? これが?」 「母親が鬼と知らなければ。最後まで騙し切れたら、きっとそうーー」 世界は、どんな悍ましさも悪も正義になる。
圧倒的な強さを持ち、仲間からも恐れられるSランク冒険者のジン。これ以上強くなったら化け物になってしまう…と冒険者をあっさり引退。祖父が遺した砂漠の店“カフェ・ダガール”を継ぐことにする。クリアするたびに素材がドロップされる超危険なダンジョンに入りなぜか居合わせた見習い聖女のシュナとモンスターを倒しまくる!スライムのタピオカや、魔獣の肉のかつサンドなど、前世知識を駆使したメニューは、誰もが驚くほどの美味さ。料理レベル・マイナス24のシュナが、うっかり超危険物質を生み出したりするものの、常連客もできておおむね順調。かと思いきや、家族がシュナを連れ戻しにきたり、宇宙船が漂着したり、はたまた、最強騎士団に決闘を申し込まれたり!?非常識なレシピを取り揃えて、“カフェ・ダガール”本日も開店!
寝る間も惜しんで働き続けた結果、死んでしまったヒビキ。そんな彼の前に「私の代わりに良質な睡眠を取ってほしい」と言う女神が現れ、眠るだけで強くなる【安眠スキル】を与えられる。第二の人生はのんびりできそうだと、喜んで異世界に転生することに! 快眠度に応じていろんな特殊効果を発揮するというスキルを活用するため、森で出会った聖獣をもふもふしながら昼寝したり、ゆっくり温泉に浸かってみたり…異世界を満喫しながらどんどん強くなるヒビキ。いつの間にか無意識に瘴気を浄化したり、さくっとモンスターを討伐できるほど最強になっていたよう。ついには辺境にある村を救ってしまい、なぜか領主を任されることに!? 作物が豊かになったり、鬼人族が仲間になったり…ヒビキの活躍でにぎやかになった領地。そんなある日、村を襲う瘴気の原因を探っていると、大暴れする聖樹にたどり着いて…!? もふもふ眷属とはじめるのんびり領主生活、スタート!
女神様のミスでひとりさみしく死んでしまった前世。今度こそ家族に愛されてみたい…と願うと、“親バカポイント”を貯めて、“神獣カタログ”から好きな神獣を召喚できる規格外チート付きで新しい人生がプレゼントされることに! しかし、主人公・リオの転生先は地獄の島と呼ばれる孤島。天候は大荒れで、作物は全く育たず、明日の食べ物もままならない…劣悪な環境からみんなを助けるべく、リオは早速スキルを使ってみることに。 「ぅぁぁぁ〜!(【神獣マスター】はつどう〜)!」 すると目の前には、天気を操ることができる大きなフェンリルが! さらに、海を司るリヴァイアサンや高い戦闘力を持つグリフォンなど規格外な神獣を次々召喚し、荒れ果てた島はレア作物や素材が採れる最強領地へと大発展! 「不毛の地を大開拓する赤ちゃんがいる」と、リオの活躍は王都でも話題に。そんなある日、冷徹と噂の皇女が直々に島を訪ねてきて…!? 過保護な両親と神獣とはじめる、最強赤ちゃんの楽しい領地開拓!
華やかな容姿の姉たちと比較され続け、すっかり婚活を諦めてしまった伯爵令嬢のアマーリエ。推し活まっしぐらの日々を送る彼女のもとに、突如として舞い込んだ縁談のお相手はー。推しである『光の陛下』こと国王タルタリア!?降って湧いた憧れの人との結婚生活に、戸惑いつつも夢見心地のアマーリエだったが?猫かぶりな国王陛下×推しの本性を知ってしまった妃の政略結婚から始まるロイヤルエロティックラブコメディ!
ドラマ放映開始から38年ー。劇場版最新作から8年ー。「あぶない刑事」が帰ってきた! シリーズ最新作『帰ってきた あぶない刑事』を完全ノベライズ化。映画では描かれなかったシーンや、オリジナルのディテールも満載。 映画がさらに楽しめること間違いなし!
ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。 東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事への向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。 直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた桐人は、彼女の後ろ姿を追いかける。 たどり着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがありーー「星空のキャッチボール」 桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。 しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。 駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐるとーー「森の箱舟」 ……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた、6つの癒しの物語。 【著者略歴】 古内一絵 (ふるうち・かずえ) 東京都生まれ。映画会社勤務を経て、「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞、2011年にデビュー。2017年に『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、同作で第6回JBBY賞(文学作品部門)を受賞。 他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、「風の向こうへ駆け抜けろ」シリーズ、『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』『山亭ミアキス』『百年の子』などがある。