2025年1月17日発売
結婚式を終え、正式に夫婦となったエイヴリルとディランに、またも王太子ローレンスからの依頼が舞い込んだ。 その内容とは、エイヴリルが「稀代の悪女」として隣国に渡る使節団に同行し、曲者と噂の国王を籠絡すること。 ディランたちを伴い到着してみれば、半ば鎖国状態のこの国で「悪女エイヴリル」はなぜかカリスマ化していてーー? 身分を隠しての任務は、新婚の二人にはもどかしいことばかり。王妹エミーリアの家庭教師として、意外すぎる人物も現れて!? 無能才女の有能ぶりが輝き、夫婦の絆が深まるシリーズ第4巻!
★☆★TVアニメ2025年放送決定!!★☆★ 大遠征の初戦を劇的な勝利で飾った連合王国軍は北へ進軍を続け、砲撃都市ノーファンを拠点に防衛体制の構築を急務としていた。 一方、ライノーの正体が露見したことで、英雄視され始めていた懲罰勇者部隊の評判は再び地に落ちてしまう。 タツヤとライノーが逃亡し、指揮官であるベネティムも不在の状況下で敵の殲滅作戦を命じられたザイロたちの前に、異形《フェアリー》と戦う謎の部隊が現れる。 彼らはフォルバーツ軍と名乗り、ザイロこそがノーファンの領主だと告げてきて……!? 「聖騎士団長であった頃のお話を伺ってもよろしいでしょうか?」 --それは泡沫の夢。かつての栄光。第五聖騎士団の仲間たちとセネルヴァとの日々。 失われたのは果たして、記憶か、誇りか。
「さあ、思考会議を始めましょう」 外部者の呪具と、どこかに生まれ直すであろう夫を探して旅をするティナーシャは、久しぶりに戻った魔法大陸で不思議な行方不明事件に遭遇する。大陸のあちこちから思考委員として何人もの人間が同時に攫われ、帰ってこないというのだ。 水の魔女カサンドラの助けを借りて、ティナーシャは一人事件の解明に挑む。そこには世界滅亡回避のために話し合いを繰り返す呪具が待っていたーー。
★カドコミにてコミカライズ大好評連載中!★ 厄介な幼馴染との問題を解決した世界最強のインフルエンサー・古谷良二。一連の事件で世界中に顔が知られてしまったが、圧倒的な実力を持つ冒険者である彼の日常は特に変わっていなかった。ダンジョン攻略と動画配信を楽しみながらこなし、彼を慕う彼女四人たちとは実質同棲状態。 しかし活躍をすればするほど邪魔をする連中は現れるもので……週刊誌にスキャンダルを捏造された良二は冒険者活動の休止を宣言し世界経済は未曾有の大混乱に!? そんな騒ぎをよそに、良二は姿を隠し一人でひそかに富士の樹海ダンジョン攻略を続け、その途中に謎の階段を発見する。それはもう一つの地球・アナザーテラに続いていて…… 巻末に書き下ろしおまけ短編『演奏系インフルエンサー?』を収録!
愛犬、母親、幼馴染。タラスクのポチに、アルラウネのミント。家族も増えてきて、異世界でのほのぼの暮らしは楽しくなるばかり。 そしてこの夏は、新たな友人との出会いが! 王都からやってきた第三王子ノアは気さくで親しみやすくて、仲良くなれそうだった。ただ、彼には王族ならではのある悩みがあってーーその解決に、なんと「胡麻豆腐づくり」で挑むことに!? 一方、森の中のハタノ家では家族を揺るがす事態が。 先だって生まれたばかりのみんなの子供、ミントが急に魔力を使えなくなってしまったんだ。 彼女を救うための鍵は、カレンと過ごした幼い頃の記憶にあってーー? 父さん。あなたの面影に肩を叩かれながら、僕は未来に進むよ。
大丈夫。 この空から あなたを 見ているから。 傷ついた心に光が灯る場所。 ここは、人生のターミナル。 5つの物語が織りなす、 空港をめぐる出会いと別れ。 あなたに、また会える。 ◆第一話 十二月の奇跡◆ ろくでもない人生を送ってきたと嗤う老人は、 空港で我が身を振り返る。 そんな彼にも身のうちに抱いた宝石のような 思い出があった。 ◆第二話 雪うさぎの夜◆ 海外で気が向くまま自由に暮らしてきた、 画家兼ライターのあずさは、 久しぶりの帰郷の後、夜の空港で、 穏やかに生きた亡き母を思う。 ◆第三話 竜が飛ぶ空◆ 世界を救う医師を夢見て浪人中の翔太郎は、 嵐の空港で、 魔法使いのような不思議な男に出会う。 亡き父に似たそのひとの正体は? ◆第四話 屋上の神様◆ 子どもの頃から、涙をこらえ、 頑張ってきたタクシー運転手の今日子。 思わぬ病を得て気弱になった彼女が 空港の屋上で出会ったのは、 二匹の狐とそしてーー ◆最終話 夢路より◆ 出張のため、都会の空港に降り立った司。 ストリートピアノを奏でる青い目の老婦人に なぜか懐かしそうに声をかけられーー ◆あとがき◆
其方の声音は正しく朱姫の声音である。あの涼やかな朱姫の…声が誰かに似ているせいで、塔子はとんでもない出来事に巻き込まれるー。亡くなる間際に母が語った「菊の庭」。その「庭」を描いた絵と出逢ったことが全ての始まりだった。失われた魂の欠片を回収し、南の守護朱姫を再生させよ。時空を超えた冒険・恋愛ファンタジー!
なぜハン・ガンは、アジア人女性として初めて、ノーベル文学賞を受賞したのか? 大きな話題を呼んだ原著に、この2年、激動する韓国文学の重要作の解説を加筆、40頁増の新版登場! 韓国文学は、なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。 ・著者メッセージ 本書の初版は二〇二二年七月に刊行された。その後二年と少しの間に、新たに多くの韓国文学が翻訳出版された。増補新版ではその中から注目すべきものを追加すると同時に、初版時に紙幅の関係などで見送った作品にも触れることにした。特に「第7章 朝鮮戦争は韓国文学の背骨である」の章に多くを追補している。 その作業を進めていた二〇二四年十月に、ハン・ガンがアジア人女性として初のノーベ ル文学賞を受賞した。本書を読めば、ハン・ガンが決して孤立した天才ではなく、韓国文学の豊かな鉱床から生まれた結晶の一つであることがわかっていただけると思う。 海外文学には、それが書かれた地域の人々の思いの蓄積が表れている。隣国でもあり、かつて日本が植民地にした土地でもある韓国の文学は、日本に生きる私たちを最も近くから励まし、また省みさせてくれる存在だ。それを受け止めるための読書案内として、本書を使っていただけたらと思う。(「まえがき」より)
貞操逆転世界の宝島はドスケベアンドロイドだらけ! 首都からのイヤがらせのような命令で、アリストはイルゼやエフィとともに非公式の女性都市コスタヴィーノの調査に向かうが、ふとした偶然でイルゼが謎の天使生物に変身してしまう。彼女を助けるため、ポンコツ爆乳領主のベアトリス、むちむち女海賊のヴァイオレット、超ミニスカアンドロイド美女のネレイダの協力を得て、アリストは古代遺跡ミストコープへ乗り込むが、そこで待ち受けていたのは男にご奉仕するために作られたアンドロイド軍団、そして悪徳貴族の残忍な執事だった…! 美しい海の女性都市で繰り広げられる、エッチと興奮に満ちた異世界ハーレムファンタジー第5弾!
日米開戦と同時の「真珠湾奇襲」は山口多聞の献策により中止された──。開戦から2ヵ月後に生起した「ラバウル沖海戦」で連合艦隊は大勝し、敵将・キンメルを更迭に追い込む。が、新たに太平洋艦隊司令長官に就任したニミッツ大将の艦隊運用術に翻弄されて、連合艦隊はミッドウェイ戦、ガ島戦で煮え湯を飲まされ後退を余儀なくされる。 そしてニミッツは、ギルバート諸島の奪還に成功し、次なる標的をマーシャル諸島に据えた。だれもが“次はマーシャル沖で空母決戦が生起する!”と考えていたが、マーシャル攻略に備えて真珠湾に集結した米空母10隻を、山口や情報参謀の中島親孝は決して見逃さなかった!
原子力を用いて、重装甲や高速化など驚異的な進歩を遂げた戦艦大和。帝国海軍はその技術を活かし、同型艦である戦艦武蔵を竣工させる。さらに零戦改の開発や電探の実戦装備、対空兵器を強化し、バリ島攻略のため武蔵を中心とした異色の艦隊を出撃させる。 これに対し、日本側に空母無しと判断したABDA艦隊指揮官ドールマン少将は、勝利を確信し攻撃隊を出すが、そこに待ち受けていたのは、帝国海軍の秘密兵器であった。確実に覇権を広げつつある日本は、さらなる攻撃目標をニューカレドニア島ヌーメアと定め、米豪遮断作戦を遂行すべく戦艦大和と戦艦武蔵の新鋭原子力戦艦部隊を派遣するのであったが……。
【大活字本とは?】 響林社の「大活字本」シリーズは、B5サイズ(週刊誌大)に、明朝体で20-22ポイント程度の大きな文字で印刷されているため、楽に読むことができます。 【解説】 文語の名詩選第2巻目として島崎藤村の詩集を収録。藤村が編んだ『若菜集』『一葉舟』『夏草』『落梅集』の4つの詩集から、藤村自身が自選した抜粋作品集。「遂に新しき詩歌の時代は来りぬ そは美しき曙のごとくなりきー」との自序の高らかな文章は広く知られている。文語のリズミカルな響きが、青春世界を心に沁み入らせる。
身近な金融機関が破綻? 真の原因は何か? 債権譲渡の動きを丁寧にとらえ、千曲川の流れに沿ってバブル崩壊の真実に迫る。 プロローグ 第一章 発端(バブル崩壊の余波) 第二章 夏目補佐人の誕生 第三章 商工経営破綻の公表 第四章 そのまま新年を迎えて 第五章 いわゆる『改革派』とは 第六章 ハグロシタのクボ 第七章 経営責任の追及 第八章 雇用推進室設置 第九章 ふたりの旅 第十章 佐久へ 第十一章 龍の祭りの後 第十二章 商工の解散 エピローグ -『ちくま商工信用組合』の破綻ー あとがき
[ この小説は、知られざる日・韓民衆の軌跡に関する物語である。] 文禄・慶長の役の時代に日本列島と朝鮮半島の境界で生きていた庶民たち。戦禍に巻き込まれ、権力者によって犠牲になってしまい、歴史から消された日・韓の民衆の物語 ! ※ 作者の言葉 私はこの小説を書くにあたって、時代背景でもある文禄・慶長の役で、権力者の悪戯(いたずら)により、どれほどの日本列島と朝鮮半島の民衆が犠牲になったのか、戦争が勃発するたびに民衆が駆り出され、どのような被害を受けたのか、調べはじめました。しかし、歴史の文献では民衆に関する記録などはあまり見当たらず、真の歴史の主体である民衆が存在しない、まるで中身が抜けた歴史記録の現実がありました。それで私は日本と韓国の各地域を踏査することにしました。韓国では、全羅道(チョンラド)、慶尚道(キョンサンド)南海岸を中心に調べ、日本では鹿児島をはじめ、沖縄、熊本、佐賀、長崎、五島列島、福岡、山口、対馬、四国、島根などを訪れて痕跡を探りました。十年以上の歳月をかけて、歴史には記されなかった民衆の姿が片鱗のように少しずつ見えてきました。調査した民衆の記録と権力者に支配され被害を被った民衆の哀切さを織り交ぜた歴史物語となっております。 [目次] 前編の主要登場人物 叛民 朝鮮王朝、十四代王 兵火の前兆 東人と西人 出兵 玄海 釜山鎮城 三浦 鉄砲と弓 気味悪い轟音 東莱城 焦土化 書状 第二番隊 蒙塵 漢城占領 受難 朝鮮水軍 処刑 雲従寺 臨津江 平壌城 奇襲 恩人 明国の勅使 晋州城
[ この小説は、知られざる日・韓民衆の軌跡に関する物語である。] 文禄・慶長の役の時代に日本列島と朝鮮半島の境界で生きていた庶民たち。戦禍に巻き込まれ、権力者によって犠牲になってしまい、歴史から消された日・韓の民衆の物語 ! ※ 作者の言葉 私はこの小説を書くにあたって、時代背景でもある文禄・慶長の役で、権力者の悪戯(いたずら)により、どれほどの日本列島と朝鮮半島の民衆が犠牲になったのか、戦争が勃発するたびに民衆が駆り出され、どのような被害を受けたのか、調べはじめました。しかし、歴史の文献では民衆に関する記録などはあまり見当たらず、真の歴史の主体である民衆が存在しない、まるで中身が抜けた歴史記録の現実がありました。それで私は日本と韓国の各地域を踏査することにしました。韓国では、全羅道(チョンラド)、慶尚道(キョンサンド)南海岸を中心に調べ、日本では鹿児島をはじめ、沖縄、熊本、佐賀、長崎、五島列島、福岡、山口、対馬、四国、島根などを訪れて痕跡を探りました。十年以上の歳月をかけて、歴史には記されなかった民衆の姿が片鱗のように少しずつ見えてきました。調査した民衆の記録と権力者に支配され被害を被った民衆の哀切さを織り交ぜた歴史物語となっております。 [目次] 後編の主要登場人物 黒国 二人の王子 明国の総兵官、李如松 衝突 試練 幸州山城の戦闘 撤退 密約 食糧調達 訓練都監 降倭 冊封使 慶長の役(丁酉再乱) 兵卒に降格 オタアジュリア 七川梁の戦い 南原城 ウルドルモック(鳴梁海峽)の海戦 撤収 異国 宇土城の悲劇 刷還使(捕虜帰還の使節) 迫害 ヌルハチ 満州遠征 謀反 仁祖政権 エピローグ