小説むすび | 2025年10月27日発売

2025年10月27日発売

奇想怪談×天外推理奇想怪談×天外推理

名探偵は、怪異の夢を見ることすら許されない。 独創的な恐怖と、緻密な解体の見事な融合。 いまから続編をお待ちしています! ーー作家・逸木裕 オカ研の先輩はいつだってカワイイ。 しかし、キャラ萌えの感想で埋めてはもったいないくらいに本作の魅力は多い 。高校生の青春も、オカルトにまつわる考証も、それを謎として理論的に解明する話運びも読んでいて楽しい。 で、宇津機先輩はやっぱりカワイイ。 ーー作家・柴田勝家 怪談を怖がるだけでは終わらせない! 本作の探偵が解き明かすのは巷に流れる怪談の真相と、それにまつわる歴史と人間の心。 怪談にあらゆる角度からメスを入れ、時代を超えた謎を解き明かす様は爽快。 民俗学にもつながるホラーミステリ。 ーー作家・水鏡月聖 ◆◇◆◇ 高校一年生、水井境太郎は友人の高野聖から元恋人である加賀見清花に呪い殺されると相談を受けた。その実態を調べるために加賀見清花が所属するオカルト研究部に行くと、部長の宇都機理世と出会う。 理世は”呪われている”と噂される謎多き少女だった。 理由付けができないもの、反証できないものこそがホンモノの怪異!と主張する理世とともに、境太郎は掲示板に寄せられた怪談がホンモノかどうか調査することになるがーー。 子どもをさらう天狗、男を呪う妖刀、人を狂わせるいわくつきの館。 そして理世はどうしてホンモノと出会いたがっているのか。 『子ひつじは迷わない』(KADOKAWA)、『まるで名探偵のような』(東京創元社)の久青玩具堂が贈る、ポップで怖くてもどかしいジュブナイルホラーミステリ。 目次 プロローグ 第一話 天狗 隠しの怪ーInvisible Ladder 閑話休題 第二話 羅切丸の怪ーRipper RIP 閑話休題 第三話 両喜亭の怪ーTHE CURIOSITY HOUSE OF RYOKITEI エピローグ プロローグ 3 第一話 天狗 隠しの怪ーInvisible Ladder 21 閑話休題 112 第二話 羅切丸の怪ーRipper RIP 125 閑話休題 175 第三話 両喜亭の怪ーTHE CURIOSITY HOUSE OF RYOKITEI 183 エピローグ 270

四季と機器四季と機器

出版社

よはく舎

発売日

2025年10月27日 発売

二子玉川へ移転した大学の霧信号所キャンパスは、ずっと霧に包まれている。灯子はスタッフや教員たちと、学生たちの学ぶ場が快適であるよう、日々その運営にあたっていた。 キャンパスには猫が闊歩しているが、黒猫を、一度に二匹以上見たことが無い。 そして、そこに「あるはずのないもの」が発見される。 猫は何匹いるのか。キャンパスは正常に運営できているのか? 予定外の出来事やプライベートでの変化があっても、続く日常。 デバイス、アプリ。21世紀のテクノロジーが当たり前のベースとなった私たちの社会で、新しくなったことと変わらない人の営みの細部を描き切った小説。 デビュー小説『フルトラッキング・プリンセサイザ』から重なる登場人物たちは、池谷作品が文学の王道でもあるサーガとして構築されていること、池谷氏が大きな構想をもった作家であることを証している。 喪失の痛み、もうひとつの声を軸にシンフォニックな世界を描いた池谷和浩の新境地であり、この新しさは世界に通じる文芸作品である。 装画 加藤オズワルド 装丁 図工ファイブ

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