2025年4月24日発売
救いのない日々。でも、何気ない行動が、誰かの人生を救うことだってーーある。事故で妻を亡くした会社員、友人も彼女も才能もない大学生、母の看病で全てを失った女性ーーコンビニですれ違っただけの3人の男女。人気最下位の競走馬「マジメガイチバン」がレースで一発逆転した夜、彼らの人生をひっくり返す大事件が起こる。懸命に生きているのに報われない人たちの、運命の72時間を描く感動作。
究極のエロチシスムとは、何なのかーー官能小説で伝えたいーー。生誕百年で話題の作家三島由紀夫の作品についての評論「金閣寺」、エッセイ「薬剤師」、官能小説「魔王」を収録、〈不条理の罰に絶望するのではなく希望を見いだすエロチシスム=悪とエロチシスム、死とエロチシスムの関係を考えている。エロチシスムの本質は「倒錯」、そして、そこから生まれ変わること〉という著者の作品集。
煌びやかな繁華街と未開発の旧市街が隣り合わせに共存する街・燕城市。 ある日、若い男の死体が発見される。 公安局刑事隊の隊長・駱聞舟(ルオ・ウェンジョウ)は早速捜査に乗り出すが、犯罪組織の存在や警察内部の思惑も絡み合い、単純と思われた事件は次第に複雑になっていく。 事件の真相をつかむため、駱聞舟は「犯罪」の才能があり、同じ男に思いを寄せる恋敵でもある費渡(フェイ・ドゥ)の力を借りることになり……。ミステリーBL。刑事攻め×御曹司受け 連載版1〜26話(エピソード1)を収録
キム・テレ(ZEROBASEONE)が歌うOSTも話題必至の韓国ドラマ原作本! 6年前に死んだ君が戻ってきたーー!? 生きる意欲を失っていた大学生ヒワンの前に、幼なじみのラムが「死神」として現れたことで始まる、甘くほろ苦い初恋物語。ラムから「余命1週間」と告げられたヒワンは、戸惑いながらも残りの時間をラムと過ごすことに。しかし、本当の想いを言葉にできないまま、タイムリミットは刻一刻と迫っていき……。謎に包まれたラムの死の真相や、2人を取り巻く人間関係が少しずつ明かされていく展開に引き込まれる。愛する人を失った人々が、人生の意味と愛をもう一度見つけ出す、希望に満ちた物語。韓国で4月から配信される注目のドラマ『Way Back Love』(ヒワン役:キム・ミンハ、ラム役:コンミョン)の原作小説としても話題を集めること間違いなし!
ついに完結 明代の驚異の書 真価を問う全訳 「同時代の小説に、これを越えるものはない」(魯迅) リアリズム小説の雄編か、堕落した性生活を描く淫猥の作か。 四百年の毀誉褒貶をあびつつ幻の名著であり続けた驚異の書。 徹底した訳文の検討によりその真価を問う新訳、ついに完結。
湘南ビーチFMの映画音楽番組「seaside theatre」のDJである志田一穂の初書籍かつ処女作「映画音楽はかく語りき いつか見た映画、時をかける音楽」(2022年4月27日刊)は、壮大なる映画音楽史を解説しながら、中学生時代に映画少年だった著者自身を主人公に見立て、タイムマシーンに乗って映画の世界を巡らせるという、前代未聞の旅物語であった。 そしてこの物語には、なんとベースになった私小説が存在していた。それが志田一穂著作第2弾の「映画少年マルガリータ」である。 [ストーリー] 時は80年代、ビデオの時代。映画が好きな丸刈り中学生、志田とバーチンは、クラスの仲間たちと一緒にビデオカメラで短編映画を製作。そのことが担任教師に伝わり、中学3年2学期の受験勉強真っ最中に、だったら「文化祭で映画を撮るべし」というミッションを受ける! しかもビデオではなく、校内備品の8ミリカメラで……。果たして丸刈り中学生たちは、はじめて手にするアナログ機材で無事映画を作り上げることができるのか!? プロローグ 第一章 第ニ章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 第八章 第九章 第十章 第十一章 エピローグ あとがき