小説むすび | 2025年4月発売

2025年4月発売

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました27スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました27

≪TVアニメ2期『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 〜そのに〜』2025年4月5日(土)より放送開始!≫ ≪シリーズ累計300万部突破!≫ ≪初巻18刷達成!≫ ≪WEBサイト「ガンガンGA」、アプリ「ガンガンONLINE」「マンガUP!」にてコミカライズ&スピンオフ小説好評連載中!≫ ≪このライトノベルがすごい!2019 単行本・ノベルズ部門9位!!≫ スライムを“倒しすぎた”せいで世界最強!? 転生魔女のがんばりすぎないアットホームコメディ! 300年スライムを倒し続けていたら、いつの間にかーー 魔王を決めることになりました!? 「統一世界魔王決定戦」なるその大会。 さすがに魔王ペコラに対して不敬だろ…とドン引く私。 だけど、当のペコラはノリノリで参加しはじめ、そこにライカもーー!? ほかにも、 この世界に存在しないはずの精霊を探してみたり、 ククのファンツアーに参加したりします! 巻末には、シローナのきっちり冒険譚 「辺境伯の真っ白旅」も収録でお届けです!

ペイフォワードペイフォワード

出版社

鳥影社

発売日

2025年4月12日 発売

「ペイフォワード」とは恩送りのこと。 あなたが誰かから受けた「恩」を、これからあなたが出会う知らない誰かに渡していく。 日本人、日系人、貧しい白人青年。三者三様の人々がつなぐ友情と希望の物語。 たったひとつの優しさが、波紋のように世界へ広がっていく。 ニューヨークの小さな村から、未来へ贈る物語。 【主人公たち】 高校の頃からアメリカに憧れて留学した日本人、岡本アヤカが見たアメリカの過酷なリアルとは? キャンピング・カーで孤独に暮らすドイツ系白人、オーランド・シュナイダーが困難の先に見つけた答えとは? 大学で教えながら、学生たちにシェアハウスを貸す日系人、メリッサ・ナガノが選んだ未来とは? パレスチナ、ウクライナ、シリアと、世界の紛争地を駆けめぐるヒスパニック系の作家、ハビエル・ゲレロが残したものとは? 喪失を抱えた人々は、未来に何を願うのか? 戦争。貧困。銃犯罪。 それでも人を信じたいと願い、小説を書くことで、配信することで、世界を変えようとする人たちがいた。 混迷する時代と世界に、一筋の光を照らす物語の誕生です。 【著者の言葉】  この物語は、ニューヨーク州にあるニューパルツという、実在する村を舞台にした架空のお話です。平穏で小さなこの村から、アメリカ、日本、そして世界へと、スケールがぐんぐん広がっていく感覚が、この小説の見どころです。日本と世界の架け橋になれたらと願いながら、書かせていただきました。 【本文より】 「他人を批判することは簡単なんです。誰かの何かの悪いところを探して悪く言うのは、とても容易いし、優越感も得られるでしょう? でも、その逆は難しい。誰かの良いところを見つけるのは、とても難しいんです。でも、もしも私たちが、身近にいる人たちの良いところを見ようとしたり、遠くにいる、知らない人たちの良いところを探そうとしたら、世界はきっと少しずつ、良い方に変わっていくんじゃないかしら? 私、ふと、そんなことを思ったんですよ。平和への一歩は、私たちの小さな変化から始まるんじゃないかなって」 ─1─ 1 ニューパルツ 2 真夜中のキャンパスの白いフクロウ  3 配信とヴァージン・カクテル  4 孤独なヴァンライフ   5 マンハッタン・クラムチャウダー     6 ゆううつな大家のメリッサ   7 ポキプシーのクリスマス   ─2─ 8 大寒波の夜に   9 ピース・スタディ・クラブ   10 ピース・マーチが始まる  11 イースターのウォーター・ストリート・マーケット  ─3─   12 花であふれるステージ  13 ペイフォワード   14 カプチーノのあるいつものカフェで

清らかな川の町清らかな川の町

(作家・東直子 福岡市長賞選評(抜粋)より) 福岡市長賞作品の「清らかな川の町」は、昭和四、五十年代の福岡の歓楽街で働く人たちのリアルな姿を、そこに住む少女の目を通して生き生きと描き出していて、読みごたえのある作品です。 地元の人々の交流を描き、実に個性的な人々が次々に登場します。そういう人たちを、きれいごとばかりではなく、猥雑さを臆することなく描き、ずるさや怖さ、弱さを描いた上で、ある種の愛らしさへとつなげる描写力がすばらしいと思いました。 福岡弁をさりげなく生かした会話は、味わい深くて胸に染みました。読み終えたあと、切ない余韻がいつまでも残りました。読後にタイトルの意味が違って見えてきます。 目次 第一章 清らかな川の町(福岡市長賞受賞作)  キヨカワのお化け屋敷  偽女王蜂の罠  マイマイカムリの狼(未発表作)  ゲンゴロウ虫の馬車  ガンダーラはいずこ 第二章 無敵の花街少女(未発表作)  小さな女戦士の目覚め  又ミエコ  呪いのリカちゃん人形  千人を敵に回しても 第三章 清川ロータリー  秘密の花園  赤サギ 第四章 清らかな男たち  ハンタカ  幸せの黄色いヨッちゃんTシャツ  ジュディ・オングに魅せられて(未発表作)  鉞の太郎さん 第五章 学び舎(未発表作)  チキュウギとチキュウオウギ  シャチ教師VS清川のクンタ・キンテ 第六章 柳と三日月  出稼ぎ 第七章 清らかな風の吹く町  化石の街  仏壇返し  サブちゃんの白い雲  さいたらおばさん  清川の女戦士たち  夕日との別れ 第八章 ぺぺやんと寅やん  “鰻釣り”の春さん  春さんのサンドイッチ  “あけぼの荘”事件  清川の小さな女戦士  “女狐の鳥居”  “鳥居”の奥に生きる人々  仲直りの放生会  突然の別れ  いつの日か 平成二五年度福岡市民芸術祭文芸部門(小説)選評(抜粋)     東 直子 初出

【POD】ヴィトゲンシュタイン、カフカ、そして寺山修司【POD】ヴィトゲンシュタイン、カフカ、そして寺山修司

私は横市大の頃、哲学科にいて、主に現象学を専攻していた。だが、ヤスパースでは飽き足らず、ヴィトゲンシュタインの哲学に関心を抱いた。その当時、学生運動が盛んで、講義にはあまり出席していなかったので、デモに行ったり、文学作品ばかり読んでいた。そんな時、カフカに出遭い、またその縁で寺山修司を知った。  大学は何とか卒業できたが、就職試験には悉く落ちた。それで、郷里に帰り、塾を開いた。塾生を教えていたら、これなら僕にもできると、九大医学部に入り、精神病理学を研究した。ヤスパースとは逆のコースを辿った訳である。中年になって、統合失調症の発症の原因には「言葉」が関わっているのではないかと考えるに到った。そこで、ヴィトゲンシュタインのことを思い出し、改めて【哲学探究】を勉強することになった。それに感けて、カフカや寺山修司のことはすっかり失念していた。  娘が弘前大を受験したので、付き添いの私は凄く暇で、市内の本屋の前を通ったら、「映画は網膜から脳を剥ぎ取る」というタテカンが眼に入り、【あゝ、荒野】を買った。それで残り火が再燃して、【ぼくが戦争に行くとき 反時代的な即興論文】を読み、序にカフカの【アメリカ】も読み直した。そうするうちに、ヴィトゲンシュタイン、カフカ、寺山修司が絡みだして、「言葉」と「生活様式」をキーワードに三者を解明しようと思い到った次第である。

袋小路袋小路

こんなすごいラストシーン、読んだことがない。 鳥肌が立った。 シムノン、おまえ、天才だろ。 (帯文/瀬名秀明) この最後の一行に書かれているもの、それは希望であるが、絶望である。これはポジティヴな結末であるが、同時にまったく逃れようのないネガティヴな結末でもある。ここにあるのは何か。喜び。悲しみ。人生。刹那。未来。宿命。そのすべてなのである。私たちはまったく思いもしなかったかたちでタイトル「袋小路」の伏線回収を目の当たりにすることになる。--「解説」より 人間の心理の深さ複雑さを描いた意欲作 白系ロシア人のウラディーミルは、金持ちで贅沢好きなジャンヌ・パプリエ夫人が所有するヨットの船長として、同郷の親友ブリニと共にそこに寝泊まりしながら暮らしていた。ウラディーミルはジャンヌの愛人で、船長とは名ばかりのもので、日々酒にまみれた無為な生活を送っている。ジャンヌの娘のエレーヌは、ブリニにはやさしく心を開いているが、ウラディーミルには冷たく、軽蔑している。ウラディーミルはその嫉妬からブリニを罪に陥れ、彼を追い払う。しかしその直後からウラディーミルは罪の意識と後悔の念に苛まれ続け、ついに、ある行動にでる……。コート・ダジュールの太陽の下と冬のワルシャワを舞台に、罪と罰、友情、幸せとは何かを描く。

桜風堂夢ものがたり2桜風堂夢ものがたり2

出版社

PHP研究所

発売日

2025年4月15日 発売

世界はひどいところで、人間は時に愚かで残酷だけど、 それでも世界は美しいし、朝は必ずやってきて世界を照らすから。 一整と苑絵の前に現れた、不思議な少女の正体とは。 桜野町のひとびとに訪れる優しい奇跡を描く、感動の物語。 第一話 優しい怪異 桜風堂書店にカフェを併設することになり、その準備を進めていた一整は、ある少女をよく見かけるようになる。店内で、町のどこかでふと見かける少女は、誰かに似ているようで、しかも不思議なことに、見かけるごとに成長しているように思えるのだ。その少女は、カフェ開業を手伝いに桜野町を訪れた、卯佐美苑絵の前にも現れて……。 第二話 秋の旅人 台風がやってきた日、中学は途中休校となったが、桜野町に戻るバスが運休となったため、透、楓太、音哉と、長い髪の転校生の少女の四人は、学校に残ることになった。そんな中、楓太が、桜野町に伝わる龍神と狐の伝説について話し出す。夕方になってバスが復旧し、四人は帰途についたが、転校生の少女が降りたのは、桜野町の手前の山の中の、誰も住んでいないような場所のバス停だった。 第三話 時の魔法 いつものように休みの日に桜野町を訪れ、桜風堂を手伝っていた卯佐美苑絵。その日、泊まったホテルで、苑絵は向かいの部屋から、子どもが泣いている声を聞く。放っておけないと、その扉を開けるのだが……。翌朝、月原一整は目が覚めた瞬間、なぜか嫌な予感を覚え、苑絵の泊まるホテルに向かう。

領民0人スタートの辺境領主様 (13)領民0人スタートの辺境領主様 (13)

ディアスの「神」との邂逅と神殿建立を祝いに獣人国から訪れたオクタド達による宴が開かれたイルク村。エルダン達の計らいによってディアスとアルナーのダンスも披露し、大いに盛り上がった宴となった。 ある日ついに船が完成し、ゴブリン族のイービリス達が海へ帰ることとなった。 新たにできた川によって安全に故郷の海へと帰ったイービリス達は、再び新たな一族とたっぷりの海産物を手にイルク村に戻ってきてーー。 ヤテンの失脚により獣人国で内乱が起きつつあり、その解決への助力を借りられないか、とペイジンからの手紙を受け取ったディアス。 さすがに隣国に出兵するわけにはいかないと悩むディアスだが、領民たちとの議論や助言の末、エイマを中心に、モント率いる領兵やゾルグ率いる鬼人族などを集めた少数精鋭で秘密裏に獣人国へと入国することに。 しかし潜入して早々、猫耳の生えた少女が男達に襲われている場面に遭遇し……。 ディアスは留守番! 小さな指揮官エイマ率いる遠征隊、獣人国で大活躍!?

五人の絆五人の絆

冒頭いきなりデモの場面に遭遇する。作者が若き日に反戦運動に飛び込み、活動していた頃の出来事を過去の物語として葬り去ることはできなかった。  この小説を政治小説かと思われる読者もいるかもしれないが、この小説は心を病んだ一人の若者が異国の地で友愛によって癒され、行動を共にする無二の友の死を目撃して、復讐を遂げていく物語なのである。作者が完成までに30年の歳月を要した執念の物語。 第一章 東京 一九六二年六月 一時的な居場所  第二章 できない恩返し  第三章 一九六六年五月 秀夫  第四章 別れ  第五章 一九六九年 夏 土井の出所  第六章 一九七五年 春 墓地での出会い  第七章 元外交官からの警告  第八章 不安な始まり  第九章 多すぎる好奇心  第十章 秀夫の日記  第十一章 危険は山分け  第十二章 脅迫ビデオ  第十三章 カズの知らせ  第十四章 石田の告白  第十五章 伊藤の暴露  第十六章 警部補は味方か  第十七章 奪取計画  第十八章 奪取失敗  第十九章 訊問室  第二十章 幻想に囲まれて  第二十一章 囮  第二十二章 山での攻防  第二十三章 墓参り  あとがき  解 説

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