2025年5月28日発売
★760万部突破の特級ホラーミステリー、加速する新章第2巻!★ “あの女”を見たらすぐ逃げろ。身体を箱に詰められるぞーー。 立て続けに見つかる箱詰めのバラバラ死体。 都市伝説の正体は、人か、霊か。 死者の魂を視る「赤い左眼」を持つ斉藤八雲は、同じ眼を持つ大学生の深水蘇芳と師弟関係を結ぶ。 バラバラ死体を箱に収めるという都市伝説・襤褸女が流行るなか、〈心霊現象研究同好会〉の蘇芳と同級生・心音に心霊相談が持ち込まれる。曰く、木彫りの人形を手にした弟が行方不明になり、人間の右腕が収められた箱とともに発見されたという。 一方、人と霊の区別がつかない蘇芳の体質に悩む八雲は、列車に撥ねられた少女霊に出会いーー。 現実となる都市伝説と心霊事件。二つが軋みを上げて絡みあった果てに、心音の身に危険が迫る。 スリル溢れる捜査の果てに待つ真実!特殊設定ミステリ新次元!
シリーズ累計230万部超え、2人の少年の友情を超えたディストピア小説の傑作! ・『NO.6再会#1』発売告知後、即Xでトレンド1位! ・『NO.6再会#1』Amazon1位(SF・ホラー・ファンタジー6月6日調べ) ・『NO.6再会#1』ジュンク堂池袋本店総合1位(2025年6月2日調べ) ・『NO.6再会#1』トーハン週間ベストセラー文芸書2位 (2025年6月3日調べ) ・梶裕貴(アニメ「NO.6」紫苑役)推薦! 「再会を必ず」──。原作完結。そして、アニメ放送から14年。 彼らは約束を守ってくれました。今の紫苑と、今の自分。 チェリーケーキでも食べながら、まずは近況報告からはじめようと思います。 ・河出真美(梅田 蔦屋書店) 何年でも待つに値する新たな物語が今、また始まろうとしている。 ●アニメ化、漫画化され150万部超えのベストセラー『NO.6』が 14年ぶりの新シリーズ『NO.6再会』シリーズとしてスタート! ●世間知らずな超エリートの紫苑とテロリストのネズミは運命的に出会い、偽りの理想都市「NO.6」を崩壊させた。 「再会を必ず、紫苑」と告げて、ネズミが「NO.6」を去ってから2年後、『NO.6再会』が幕をあけるーーー。 二人は、再び、誰もが虐げられない世界をつくることができるのかーー? 罠だらけの現実に二人は「希望」を見つけることができるのかーー? 紫苑とネズミ、二人の少年のかけがえのない結びつきと「戦い」を見届けてください! ●「NO.6」シリーズ読者からの感想 「たくさん本は読んできたけれど、これ以上面白い本に出合ったことがない」 「死にたくなったらネズミの言葉を思い出します。逃げずに前へ進め!現実を見ろ! どんなに現実が辛くても光を見いだせる人になりたいと思います」 「泣きたくなった夜に読みます。おまえはどうありたいんだ? いつでも自分にできることを問いかけ、動きづつけたいと思います」 ●あさのあつこさんからのメッセージ 声を聞きました。ネズミの声です。 「生きる場所も死ぬ場所も自分で決める。あんたじゃなくおれが決める。余計なお節介は止めてもらおうか」と。 そうか、彼らは既に出逢い、運命を紡ぎ始めているのか。 だとしたら、わたしも、もう一度だけ、本当にもう一度だけ、彼らに手を伸ばそう。この手で彼らの生に触れてみよう。 『NO.6』の作者として戦ってみよう。あれほど恋焦がれた少年たちに挑んでみよう。 今はただ、それだけを考えています。 14年の時を経て、あなたに再び『NO.6』を届けます。 1 もう一度 2 ささやかな望みを 3 真実の底には 4 二幕目第一場
人の生きる意味を問う。著者畢生の歴史大作 日本革命前夜ー 時は幕末。北関東の清流、那珂川が流れる黒羽藩で、青年下士・板倉誠之介は育まれた。彼の養父、主水丞は百姓一揆に同調したことで、一家は厳しい生活を余儀なくされているが、誠之介の心には、民を思い、信念をもって立ち向かう侍への憧れが宿っていく。 藩は他藩から新たな藩主を迎えることを決め、不正を働く家老の権力に対する憤りが、家臣たちの間で藩政改革の波を呼び起こす。城代の息子、浄法寺高俊との激しい対立、さらには幼なじみの加代との淡い出会い、そして養父の不審な死が重なりながら、誠之介は幕府が終わる時代の流れに対峙する。 彼の目指す道は、ただの武士としてではなく、民のために生きること。その熱い志を胸に、安穏なる日々を超えて、ただ鮮烈に生きていく。 北関東の豊かな四季を芳醇な日本語で綴りながら、人の生きる意味を問う、著者畢生の書。 【編集担当からのおすすめ情報】 『燃える波濤』、『雨はいつまで降り続く』、『彷徨う警官』など、数々のベストセラーを世に出した著者による渾身の集大成です。 幕末の混乱のなか、藩政改革に揺れる家中で力強く生き抜く下士の姿を通じて、現代の私達に「どう生きるか」を問いかけます。坂本龍馬や土方歳三などの歴史的英雄と同様に、日本人の心に深く刻まれる若き侍の生き様が鮮烈に描かれています。 さらに、著者ゆかりの栃木県大田原の美しい情景が、豊潤な日本語で綴られ、深い郷愁を呼び起こします。 新しい時代小説の傑作がここに誕生しました。
人類はゆるりと滅亡に向かう? 人類滅亡の危機がやってくるーーただし百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を意識させるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い、世界に希望をともしていく奇跡の連作短編集! ーーこれを機に、人類は捨てたりしないのかな。 ーーなにを? ーー種の存続っていう根源的な本能を。 ベストセラー『#真相をお話しします』著者にして、ミステリ界のエースがどうしても描きたかった、未来なき世界で“希望”を編む人々の物語。 【編集担当からのおすすめ情報】 日々流れる重大ニュースに、心が動かなくなったあなた。薄々気づいているのでしょう。この国は、いやこの星はけっこうヤバいってことに。温暖化にウイルス禍、差別と分断、そして戦争。すべてが対岸ではなく、地続きの世界で起こっていることをさすがに実感せざるをえません。でも、こうも思っているのではないですか。気づかないふりをしていれば、われわれ世代は逃げ切れる、と。 結城真一郎は、そんなあなたを見逃しません。 人類滅亡のトリガーをひく小惑星、その名はホープ。地球との衝突は、およそ100年後とされています。遠いけれど、遠すぎるわけではない未来。あなたならどうしますか?
勇敢な父の孫堅と兄の孫策を継ぎ、長江流域に広大な王朝を築いた孫権。 大国「魏」と対峙し、赤壁の戦いに勝利した。 周瑜、魯粛、張昭をはじめ、この「呉」の国を支えた人物に、新しい光をあてる。 1800年の時を越え、初めて見出された真実とは? 著者の長年のライフワークともいえる「三国志名臣列伝」シリーズ、堂々の完結! 周 瑜(しゅうゆ) 魯 粛(ろしゅく) 張 昭(ちょうしょう) 甘 寧(かんねい) 陸 遜(りくそん) 朱 然(しゅぜん) 陸 抗(りくこう) あとがき『三国志』支流の景色
奇妙な事件の裏に潜む、謎の〈甘党同盟〉とは? 連続する事件の鍵は、あの〈甘ーい食べ物〉!? 肥満体の会社員・尾形秀明が大好きなケーキをこっそりと食べて帰宅すると、リビングには射殺された妻が倒れていた! 一方、別々のホテルで発見された成人男性の遺体は、何故かどちらも小さな子供用のスカートをはいていた。捜査に乗り出す片山刑事だが、〈甘党同盟〉という謎の存在が見え隠れし始める。国民的大人気シリーズ第56弾!
落馬事故以来荒んだ日々を送る元花形騎手の円谷翔吾は、ある日、娘の願いを聞く。「ルプスデイに勝って」。比類なき強さで障害競馬界の絶対王者の座に君臨するサラブレッド、ルプスデイ。円谷はセンスを見出した馬、キアーロディルーナと困難な戦いに挑む。一方、ルプスデイの主戦騎手の森山翔吾は、再起をかける男の姿を静観する。だが、王者には老いの影が迫っていた。二頭の競走馬とふたりの翔吾。譲れない勝負の行方は!?
【長編一挙掲載2連発】阿津川辰海「最後のあいさつ」、呉勝浩「アトミック・ブレイバー」 【スペシャル鼎談】綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎「21世紀の本格ミステリ」 【特別エッセイ】総勢48人「ジャーロ」と私 【カッパ・ツー座談会】石持浅海、東川篤哉、阿津川辰海 【インタビュー】道尾秀介、門井慶喜、澤村伊智 ほか
母親4人が語り合うのは, 中学受験対策と犯罪計画!? 年代も仕事も家庭環境も異なる母親4人が出会ったのは、進学塾の保護者説明会だった。それをきっかけに、定期的に集うようになるが、ある日、詐欺事件に巻き込まれ……。笑顔の裏に隠された噓、嫉妬、後悔、嫌悪。敵は詐欺グループか、それとも笑顔のママ友か。 二転三転では、物足りない。 章が変わるごとに、見ていた世界が 反転する、驚きの長編ミステリー!
松川律は三十一歳の刑事で、シングルマザーの竹本澄音とつきあっている。澄音の五歳の娘・海音との距離も縮まり結婚を真剣に考えたところで、澄音から自分の父親には前科があると告げられてーー。ラーメン店を経営する姉一家との交流や同期刑事とのやりとりなどを小気味よく織り交ぜながら、若き刑事の二年の月日を描く。スカイツリーの見える東京・下町で繰り広げられる心温まる人生の物語。 【著者紹介】 小野寺史宜(おのでら・ふみのり) 千葉県生まれ。2006年『裏へ走り蹴り込め』でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。著書に『みつばの郵便屋さん』シリーズ(全8巻)、『東京放浪』、『太郎とさくら』、『ライフ』、『天使と悪魔のシネマ』、『みつばの泉ちゃん』、『町なか番外地』(以上、ポプラ社)、『とにもかくにもごはん』(講談社)、『タクジョ!』(実業之日本社)、『片見里荒川コネクション』(幻冬舎)、『食っちゃ寝て書いて』(KADOKAWA)、『今夜』(新潮社)、『君に光射す』(双葉社)、『日比野豆腐店』(徳間書店)、『ひと』(2019年本屋大賞2位)、『まち』、『いえ』、『うたう』(祥伝社)などがある。
世界のどこともわからない場所にその本屋はある。店の前には神秘的な桜が一本たたずんでいて、なかでは少女と三毛猫がコーヒーを淹れながら次の客が来るのを待ちわびている。この店に来られるのは後悔や悲しみを抱えている人だけ。店と客をつなぐのは一冊の本ー桜の季節そのページをめくったときに店への扉は開かれる。読書メーター読みたい本ランキング単行本部門 週間(2025/3/28〜4/3)1位。