小説むすび | 2025年6月4日発売

2025年6月4日発売

GOAT Summer 2025GOAT Summer 2025

5万部!驚異の部数を記録した文芸誌第2号 5万部という驚異の売り上げを記録した新文芸誌、第2号! 特集 悪 小説 朝井リョウ 小川 哲 一穂ミチ 市川沙央 木爾チレン カツセマサヒコ モモコグミカンパニー 梨 染井為人 芦沢 央 逸木 裕 冲方 丁 市街地ギャオ 上村裕香 小原 晩 鼎談 「ナチスの奥底に現代を見た。」 佐藤 究×マライ・メントライン×神島大輔 エッセイ 武田砂鉄 三浦透子 山口未桜 私のGOAT本 岩谷翔吾 宇田川拓也 齋藤明里 中村文則 古屋兎丸 宮田愛萌 小説 坂崎かおる 野崎まど 酒寄希望 第2回GOAT×monogatary.com 文学賞 受賞作発表 選考委員長 加藤シゲアキ 最終選考会レポート インタビュー 加藤シゲアキ 対談 『謎解きはディナーのあとで』TVアニメ化記念対談 花澤香菜・梶 裕貴×東川篤哉 藤ヶ谷太輔×けんご 詩 小笠原鳥類 柴田聡子 橘 上 田中さとみ 山田亮太 評/豊崎由美 特集 旅 京都 創作 浅倉秋成 麻布競馬場 上坂あゆ美 鈴木ジェロニモ 千早 茜 方丈貴恵 エッセイ 古谷田奈月 佐原ひかり 手紙 junaida ゆっきゅん 【編集担当からのおすすめ情報】 「悪」特集には、朝井リョウさんが”究極の黒い紙”にインスパイアされて執筆した短編を掲載。 「旅」特集では、京都の「BOOK HOTEL」とコラボし、古都に滞在した作家たちに素敵な作品をご執筆いただきました。

リグレティング・ユー あの日の自分に戻れたら 下リグレティング・ユー あの日の自分に戻れたら 下

モーガンとクリスの娘クララは十六歳になっている。 ある日、クララは車で学校から帰る途中、道端に上級生のミラーの姿を見つけた。何をしているんだろう……これまでミラーとは話したこともない。何があったわけでもないのに、ミラーが自分を避けている気がするし、彼にシェルビーという年上のガールフレンドがいることは知っている。一度はそのまま行きすぎたものの、うだる暑さの中で放置はできず、クララはミラーのところまで戻った。聞けば、ミラーは市の境を示す標識を移動させている最中だという。家の近くにあるピザ屋が市を越えてデリバリーをしないから、毎日少しずつ、標識を移動させ、自分の家を配達区域に含めようという計画らしい。突拍子もない発想にクララは唖然としたが、結局、移動を手伝い、彼を家まで送った。驚いたことに、ミラーは街はずれのボロ家で祖父と暮らしていた。クールなイメージのミラーが、甲斐甲斐しく祖父を気遣う様子に、クララは興味を掻き立てられた。帰り道、インスタに、ミラーのフォローを知らせるメッセージが届き、嬉しくなったクララは叔母に電話をした。 モーガンの三十四歳の誕生日。グラント家では毎年、家族の誕生日には皆が集まってパーティーを開く。お祝いにジェニーとジョナもやってきた。ジョナは十七年前、突然姿を消したが、去年、父親の葬儀で帰省したとき、再会したジェニーと一夜限りの関係を持ち、ジェニーが妊娠した。ジョナは結婚を決意、この街に戻ってきて、クララの高校で歴史の教師になった。ジェニーは息子が生まれて二ヵ月になった今、翌日からクリスのつとめる病院で看護師として働くことになっていた。

【POD】北の回帰線:北岡信夫短編小説集【POD】北の回帰線:北岡信夫短編小説集

発売日

2025年6月4日 発売

[商品について] ー北の大地から吹く風は、とても人間らしいー フリーのジャーナリストとして活躍する大路弥真一は、大学の後輩で気のおけない親友であり東京の大手銀行に勤める越坂圭吾に、あるコンサートで出会った女性、野中菊枝を紹介する。真一は知性的で敬虔なクリスチャンである菊枝に惹かれつつも、病の妻をもつ身から菊枝への思いを胸に秘め、一方同じように病の妻をもつ圭吾は菊枝への思いを隠すことなくぶつけていく。菊枝は真一に惹かれながらも圭吾との愛を進展させ、真一は二人を見守り続けたが、やがて予想外の結末を迎えることになるーー。ふるさと北海道を離れてから半世紀の激動の日々を生々しく描いた自伝的小説「ふるさとの風」北海道を舞台に交錯する3人の男女の愛と人生を描いた「哀しみのむこうに」の2編を収めた作品集。 [目次] 前書きにかえて 一、ふるさとの風 二、哀しみのむこうに 著者略歴 [出版社からのコメント] 文学作品には多くの楽しみがありますが、作者を通じて普段は出会うことのない人や人生を知ることができるということも、その一つに入るのではないかと思います。人生の中にある様々な出会いの一つとして、本書を多くの方に楽しんでいただければ嬉しく思います。 【著者略歴】 北岡 信夫(きたおか・しのぶ) 本名森川忍。 1937年北海道小樽市に生まれる。 1956年道立小樽潮陵高校卒業。 1957年早稲田大学第一政治経済学部入学。 1961年同卒業。同年貿易業界に従事。 1972年東京の私立高校に勤務。 1999年同退職。 2000年文芸社より長編小説『永遠(とわ)に続く祈り』を刊行。 2001年中国人民文学出版社より中国文の同書を出版。 2003年文芸社より長編小説『癒された虜囚の魂』を刊行。 2004年9月中国人民文学出版社より中国文の同書を出版。 2004年長編小説『バルカンの嘆き』を文芸社より出版。 2020年アマゾン・22世紀アート社から上記二作の改題である『バルカンの血涙』、『鬼から真人間に還った魂の転変の道筋』、『バルカンの血涙』が電子書籍化された。

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