小説むすび | 2025年7月2日発売

2025年7月2日発売

君と結ばれる世界でなくても君と結ばれる世界でなくても

出版社

KADOKAWA

発売日

2025年7月2日 発売

すべての物事に境界線がある。 日なたと陰。 友情と恋愛。 選ばれた彼氏と、そうでない俺ーー 好きな人には恋人がいる、先生が好き、恋愛禁止を守れないアイドル、 成立しない男女の友情、年の差の恋…… SNSで若者から支持を集める著者が、恋愛に正しい・正しくないはあるのかを問う、 切なくて、痛い、不器用な8つのラブストーリー その立ち位置は俺じゃダメなんですか? 何度も口にしかけたことのある禁句が、缶を煽げば容易く喉の下へと消える。 事情に踏み込みすぎないことで、彼女の一歩後ろのこの場所を、なんとか俺は守ることができている。 彼女は、居酒屋にいても、狭い部屋の中に居ても、好きな人の名前を出した。 どこにいても、好きな人の存在があった。彼女の遠い視線は、新宿を向いていた。 それでも、機会を待っていた。男とけんかをしたと聞くたびに心が躍った。 彼女の肢体を抱きしめているときは、たしかに彼女は俺のものになった。 あの時間だけは、正真正銘、二人の間には誰も入れないはずだった。 ーー本文より 1章 俺だけがそういうつまらないヒエラルキーに左右されているのかもしれない 2章 先生はみんなを見渡していて、私は先生のことしか見ていない 3章 立場が違う恋って、どう思う 4章 過ごした三年間に比べたら、三時間なんて、まったく、遠くなんかない 5章 俺たちはもっとこう、純愛の話をしてんの 6章 まあるくて欠けた月をどうしようもなく愛している 7章 二人で、一緒に頑張ろう? 8章 恋はまわりまわって、すべて繋がっている

神都の証人神都の証人

出版社

講談社

発売日

2025年7月2日 発売

◎第174回直木賞候補作◎ ◎第16回山田風太郎賞受賞◎ この国に「正義」は、まだない。 冤罪で父を奪われた少女と、真実を求めた弁護士と検事。 それは人生を賭した誓い。必ず、真犯人を法廷に引きずり出す。 ************************************ 重厚なリーガルミステリーの中で、女と男たちの人生が息をしている。 作者の才能はタフだ。 ーー朝井まかて 見てきたように景色と人を思い出せる。 物語に押し倒されるというのは、きっとこういうことなんだろう。 ーー桜木紫乃 生きるということは、かくも哀しく美しいものか。 司法の闇、冤罪の虚構、人間の絆。作家の才能に嫉妬する。 ーー堀川惠子 時代を超えて受け継がれる法律家の矜持に心が震えた。 ー五十嵐律人(作家・代表作『法廷遊戯』) わたしはこれ以上のリーガルミステリを知らない。 ー染井為人(作家/代表作『正体』) ************************************ 少女は誓った。「真実」を知る者として、何人にも屈さぬと。 男たちは人生を賭して、約束を繋いだ。 昭和、平成、令和。弁護士として、検事としてーー。 【あらすじ】 昭和18年。戦時下、「神都」と称される伊勢で、弁護士の吾妻太一は苦悩していた。 官憲による人権侵害がはびこり、司法は死んだも同然。 弁護士は正業にあらずと、子どもたちにさえ蔑まれていた。 だが、一人の少女・波子との出会いが、吾妻の運命を変える。 彼女の父は、一家惨殺事件で死刑判決を受けた囚人だった。 「お父ちゃんを助けて」 波子の訴えを受け、吾妻は究極の手段に打って出る。 無罪の証拠を得るため、自らも犯罪者として裁かれる覚悟をしてーー。 だがそれは、長い戦いの始まりに過ぎなかった。

ザ・ベストミステリーズ2025ザ・ベストミステリーズ2025

ミステリ読むならこの一冊から! 「2024年ベスト短編ミステリ」集めました! ★★★ 第78回日本推理作家協会賞短編部門受賞作も収録!  久永実木彦「黒い安息の日々」 ★★★ 2024年に発表された短編推理小説の中から、推理作家協会によって選び抜かれた7編を収録。 ・商店街横の古びたビルが高値で売れた理由 ・キャンプ場で起きた事故死 ・記憶をなくした同性の恋人 ・手紙で迫る母の過去 ・合唱部で挑む悪魔召喚 etc. 巻末には昨年のミステリー界の動向を記した「推理小説・二〇二四年」、推理小説関係の文学賞を完全網羅した「受賞作リスト」も収録されています! ミステリ通としても、ミステリの入門書としても読んでおきたい一冊! あなたもこの本を読んで、昨年の短編ミステリを語りませんか? 【収録作】 「黒い安息の日々」久永実木彦 「栴檀秘聞」井上真偽 「とある日常の謎について」今村昌弘 「王手馬取り」貴志祐介 「最高まで行く」斜線堂有紀 「次はあんたの番だよ」法月綸太郎 「あの日、キャンプ場で」水生大海

廃集落のY家廃集落のY家

どんどん怖さが増幅していくのに、続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止められません。 背筋が凍りながら、最後に辿り着いた真実に、驚愕必至…! ホラーや、サスペンス、スリラーを、超越した壮絶な面白さでした! ーー紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん 怪談、ホラーで私の中で最高傑作を読んでしまった。あなたも読んで恐怖におびえてください。 ーーくまざわ書店南千住店 鈴木康之さん とんっっっでもなく怖かったです…。遠坂八重さんって何者ですか。 ーー紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん 発売前から大反響!恐怖、震撼、激賞の嵐。 『死んだら永遠に休めます』で話題沸騰中の著者が「恐怖」を全力で描き切った、渾身の書き下ろしホラーミステリ。 五感を震わす戦慄から抜け出せなくなる。謎が深まる怒涛の展開に一気読み必至。 〈あらすじ〉 令徳大学文学部一年生の小佐野菜乃は、新歓合宿で同学年の蓬萊倫也、泉秋久と出会う。 三人ともオカルト好きという共通点で意気投合し、『怪異研究会』を立ち上げることになった。 しかし、その後蓬莱が音信不通になり行方がわからなくなってしまう。 泉がXで見つけた動画には、夜の草叢に首を微妙に傾けてまっすぐ立つ、蓬莱によく似た男性が映っていた。 その動画が撮影されたと思われる場所へ蓬莱を探しに行った二人は、禍々しい黒い靄をまとった無機物のような彼の姿を目撃する。 一方、菜乃のもとに、十八年前に起きた凄惨な事件に関する差出人不明のメールが届く。 そして、泉と菜乃の身にも異変が起こり始める……。

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