小説むすび | 2025年9月発売

2025年9月発売

森羅記 一 狼煙の塵森羅記 一 狼煙の塵

出版社

集英社

発売日

2025年9月5日 発売

北条時宗の誕生から、元寇に立ち向かってゆく姿を 過去最大のスケールで描く歴史長編シリーズ、開幕。 【あらすじ】 王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ、莫大な富を生んでいた。 時を同じくして、日本は鎌倉時代。執権に就いた北条時頼の悲願である、水軍を持つための準備を着々と進めていた。何か大きな脅威が近づいてくる気がするのだったーー。 堂々たるシリーズ第一巻。 【読者の皆様からの声続々!】 「時間を忘れるほどの面白さ。初めて手に取る歴史小説がこの作品である人がうらやましい」(40代・女性) 「歴史の教科書で退屈にも思えた中世史が、こんなにも魅力的な人々によって作られているということを知りました。敵味方ではなく、全員応援したい気持ちになる作品です」(10代・男性) ■著者プロフィール 北方謙三 (きたかた・けんぞう) 1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。70年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を、17年同シリーズで第6回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。20年に旭日小綬章を受章。24年『チンギス紀』(全17巻)で第65回毎日芸術賞を受賞。『三国志』(全13巻)、『史記 武帝紀』(全7巻)ほか、著書多数。

NHK連続テレビ小説 あんぱん 下(2)NHK連続テレビ小説 あんぱん 下(2)

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NHK出版

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2025年9月5日 発売

逆転しない正義とは? のぶと嵩は、やがて「アンパンマン」を生み出していく 東京に出たのぶは、代議士の秘書として仕事に励んでいた。そんなとき西日本で大きな地震が起こる。高知の人々を心配する中で、のぶは嵩がどれだけ大きな存在であったかに気づく。嵩もまた、のぶに思いを告げる決心をし、東京へ行き赤いハンドバッグを渡す。自分たちの気持ちに素直になった二人はやっと結ばれる。 結婚したのぶと嵩は、おんぼろアパートで新しい暮らしを始める。のぶの妹の蘭子とメイコも上京し、八木や健太郎と関わっていく。嵩は三星百貨店の宣伝部で働きながらも、漫画への情熱を失うことはなかった。嵩の周囲には、いせたくやや六原永輔、手嶌治虫など才能あふれる人物たちが現れ、嵩は巻き込まれるように創作活動を続けながら、多くの人の期待に応えていくのだった。嵩はやがて詩やメルヘンの創作活動に向かい、のぶは嵩を励まし続ける。そして嵩は、太ったおじさんが主人公の「アンパンマン」を描きはじめ……。

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