小説むすび | 2025年9月発売

2025年9月発売

愛と慟哭の果て愛と慟哭の果て

著者

和泉順

出版社

幻冬舎

発売日

2025年9月2日 発売

「愛とは何か? 生きるとは何か?」を問う神秘サスペンス 瀕死の男が奇跡的な生還を遂げた。しかし男は、別人のように豹変していた。 大阪バラバラ変死事件、横浜爆死事件、そして大胆な銀行襲撃ーー 次々と起こる不可解な事件の裏には、男に憑依した邪悪な魂の存在があった。 前世の復讐に囚われた魂は、哀しみの因果を断ち切れるのか。それとも、新たな悲劇を生むのか。 銀行支店長・鳥飼信一は、通勤途中に倒れ生死の境を彷徨う中、 “何か”に憑依された。 意識を取り戻した鳥飼は、人が変わったように次々と不可解な事件を起こしていく。 彼に取り憑いていたのは、アンドロメダ銀河の刑務所から脱獄してきた“フォントス”という名の魂だった。 時を同じくして、瀕死の重傷を負った刑事・長谷川譲にも追跡者“アシュラ”が憑依し、壮絶な追撃戦が始まるーー。 第一章 プロローグ/第二章 愛人/第三章 追跡/第四章 連続変死事件/第五章 銀行襲撃 /第六章 前世/第七章 城ケ島事件/第八章 新たな始まり/第九章 野毛/第十章 表と裏/第十一章 出向/第十二章 銀河の力/第十三章 細い糸/第十四章 アミという女/第十五章 テロ前夜/第十六章 花火工場爆破事件/第十七章 新橋爆破事件/第十八章 アマテラス/第十九章 浮島炎上/第二十章 港スタジアムテロ事件/第二十一章 亜矢逝く/第二十二章 富士決戦/第二十三章 エピローグ

オリオンの3人娘オリオンの3人娘

南の島の、ちょっと不思議な冒険物語 オリオンのきらめきとともに生まれた3姉妹、チーホ・チーグ・ミーニョ。 森に住む妖怪・ケンムンに見守られながらすくすく育った3人に、ある日思いがけない大事件がーー⁉ ある夜、おそろしい台風が島をおそい、おとうさんとおかあさんが、風に吹き飛ばされてしまいます。 残された3姉妹は、大好きな家族を助けるために2人をさがす大冒険へ! 旅の途中で出会うのは、歯のないハブのおじいさん、気絶ばかりの子ガラス、口笛にこたえる笛吹き鳥……。 小さな体と大きな勇気で、3人は海の向こうを目指して進みます。 はたして、家族はふたたびめぐりあうことができるのでしょうか? はじまりの章 三角定規の島 第1章 星の夜の不思議なできごと      三人の娘 第2章 夢見みるチーホとハブ      張り切るチーグとカラスの子      小さなミーニョと笛吹き鳥 第3章 おそろしい台風 第4章 見知らぬ島に 第5章 チーホの決心ーーおとうさんとおかあさんをさがしに行こう! 第6章 歯のないハブのおじいさん 第7章 ミーニョの口笛ーー島が見えた! 第8章 葉っぱの舟       恋人どうしのイカ 第9章 イカ飛び団      草舟が岸についた! 第10章  家族の再会 第11章  時計草のケーキ

転生したBLゲームの世界で姫と呼ばれている事を俺はまだ知らない転生したBLゲームの世界で姫と呼ばれている事を俺はまだ知らない

出版社

MUGENUP

発売日

2025年9月2日 発売

目が合えば顔をそらされ、話しかければ逃げられるーー。 存在そのものが嫌われている俺(木戸ルイ)は、学園に入学したその日、とある人物を目にして気づいてしまった。 ここは、前世で腐女子の姉がハマっていたBLゲームの世界だ! けれどすぐに、モブの俺には関係ないなと思い直す。それより学園デビューで嫌われ者の俺にも友達ができるかも! そんな期待を持っていたが、結局皆から距離を置かれてしまった。 せめて迷惑をかけないようにひっそり静かに過ごそうーーそう決意しぼっち飯をしていたら、ゲームの主要キャラでヤンキーの白伊先輩に「調子にのってる」と絡まれてしまう。 高圧的に接してきた先輩だったが、俺の境遇に同情したのか「んじゃあ、俺とダチになるか」と提案してくれる。 ……え、今友達ができた!? 舞い上がる俺に白伊先輩はこの世界の『友達付き合い』の方法を教えてくれるのだが、白伊先輩だけでなく他の主要キャラも距離が近すぎて……? ☆ 書き下ろしSS「姫、スカウトされる」と、シーンを彩るモノクロイラストも収録!

もうひとつのエデンもうひとつのエデン

ある島の〈ノアの箱船〉の物語 ブッカー賞ほか最終候補作 優生学の名のもと、実在の島マラガに起きたことを題材に、美しい詩的文体で描きだすある島の年代記。 一七九二年、逃亡奴隷のベンジャミン・ハニーはアイルランド出身の妻ペイシェンスと共に様々な林檎の種を持ってメイン州の小さな無人島にやってきた。ふたりは苦労して林檎園を作り上げ、島はアップル島と呼ばれるようになる。 それから約百年、ハニー家の子孫と肌の色も様々な島民は、豊かな自然のなかでつましくもひっそりと穏やかに暮らしていた。そこへ一九一一年、理想に燃える白人の元教師マシュー・ダイアモンドがやってくる。ベンジャミンのひ孫にあたるエスターは、ダイアモンドの善意は理解しながらも心をざわつかせるが、彼の指導で何人かの子どもたちは絵画や語学、数学の才能を花開かせていく。 ある日突然、本土から知事の命で委員たちがアップル島の視察に現れる。いきなり子どもたちの頭に測定器を当ててなにやら書き留め、子どもたちは怯え、大人たちは反発する。やがて島と人々を襲う大きな悲劇とはーー。 刊行直後から話題を呼び、ブッカー賞、全米図書賞、国際ダブリン文学賞などの最終候補作に選出された。美しく痛切な祈りの物語。

NO.6[ナンバーシックス]再会#2NO.6[ナンバーシックス]再会#2

出版社

講談社

発売日

2025年9月3日 発売

シリーズ累計230万部超え、2人の少年の友情を超えたディストピア小説の傑作! ・『NO.6再会#1』発売告知後、即Xでトレンド1位! ・『NO.6再会#1』Amazon1位(SF・ホラー・ファンタジー6月6日調べ) ・『NO.6再会#1』ジュンク堂池袋本店総合1位(2025年6月2日調べ) ・『NO.6再会#1』トーハン週間ベストセラー文芸書2位 (2025年6月3日調べ) ・細谷佳正、推薦!(アニメ「NO.6」ネズミ役) 『再会を必ず。 ネズミ』 ・度重なる戦禍で地球環境が壊滅した世界に生きる紫苑とネズミ。 「NO.6」のエリートとして育てられた少年・紫苑(しおん)と、「NO.6」の外に広がるスラム地区「西ブロック」に住むミステリアスな少年・ネズミは、腐りきった偽りの理想都市を崩壊させた。二人は、新世界を再構築できるのか。真っ直ぐすぎる二人の未来の命運をわける2巻。 ──きみは、ぼくを掴めないと言ったけれど、ぼくにとっては、きみこそが謎だ。確かに存在しているのに決して手に入らない。 ●「NO.6」シリーズ読者からの感想 「たくさん本は読んできたけれど、これ以上面白い本に出合ったことがない」 「呼吸を楽にしてくれた本」 「死にたくなったらネズミの言葉を思い出します。逃げずに前へ進め!現実を見ろ! どんなに現実が辛くても光を見いだせる人になりたいと思います」 「泣きたくなった夜に読みます。おまえはどうありたいんだ? いつでも自分にできることを問いかけ、動きづつけたいと思います」 ●あさのあつこさんからのメッセージ 声を聞きました。ネズミの声です。 「生きる場所も死ぬ場所も自分で決める。あんたじゃなくおれが決める。余計なお節介は止めてもらおうか」と。 そうか、彼らは既に出逢い、運命を紡ぎ始めているのか。 だとしたら、わたしも、もう一度だけ、本当にもう一度だけ、彼らに手を伸ばそう。この手で彼らの生に触れてみよう。 『NO.6』の作者として戦ってみよう。あれほど恋焦がれた少年たちに挑んでみよう。 今はただ、それだけを考えています。 14年の時を経て、あなたに再び『NO.6』を届けます。

右から二番目の星へ右から二番目の星へ

出版社

小学館

発売日

2025年9月3日 発売

結末に涙する、仕掛けに満ちたひと夏の物語 ノイズに溢れたこの世界で、 「大人になる」とは一体どういうことなのだろうか。 「子どもの土地」で永遠の子どもだった「その子」は、心に曇りが生まれ、ある日飛べなくなってしまった。だから、地上に堕とされた……自らの代わりとなる子を一人、連れ去るために。 夏休みの始め、青森のボーイスカウトで、スナメリが座礁した熊本の海岸で、埼玉から繋ぐオンラインゲーム内で、悩める子どもたち3人に奇妙な出会いが訪れる。いなくなる子は、誰なのか。自由と不自由のあいだでもがく少年少女、それぞれの決意とは。 誰もが経験し、忘れてしまう、「あの頃」の怒りと光にいま向き合う。 意外なその結末にきっと涙する、仕掛けに満ちたひと夏の物語。 最後の2行に込められた意味を 理解できる「大人」でありたいと思いました。 ……青山美智子氏 人が生きる底の底から、子どもという存在を見詰めれば こんなにも不思議で美しく、残酷な物語が生まれる。 ……あさのあつこ氏 【編集担当からのおすすめ情報】 本作に顔を覗かせるのは、イギリスの名作「ピーター・パン」。 1人を「子どもの土地」へ連れ去るためにやってきた「その子」、 それぞれの出会いによって変化や成長をすることになる5人の子、 計6人の少年少女のひと夏を、 2022年に小説現代長編新人賞を受賞しデビューした新進気鋭の作家が描きます。 自分の中に閉じ込めてきた怒りや絶望、いつのまにか忘れていた煌めきや希望。 それらを怖いほど鮮やかに蘇らせてくれる1冊です。 「その子」は一体誰なのか?考えながらお楽しみください。

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