2024年1月10日発売
王都の騒動を経て、領地に戻り落ち着いていた私、ユミエラ。だが「ユミエラさんと張り合えるのはユミエラさんしかいませんわね」というエレノーラの発言がきっかけで、脳内私VS私バトルが始まってしまう。そして気がついたらーー私の左半分が死後の国に迷い込んでいたってどういうこと!?ともあれ生き返るため、この謎の国の探索を始めることに。 一方現世のもう半分の私も、未決着の左右対決に勝利するためーーもとい、この状況を解決するため動き始めて……!?
大公に即位するエリーを手助けするため、ルメオン公国に向かったオパールとジュリアン。タイセイ王国でエリーを誘拐しようとした人間をあぶり出し、消えた巨額の鉱山収益の行方を探るため、二人は様々な手法で公国の要人に接近する。 エリーの献身的な活動で我が儘公女という評判は変わり始めたものの、誘拐犯も隠し財産も見つからず、オパールは危険な賭けに出ることに……! オパールとジュリアンの最強兄妹は、無事にエリーを大公にさせられるか!?
王宮内に聖樹が爆誕し大騒ぎになる中、当の元凶の莉奈は平常運転で、黒竜が狩ってきたリヴァイアサンを調理開始!美味しいカルパッチョに仕上げ、最初は神をも恐れぬ所業だと震えていた料理人たちをもやっぱり虜にしてしまう。 さらに莉奈は、黒スライムを乾燥させるとタピオカ風になることも偶然発見し、異世界にもタピオカブームの足音が!? 魔物食が浸透しすぎて、魔物を狩りすぎたら食べられないと心配までされる始末の、グルメ改革コメディ第10弾!
魔帯箱を形にし二年生へと進級したクノンは、憧れのサトリ先生のフィールドワークに同行、早速波乱を巻き起こす。 さらに、森林化が進んだ学園地下の迷宮で、神話上の植物と思しきものの目撃情報が! 教師陣を中心にした捜索隊が急遽結成される中、クノンもそこに抜擢されーー? 特級クラスの後輩に新たに加わったジオエリオンの従妹もすぐさま魔術沼に引きずり込んで、さらに賑やかに加速する盲目の天才の魔術探求・二年生編スタート!
突然、異世界へ転移してしまったが冒険者育成クランに保護され、そこで自由気ままなスローライフを満喫中の悠利。ダンジョンマスターとまったりしたり、お高めなランチに舌鼓を打ったり、卵や肉を使った定番化メニューをアレンジしてみたりとやりたい放題楽しんでいた! そんな中、クランメンバーの兄姉が困っていると知り、失せ物探しや怪しい人物の調査をすることに。チート過ぎる鑑定系の上位技能(スキル)【神の瞳】を使って問題解決しちゃいます!
異国から訪れた金髪碧眼の少女ベネデッタら一行は、猩々を一刀両断するほどの精霊力を備えていた。精霊器に匹敵する武器をも持つ彼女らは、晶の特異体質にも気付いているようで、晶に波国で騎士にならないかと揺さぶりを掛け……? 一方、陸斗の故郷を占拠した謎の集団の蜂起を防ぐため、晶は諒太らと村へ。晶が土地神と話したことで、ベネデッタたちが高天原の神々の力を簒奪しようとしていることが発覚! 晶は、この土地と自らの誇りを賭けて刃を振るう!
黒の森に現れた強力な魔物を討伐し、“いつも”の暮らしを守ったエイゾウ。夏が終わり、家族みんなで温泉作りを進めていたある日、カミロの紹介でやってきたのは「北方」から来たという少女だった。鍛冶師を志す彼女は、マリウスやカミロへの伝達手段として小竜を提供する代わりに、エイゾウの工房に弟子入りさせて欲しいと言う。 北方出身と偽ってきたエイゾウは、自身の身バレを気にしながらも一時的に彼女の師匠となるのだが……?
黒の森に現れた強力な魔物を討伐し、“いつも”の暮らしを守ったエイゾウ。夏が終わり、家族みんなで温泉作りを進めていたある日、カミロの紹介でやってきたのは「北方」から来たという少女だった。鍛冶師を志す彼女は、マリウスやカミロへの伝達手段として小竜を提供する代わりに、エイゾウの工房に弟子入りさせて欲しいと言う。 北方出身と偽ってきたエイゾウは、自身の身バレを気にしながらも一時的に彼女の師匠となるのだが……?
いつものファミレスーーそこは、親の再婚でなんとなく家に居づらくなった俺の逃避先。家族と無理に過ごさずにすむ、自分だけの居場所。 そんなファミレスでいつも見かけるクラスメイトの加瀬宮小白は、誰とも馴染まない孤高の美少女。どうやら彼女も家に居場所がないらしい。ひょんなことからお互いの秘密を語り合った俺たちは、遅く帰るためのアリバイを作る《ファミレス同盟》を結ぶことになって……。 その日から俺たちは、お互いがありのままでいられる関係になり、退屈だったファミレスでの時間は小白と愚痴り合う楽しい時間になった。 「「---明日の放課後、いつもの店に集合で」」 放課後のファミレスで、今日もふたりの帰らない理由探しが始まる。
全ては師匠・ラディアータとの約束を果たすため。聖剣演武の頂へ駆け上がる“元・無能”の少年・識は、ついに日本トーナメントへの出場権を獲得した! ところが聖剣“無明”の秘密が白日の下に晒され、識は聖剣協会から出場辞退を迫られる。 そのシナリオを書いた主は、世界の頂点に君臨する『剣星二十一輝』の一人・オリヴィア。 かつてラディアータの妹弟子だった彼女の策略、そして試合での敗北を強いられる識。 彼が夢を諦めかけた時、ラディアータは告げるーー「少年、勝ってしまえ」と。 そして、かつて無能だった少年の刃が、ついに世界の頂へと届く! 師弟の絆輝く青春〈決闘〉ファンタジー、白熱の第3巻。
☆短編集Alter.1も好評発売中☆ 連邦領内を騒がす自爆テロ、〈レギオン〉の猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。 憶測と疑心と悪意がさらなる混乱を生むなか、誰かがぽつりとこう言った。連邦政府は〈レギオン〉を一掃する兵器を秘匿している。誰かが言った。共和国の連中は〈レギオン〉どもと内通している。誰かが言った。俺たちが助けてやった、〈エイティシックス〉どもは……誰かが、ダレかが。ああ、『俺たち』以外の誰かのせいでーー! そしてーー最悪のタイミングで一部の共和国民が武装蜂起を決行し独立を宣言。前線で撤退支援に従事する機動打撃群も鎮圧に動員されることになる。しかし、彼らの女王陛下たるレーナがいまだ後方に留め置かれたままで、シンは心をかき乱し続ける。 時を同じくして、ユートはチトリたち〈仔鹿〉をともない、共和国領にある彼女たちの故郷を目指す旅を続けていた。旅のなかで育まれる友情、そして愛情。境遇を同じくして、しかしともに歩めなかった彼女たちとの、最初で最後の旅路…… 一方、ユートからの『伝言』を受け取ったダスティンは過去と現在の狭間で苦悩し、彼の様子にアンジュは自己を苛む。 青銀の髪を持つ彼女は、白銀の瞳を持つ彼に言った。 --ずるくいてね。 淡紫の瞳を持つ彼女は、淡金の髪を持つ彼に言った。 --きっとあなたは私を忘れないね。 "おそらく人々は知らない。相反するはずの愛と呪いが、じつはよく似た形をしていることを。"
コーストリアと共に魔弾世界に侵入したアノスは、要塞深部で大提督ジジと対峙する。一方、それを陽動として別行動をとるミーシャとサーシャは自らの母にして先代創造神・エレネシアと邂逅し、銀滅魔法の秘密を聞かされる。それは一つの世界そのものを弾丸として放つという、世にもおぞましいものだった。 自らの世界すら使い捨てることを厭わないーーそんな魔弾世界の本質を変えるため、エレネシアはこの世界の主神に戦いを挑む。勝利の鍵は、かつて彼女を愛し、救った“第二魔王”の遺した力の一端ーー!! 第十四章《魔弾世界》編、完結!!
別の世界である『異郷』からやってきた少女・一妃。床辻の土地神としての権能を引継ぎ、東の地柱となった少年・蒼汰。そして『血汐事件』の影響により、首だけになって生きる蒼汰の妹・花乃。奇妙な関係でありながらも、三人は家族として新しい生活を歩み出していた。 そんなある日、床辻の怪異を管轄する『監徒』の手引きで、蒼汰の転校が決定。そこには北の地柱・墨染雨が待っていた。土地神の先輩である彼女から忠言を受けながらも、床辻の守り手として蒼汰は着実に成長していく。 だが、異郷からの浸食現象【白線】が日に日に勢いを増す中、『血汐事件』で消えたはずの少女が現れーー。
カグヤが意識を失ってから一週間が経った。《勇者》の内部に精神を囚われ昏睡状態のカグヤ、そして研究長の訃報。混迷するカローンの前に《勇者》は再び現れる。 「……元に戻っただけだ」 そう言い聞かせるように戦いへ身を置くアズマたち。だが、カグヤが示した“救い”を今更忘れることなどもう出来ない。 《勇者》と『勇者』。殲滅軍の内と外。彼らはどこから来たのか。なぜ戦わなければならないのかーー終わりなき戦火の果てに逆転する世界。 全てを知った少年は再び“勇者”になることを決意する!
ツンデレ聖女・ステラの《杖》に転生した俺。無事に二年生へ進級したステラは、学年代表として年に一度の『聖法競技会』に臨むことに! もう一人の代表、炎を操る名門フランツベル家の令嬢・クインザに対抗するため、水を操る少女・アンリを仲間に勧誘しようと試みるがーー 「ど、どーしてもって言うなら、仲間に入れてあげてもいいのよ!」 ……ステラ。そんなツンデレ構文でホイホイ釣られるのは俺だけだぞ! ほら一蹴されてるじゃないか! でも、クインザに勝つためには彼女の聖法が必要なんだよな? よし。押してダメなら“推す”までだ! 愛するステラのため、俺はクーデレ少女・アンリの攻略に乗り出すーー!? そして、再びステラの抹殺を目論む《女神》の次なる一手とは。
よる十二時、ぼくらは『ほうかご』に囚われるーー。 『ほうかごがかり 二森啓』 小学六年生の二森啓はある日、教室の黒板に突如として自分の名前が謎の係名と共に書き込まれているのを目撃する。その日の深夜十二時、自室。学校のチャイムが爆発的に鳴り響き、開いた襖の向こうには暗闇に囲まれた異次元の学校ーー『ほうかご』が広がっていた。 学校中の教室に棲む、『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在。ほうかごに呼び出された六人の少年少女は、それぞれが担当する化け物を観察しその正体を記録するために集められたのだった。絵が得意な啓は屋上に潜む怪異『まっかっかさん』を捉えるべく筆を手にするが……。 鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”。 序章 一話 二話 三話 四話
「やっほー、彼氏クン見てるー?」 佐久原颯太、高校一年生。初めてできた彼女は『彼女』に奪われました。 ヤツは水嶋静乃。ボーイッシュな顔立ちと高身長で「彼氏にしたい」美少女No.1。けど、なぜか俺にだけは飄々とした態度でからかってくる、憎き恋敵だ。それなのに…… 「本当の狙いはキミだよ、颯太。私と付き合ってよ」 こ、こいつ、いきなり壁ドンしてきやがった! しかも「お試しで付き合う一か月間で私を好きにさせてあげる」なんて言いだしてきて……。俺は絶対お前なんかに落とされないからな! イケメン美少女に毎日くどかれる、一方通行ラブコメ!
3Dバイオプリンターの進化で、バックアップから生命を再生できるようになった近未来。世界最先端のテックカンパニーで働くエンジニア・園晴壱(その はるいち)は、突然の異動辞令を受けた直後──意識を失った。 その後バックアップから〈復元〉されて目覚めた晴壱は、なぜか死亡直前の記憶を喪失していた。そのため面会に訪れた保険調査員を名乗る謎の美女・殿森空(とのもり うろ)より、保険金詐欺として多額の債務返済を迫られる。さらに時を同じくして、全人類の記憶のバックアップをロックするという前代未聞の大規模テロが発生。晴壱はその主犯としてまさかの指名手配を受ける。双方の打算から空と手を結んだ晴壱は、身に覚えのない容疑を晴らすため自らの死の真相の解明に挑む。 プロローグ 追憶(二〇二×年四月五日) 1章 二〇三×年十月二日 栃木県・桧山サーキット 2章 オルタネート 3章 ファントムサーキット 4章 データスフィア1 5章 セピア×セパレート エピローグ
容姿端麗、学業優秀、スポーツ万能、金持ちの家に生まれ、超美人の姉妹までいる。順風満帆な人生を送る千秋には悩みがあった。 なぜか! ま〜ったく女の子にモテない! 生まれてから一度も恋をしたことがない! 高校では心機一転、女子にちやほやされる日々を送ってみせる! そう誓った翌朝、目覚めた千秋は女の子になってしまっていた。自慢の外見を失ってしまった千秋は大ショックを受けるが、鏡で見た「わたし」の姿は、めちゃくちゃ可愛い! さっそく妹に見せびらかしに行く千秋だったが、女子にモテモテな双子の妹・楓の身にも、とんでもない異変が起こっていてーー これは埼玉県が誇る美少女三姉妹の次女、千秋ちゃんによるーーまったく恥ずかしくない堂々たる初恋の物語である。
「友達から聞かれたんだけど……蒼汰ってどんな子がタイプなの?」 悩める高二男子・瀬高蒼汰はある日、幼馴染で片思い相手・藤白乃愛から珍しい相談を受けていた。 「乃愛……! まさかそれって……」 「ち、ちがっ、これはトモダチの話だからね!?」 この手口なら、恋愛に疎い蒼汰でも知っている。 〈〈“友達の話”で始まる恋バナは、たいてい本人のことである!〉〉 --つまりは乃愛も蒼汰のことが!? と思いきや後日、蒼汰は他の女子から告白されてしまう。まさか本当に“トモダチの話”だった? でも乃愛はグイグイ甘えてくるし……“トモダチ”って一体誰なんだ!?