2024年9月12日発売
リスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまちリスボン日和 十歳の娘と十歳だった私が歩くやさしいまち
「母さん、父さん。私、ユンソを連れてリスボンに帰ってきたよ。」亡き父母への様々な思いを胸に、幼少期に家族と過ごした思い出の地に娘ユンソとともに再訪することを決意したキョンソン。過去の思い出と向き合い、家族の大切さや娘との新たな絆を築いた12日間の旅路を記す。韓国の女性たちから愛される作家にしてエッセイスト、イム・キョンソンが、「最も大切な作品」と位置付けるエッセイ、待望の邦訳版!
ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事ホテル物語 グラフホテルと5つの出来事
この話は、グラフホテルが閉館する、最後の半年間に起きたことである。閉館を半年後に控えた名門グラフホテルで、それぞれの人生の転換点・区切りに直面した人々の悲喜こもごもを描く珠玉の5編!
テメレア戦記 8 暴君の血テメレア戦記 8 暴君の血
南米大陸での任務を果たし、帰国の途につこうとしたテメレアとドラゴン戦隊の仲間たちだったが、ミエンニン皇太子の側近であった料理人ゴン・スーの招きを受け、一路中国を目指すこととなった。しかしその途上、ポテンテート号は激しい嵐に呑まれ、座礁してしまう。その頃、極東の島国の浜辺に、ひとりの西洋人男性が漂着した。しかも彼は、頭部に深い傷を負い、長きにわたる記憶を失っていた。“-「ウィリアム・ローレンス」と、男は口にした。そう、これが自分の名前。”各国のドラゴンたちとともに、記憶の深い淵をたどりながら、日本から中国、そしてロシアへと至る果てしない旅のゆくえはー。