おむすび | 2025年5月26日発売

2025年5月26日発売

恋恋往時恋恋往時

著者

温又柔

出版社

集英社

発売日

2025年5月26日 発売

自分にないものを思って憂うのではなく、 他のひとにはなくて、 私だけが持っているらしいもののことを考えようーー。 国境と言語を跨いで射し込む光に照らされた、日本と台湾、4つの物語。 ーーこれからあたしたちは、飛機に乗ってパパのところに行くのよ。 幼い頃、父と一緒に暮らすため、母と共に台湾から日本へ旅立った「私」。 四十年が経ち、祖母の葬儀に出席するため台湾に向かう「私」の心に蘇るのは、 かつて耳にした台湾語と懐かしい家の光景、亡き母の朗らかな歌声だった。(「二匹の虎」) 表題作「恋恋往時」や姉妹編「二匹の虎」をはじめ、 しなやかな生のありようを描いた4作を載録する作品集。 【著者略歴】 温又柔(おん・ゆうじゅう) 1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年、「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞しデビュー。2016年、『台湾生まれ 日本語育ち』で第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2020年、『魯肉飯のさえずり』で第37回織田作之助賞受賞。著書に『来福の家』『真ん中の子どもたち』『空港時光』『永遠年軽』『祝宴』、木村友祐との往復書簡『私とあなたのあいだーーいま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。

こいしか!〜恋はしかく?〜(3)こいしか!〜恋はしかく?〜(3)

出版社

小学館

発売日

2025年5月26日 発売

ジャンル

4人の「好き」がこんがらがりながら加速中 れんはクラスの人気者・王子のことが好き。 王子は、幼なじみの氷上くんに恋する白鳥さんという好きな人がいたけれど、 少しずつれんに特別な気持ちを抱くようになって、休日にれんを買い物に誘う。 「王子と両想いになれたらこういう日がもっとあったりするのかな・・・・?」とドキドキしながら1日を楽しむれん。 ふたりの距離が近づく一方、白鳥さんの好きな人・氷上くんはれんへの恋心を つのらせて・・・・!? 4人の「好き」がこんがらがりながら動き出す! 【編集担当からのおすすめ情報】 「両思いになりたいからがんばるしかないじゃん」 「好きな人は絶対自分のものにしたい そうならないならいらない てかいっそ不幸になってほしいかも でも 私にふり向いてくれるなら絶対世界一幸せにしてあげる!」 人生でいちばん難しい!?「恋」に真っ正面からぶつかって、喜んだり苦しんだりしながら全力でがんばる4人が愛おしすぎる!!!! 読めば「恋」のすべてがわかる、誰かを好きになったことがある人は全員必読の1冊です

キング様のいちばん星(10)キング様のいちばん星(10)

出版社

小学館

発売日

2025年5月26日 発売

ジャンル

王道学園ラブコメ、超あま溺愛編スタート! 学園アオハル×超ラブ両想い 「好き」がもう止まらない第10巻★ 二人同時に、 最上級の「好き」を伝えて告白した星来と大雅。 世界がぐるりと変わりそうなほど 甘くて……甘すぎる恋人編開幕! “はじめて”をぜんぶ大雅と… 近ければ近いほど欲しくなって 「大雅くんがたりない」 白龍たちいつメンの、一泊二日!広島旅行編も!★ 読むと恋をしたくなるーーキン星史上、極甘の第10巻! 【編集担当からのおすすめ情報】 星来と大雅のラブシーンがいっぱいつまった 大大大キュン祭りの10巻です! 今回のキン星はとにかくキョリが近いっ! 10巻はじめ、 二人だけの最強にときめく告白は絶対に必見! こんなの二人にしか出来ない・・・。 そして、絶対的キングの”恋人”になる星来。 いままで普通に出来ていたことも、全部に意味を持ちはじめて、 意識しちゃって・・・・ ただ、それは星来だけでなく!? そんな中、大イベント・・・一泊二日の旅行がスタート! 胸の高鳴りが止まらない第10巻!ぜひお楽しみください! さらに、番外編もたくさん収録★ 最上級の”大好きな気持ち”がいっぱいで 何度でも読み返したくなる、傑作の10巻!

電脳の歌電脳の歌

《宇宙がまだ今日ほど乱れていなかった頃、すべての星はきちんと並んでいたので、左から右に、または、上から下に容易に数えられたし、大きめで青い星々は別個にひとかたまりになり、小さめで黄ばんだ星々は二級天体として隅っこに追いやられ、宇宙空間にはいかなる埃も塵も星雲ごみも見当たらなかった、そんな古き良き時代、〈永久全能免許状〉を持つ建造師たちが時折旅に出ては、遠く離れた人々に親切な忠告や助けをもたらすのが通例であった》 かくて全能のロボット建造師トルルルとクラパウツィウスのふたり組は、中世の騎士のごとく広大無辺の宇宙を隅から隅まで旅し、行く先々で権力に貪欲な惑星の王たちや、暗黒に住まう未知の怪物からつきつけられるとんでもない難題の数々にぶち当たる羽目に。──そんなふたりの奇想天外、奇妙奇天烈、抱腹絶倒の冒険を、諧謔と風刺、機智とユーモア、パロディに言語遊戯、文体実験や文明論的批評などを交えて寓話風に描いた愉快な連作短篇集。 邦訳版『宇宙創世記ロボットの旅』には未収録だった作品を精選増補し、新訳および本邦初訳でお届けする決定版。 【目次】 いかにして世界は助かったか トルルルの機械 大いなる殴打 トルルルとクラパウツィウスの七つの旅  探検旅行その一、あるいはガルガンツィヤンの罠  探検旅行その一A、あるいはトルルルの電遊詩人  探検旅行その二、あるいはムジヒウス王のオファー  探検旅行その三、あるいは確率の竜  探検旅行その四、あるいは、トルルルがパンタークティク王子を愛の苦悩から救わんがため、いかにオンナトロンを使用したか、そしてその後いかに子供砲を使うようになったか  探検旅行その五、あるいはバレリヨン王のおふざけについて  探検旅行その五A、あるいはトルルルの助言  探検旅行その六、あるいは、トルルルとクラパウツィウス、第二種悪魔を作りて盗賊大面を打ち破りし事  探検旅行その七、あるいは、己の完璧さがいかにしてトルルルを悪へと導いたか ゲニアロン王の三つの物語る機械のおとぎ話 ツィフラーニョの教育 ロボットの旅、言葉の冒険ーー『電脳の歌』訳者あとがき(芝田文乃) 解説 トランスヒューマンが人間を逆照射するーー『電脳の歌』の詩学と記憶の考古学(沼野充義)

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